2023年 理工学部 シラバス - 海洋建築工学科
設置情報
科目名 | 建築設備 | ||
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設置学科 | 海洋建築工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 高橋・森田 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D25A |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 建築設備の基礎を学び、建築物の知見を深める。建築設備の基本を理解し、脱炭素社会の基本となる省エネを理解し応用できる社会人を目指す。一級建築士の試験問題に出てくる建築設備の回答の丸暗記ではなく、基本や原理を理解する事で、建築系社会人として活躍できる建築設備の知識の一部を習得する事を目標とする。 本授業科目はDP1・2・3・4及びCP1・2・3・4に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
原則として対面授業とする。感染症対策として対面授業が出来ない場合は、同時双方向型授業とする。 本講義は、設備設計および設備施工管理の実務経験を持つ担当教員が、設備職員がゼネコンやサブコンで実際どのような実務を行っているか経験談を織り交ぜながら講義を進めていく。 |
履修条件 | 語学:日本語による専門授業に理解が出来る言語能力が必要。計算:中等学校卒業レベルの計算力が必要。建築設備の法的内容の基礎、および建築設備の原理の理解を深める。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス及び建築設備を学修する上での一般常識 建設業を含めた建築系社会人となった場合に必要な、最低限の建築設備の知識についての解説。 復習(事後学修)とは、今回授業で行った重要な場所の再確認と理解度を認識し、疑問点はメールまたは次回授業で質問し、確実に理解する為に行う。復習時間は記載無き限り2.0時間とする。 予習(事前学習)とは、次回授業で講義する範囲の教科書の熟読と疑問点を抽出し、可能な範囲で調査する事を言う。予習時間は記載無き限り2.0時間とする。 復習内容:今回の授業の重要点の確認。予習内容:次回授業の教科書の熟読と疑問点の抽出と調査。 |
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第2回 | 前回授業での質問の回答。 Ⅰ:建築設備の基礎事項 Ⅱ:建築設備の共通技術 Ⅲ:エネルギー利用技術 Ⅳ:電気設備についての説明。 復習内容:今回の授業の重要点の確認。予習内容:次回授業の教科書の熟読と疑問点の抽出と調査。 |
第3回 | 前回授業での質問の回答。 Ⅴ:給排水・衛生設備のうち給水設備について。 給水設備の歴史から各種給水方式の解説と、現在採用されている給水方式の説明。 建築基準法上の給水設備の説明。 各種水道局による規定についての説明。 復習内容:今回の授業の重要点の確認。予習内容:次回授業の教科書の熟読と疑問点の抽出と調査。 |
第4回 | 前回授業での質問の回答。 給水設備の続きと給湯設備 給湯設備の歴史を学び、最新の給湯設備について理解する。 住宅・事務所・ホテルなど、システムが異なる給湯方式を理解し、一級建築士の試験問題の理解を深める。 復習内容:今回の授業の重要点の確認。予習内容:次回授業の教科書の熟読と疑問点の抽出と調査。 |
第5回 | 前回授業での質問の回答。 排水通気設備 排水設備の歴史を学び、現状の排水方式について理解する。 建築基準法にある設備関連の排水部分の法的根拠を理解する。 排水設備の法律などを学び、一級建築士の試験問題の理解を深める。 復習内容:今回の授業の重要点の確認。予習内容:次回授業の教科書の熟読と疑問点の抽出と調査。 |
第6回 | 前回授業での質問の回答。 衛生器具設備・水系消火設備 衛生器具の歴史を学び、最新の衛生器具の能力を理解する。 建築基準法にある設備関連の衛生器具設備の法的根拠を理解する。 一級建築士の試験問題に出題される傾向の高い、水系消火設備についての理解を深める。 復習内容:今回の授業の重要点の確認。予習内容:次回授業の教科書の熟読と疑問点の抽出と調査。 |
第7回 | 前回授業での質問の回答。 Ⅵ:空調調和設備 建物の省エネルギー対策の代表である空調設備について学び、建築として貢献できる省エネについて理解を深める。(パッシブとは何かを学ぶ) 一級建築士の設計製図などに出題される傾向が強い、大空間の空調方式など、最新の設備について理解を深める。 復習内容:今回の授業の重要点の確認。予習内容:次回授業で行う中間試験範囲の重要点の再確認。 |
第8回 | 換気設備 建築基準法上の初歩の換気設備から、一般的な事務所など最新の換気設備について学ぶ。 建築基準法にある設備関連の換気部分の法的根拠を理解する。 |
第9回 | 中間試験 2~8回までの授業内容の試験を行う。 試験内容は、基本的に将来必要と思われる教科書内の記載事項について出題し、回答は教科書の記載事項の通りとする。 試験終了後、試験内容についての解説を行う。 復習内容:今回の試験問題の内容の再確認。予習内容:次回授業の給排水設備まとめの範囲の教科書の再読。 |
第10回 | 給水設備まとめ 前回授業では触れていない内容や、重要な部分の再確認 及び今までに無かった新たな給排水衛生設備の質疑回答を行う。 復習内容:今回の授業の重要点の確認。予習内容:次回授業の空調設備のまとの範囲の教科書の再読。 |
第11回 | 空調設備・換気設備まとめ 前回授業では触れていない内容や、重要な部分の再確認を行う。及び今までに無かった空調換気設備の質疑回答を行う。 Ⅶ:防災設備・Ⅷ:情報設備・Ⅸ:保全・管理 復習内容:今回の授業の重要点の確認。予習内容:次回授業の給排水衛生設備全体の教科書の再読。 |
第12回 | 給排水衛生設備計画 建物の給排水衛生設備一式の設計を行う。 復習内容:今回の授業の重要点の確認。予習内容:次回授業の空調換気設備全体の教科書の再読。 |
第13回 | 空調換気設備計画 建物の空調換気設備一式の設計を行う。 復習内容:今回の授業の重要点の確認。予習内容:次回授業で行う期末試験範囲の重要点の再確認。 |
第14回 | 期末試験 総合的な建築設備の理解度を確認するために、将来必要と思われる教科書の記載事項について出題し、回答は教科書の記載通りとする。 終了後に試験問題に対する解説を行う。 復習内容:今回の試験問題の内容の再確認。予習内容:次回の再確認の範囲の教科書の再読。 |
第15回 | 期末試験の内容による建築設備の基本内容の再確認 及び1級建築士筆記試験の建築設備部分の法的根拠の再確認を行う。 復習内容:教科書全体の内、将来必要と思われる項目の抽出と付箋等による印付け。4時間 |
その他
教科書 |
『建築設備学 教科書 (建築設備学教科書研究会)』
教科書は各自用意し、授業中の指摘箇所や、重要箇所にアンダーラインやメモを記載する事で、就職後に建築設備の参考書となる場合もあります。
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参考書 |
『授業を受ける事で教科書が参考書になりますので不要です。』
教科書に記載したメモが参考書となります。
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成績評価の方法 及び基準 |
課題と授業内試験(100%) |
質問への対応 | 簡単な内容の質問は、その場で回答します。長くなりそうな質問の場合は、メールでお願いします。 メールでの質問は、次の授業で回答します。質問以外に素朴な疑問なども、授業内に回答します。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎13号館6階1365室 髙橋研 takahashi.koji20@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 15:00 ~ 16:30
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学生への メッセージ |
貴重な大学時代の時間です。半年間の授業は、楽しく、有意義な内容になるよう頑張りますので、宜しくお願いします。 |