2023年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 地盤力学 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 仲村 成貴 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E21O |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 構造物を支える地盤に関する基礎知識の習得と,地盤設計に関する基本的な力学的取り扱いを理解できる. 本授業科目はDP1・3・4及びCP1・3・4に該当しています. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 スライド映写と板書を併用して講義します.必要に応じて資料を配布します. |
履修条件 | 社会基盤学概論,構造力学I,構造力学IIを履修していることが望ましいです. |
授業計画
第1回 | ガイダンス:地盤力学で学ぶこと 土の生成と地盤調査: 岩石の風化作用/地盤の生成/生成された土層の特徴/サウンディング/土試料の採取/土質試験 【事前学習】まちづくり工学概論,基礎力学Ⅰ・Ⅱ,構造力学I・IIで学習した内容を復習しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
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第2回 | 土の基本的性質(その1): 土粒子の大きさと形/土の三相構造/土粒子の密度と含水比/土の密度と単位体積重量/間隙比と飽和度/土の状態を表す諸量の計算 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第3回 | 土の基本的性質(その2): 粒土/土のコンシステンシー/土の締固め/締固め試験 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第4回 | 土中の水の流れと毛管現象: 土中の水の流れ/ダルシーの法則/透水係数/土の透水試験/土の毛管現象/土の凍上 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第5回 | 地中の応力(その1): 土の自重による地中の応力/地中の応力の伝わり方/集中荷重による地盤内の鉛直方向の増加応力/分布荷重による地盤内の鉛直方向の増加応力 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第6回 | 地中の応力(その2): 浸透力/浸透流による土の破壊現象/地盤の掘削に伴うボイリングの判定/有効応力/過剰間隙水圧 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第7回 | 土の圧密(その1): 土の圧縮と圧密/圧密現象/圧密試験/土の圧縮性を表す係数/過圧密と正規圧密/圧密沈下量の計算 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第8回 | 土の圧密(その2): 時間経過と沈下の進行/沈下時間の計算/一次圧密と二次圧密/軟弱地盤改良工法の原理 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第9回 | 土の強さ(その1): 土のせん断強さの性質/モールの応力円/クーロンの式とモールの応力円の関係/せん断試験の種類と排水条件 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第10回 | 土の強さ(その2): 土の種類とモール・クーロンの破壊線/せん断による体積変化/砂のせん断についての性質/粘土のせん断についての性質/砂の液状化 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第11回 | 土圧(その1): 土圧の種類/土圧係数/クーロンの土圧/主働土圧/受働土圧/土圧係数の大きさ/擁壁に作用する土圧 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第12回 | 土圧(その2): ランキンの土圧/壁体の変位や変形と土圧分布/土留め板に加わる側圧/擁壁の安定性の判定 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第13回 | 地盤の支持力: 基礎の種類/地盤の破壊/基礎の支持力/接地圧/地盤反力/基礎の沈下/地盤の許容支持力/浅い基礎の支持力/杭基礎の支持力 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第14回 | 斜面の安定: 斜面の破壊とすべり面の形状/安定計算と安全率/すべりの安定計算/平面すべり/円弧すべり/自然斜面の破壊の種類と特徴/地すべりの安定計算と対策 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
第15回 | まとめと総合演習: 【事前学習】講義ノートや参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と講義ノートに基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,解答例の配布および必要に応じて授業内で解説する. |
その他
教科書 |
教科書は指定しません.必要に応じて授業の際にプリントを配布します.
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参考書 |
『土質力学 [ISBN:978-4274216435]』 安田進,山田恭央,片田敏行 オーム社 2014年 第2版
上記の他,初回の授業で紹介します.同種の書籍に多数発刊されていますので,自分に合った書籍を探してください.
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成績評価の方法 及び基準 |
出席率が70%以上の学生を対象とし,各回確認テスト(5%)+各回レポート課題(25%)+定期試験(70%)で成績評価します. |
質問への対応 | 各回の授業後に対応します.やむを得ない場合はメールでも対応します. |
研究室又は 連絡先 |
仲村研究室:駿河台校舎タワー・スコラ12階S1213室.メール:nakamura.masataka@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:10 タワー・スコラ12階S1213室.担当:仲村
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学生への メッセージ |
まちは地盤上に存在します.本科目では力学および工学的な観点から地盤を学びます.将来,まちづくりに携わる仕事に従事するためには,本科目を含む力学系科目で学ぶ内容を知らなければなりません.主体的に授業へ出席することはもちろん,授業時間外に自分で多くの演習問題を解いて理解を深めることが必須です. 演習時間の不足を補うため,毎回のレポート課題では多くの問題に取り組んでもらいます. |