2023年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 基礎力学Ⅰ | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 後藤 浩 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E43A |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | まちの空間を作る構造物の設計の基礎を学ぶ.すなわち,物体に作用する外力や構造物を支える力,構造物内部の力の流れ,摩擦力に関する基礎理論について理解できる. 本授業科目はDP1・3・4及びCP1・3・4に該当しています. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 講義は,主としてスライド映写にて行います.補足のため,一部板書をすることがあります.スライド映写の内容については資料を配布します.また,講義に対して,その理解度を測るために毎回レポートを課します. |
履修条件 | 高校で学ぶ物理学における力学の素養が必要です. |
授業計画
第1回 | 構造物と力学/構造力学/構造力学Ⅰで学ぶこと 静力学の原理(1) 力の概念/力の表示法/力の単位 【事前学習】高校物理学で使用した教科書の力学分野を熟読しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
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第2回 | 静力学の原理(2) 力の合成と分解/数式解法/図式解法 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第3回 | 静力学の原理(3) 多数の力の合成 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第4回 | 静力学の原理(4) 一点に集まる力のつりあい(数式解法:釣り合い式) 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第5回 | 静力学の原理(5) 一点に集まる力のつりあい(図解法:示力図(力の多角形)) 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第6回 | 静力学の原理(6) 摩擦力の概念 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第7回 | 静力学の原理(7) 摩擦力が作用する剛体のつりあい 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第8回 | 静力学の原理(8) 平面内の平行力/偶力 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第9回 | 静力学の原理(9) モーメント/バリニオン(Varingnonの定理) 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第10回 | 断面の諸量(1) 断面積/断面1次モーメント/図心(基本図形) 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第11回 | 断面の諸量(2) 図心(組み合わせ図形/任意図形) 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第12回 | 断面の諸量(3) 断面2次モーメント(基本図形) 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第13回 | 断面の諸量(4) 断面2次モーメント(任意図形/組み合わせ図形) 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第14回 | 断面の諸量(5) 断面相乗モーメント(組み合わせ図形)/平行軸の定理 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解答の配布および解説を行う. |
第15回 | 総合演習 学んできた内容に関する問題を出題して理解の総仕上げを行う. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいて演習課題の復習に取り組むこと(120分) |
その他
教科書 |
教科書は指定しません.講義では資料を配布いたします.それがそのまま教科書になります.したがって,授業への出席が極めて重要です.
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参考書 |
崎元達郎 『基本を学ぶ構造力学-静定から不静定の初歩まで-』 森北出版 2012年 第1版
構造力学研究会 『建築構造力学 上』 理工図書 2011年 第1版
米田昌弘 『構造力学を学ぶー基礎からエネルギー法までー』 森北出版 2014年 第1版
同種の書籍が多数発刊されていますので,自分に合った書籍を図書館や本屋で探してください.
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成績評価の方法 及び基準 |
授業の出席率が70%以上の学生を成績評価の対象とします.成績評価は,レポート課題と授業理解オンラインテスト(60%)(平常点100点満点中,レポート課題60%,オンラインテスト40%)と定期試験(40%)で判定します. |
質問への対応 | 原則として,授業終了後に対応します. |
研究室又は 連絡先 |
後藤浩(研究室:駿河台校舎タワー・スコラ12階S1210室,メール:gotou.hiroshi@nihon-u.ac.jp) |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00 測量実習センター
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学生への メッセージ |
将来,建設系技術者になるためには,この科目で学ぶ内容を知らなければなりません.また、この科目に続く基礎力学Ⅱ、構造力学Ⅰ・Ⅱのベースです。まちを構成する構造物の力学的特徴を理解するためにも必須の科目です.自らの将来を明るくするために真剣に受講して下さい.本科目は必修科目です.主体的に授業へ出席することはもちろん,授業時間外に自分で多くの演習問題を解いて理解を深めることが必須です. |