2023年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | まちづくりと職能 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 高村・天野 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E54A |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 「職業」と「職能」の違いを明確に理解したうえで,まちづくり工学科に関連する「職能(仕事)」やそれに必要となる資格等の紹介・説明を受け,「まちづくり(業務・仕事)に対する実務的情報」にふれることで、自分に適した将来設計(職能)を見出すことができるようになる。またその実現に向け,今後の授業や大学生活等での対応策・段取り,心構えを自ら立てることが可能となる。 なお、本授業科目はDP1・2・3及びCP1・2・3に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 第一線で”まちづくり”に関わる行政・民間等を担う外部講師が中心となってまちづくりの領域における「様々な職能」の概要・やりがい・経験等について講義する。また資格取得に関する履修計画については専任教員が説明する。また学生自身が自ら考えることを促すため,基本的に毎回,その授業の要旨と感想を記述する「ミニレポート課題」を課す。最終回の講義については、各自の「最終レポート」を発表してもらうなどの双方向での意見交換を行う。 |
履修条件 | 特にありません。 |
授業計画
第1回 | 「まちづくりにおける職能」の全体概要と進め方(担当:田島) 講義概要やスケジュール,成績評価の仕方,最終レポートなどについて説明し,授業の全体像と達成目標および外部講師による講義の際の注意事項等について説明する。さらに、まちづくり工学科の“学びの特徴”とまちづくりの工程や役割、立場について概説する。 【事前学習】自分がどのような仕事(職能)に就きたいのか,考えをまとめておくこと(120分) 【事後学習】最終レポートの注意事項を読み,今後の講義を踏まえ,どのようにまとめるかをイメージ,整理すること(120分) |
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第2回 | 民間におけるまちづくり業務(担当:落合) 外部講師 民間(総合建設業など)におけるまちづくり関連業務(施工・維持管理)の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。 【事前学習】自分の関心のある民間分野について,その業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ,関心のある民間について業務内容に加え,そこでの仕事の魅力・やりがい,そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第3回 | 都道府県におけるまちづくり関連業務(担当:天野) 外部講師 都道府県のまちづくり関連業務(企画・構想)の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。 【事前学習】身近な都道府県における業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ、関心のある都道府県における業務の内容に加え,そこでの仕事の魅力・やりがい,そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第4回 | 民間のまちづくり関連業務 外部講師 民間(建設コンサルタント)におけるまちづくり関連業務(調査・企画・構想)の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。(担当:天野) 【事前学習】建設コンサルタントの業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ,コンサルタントについて業務内容に加え,そこでの仕事の魅力・やりがい,そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第5回 | 特別区・市町村におけるまちづくり関連業務(担当:天野) 外部講師 特別区や市町村のまちづくり関連業務(企画・構想)の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。 【事前学習】身近な市町村における業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ,身近な市町村のおける業務の内容に加え,そこでの仕事の魅力・やりがい,そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第6回 | 民間におけるまちづくり業務(担当:天野) 外部講師 民間(デベロッパー・鉄道会社等)におけるまちづくり関連業務(企画・構想)の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。 【事前学習】民間(デベロッパー・鉄道会社等)の業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ,民間(デベロッパー・鉄道会社等)の業務内容に加え,そこでの仕事の魅力・やりがい,そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第7回 | 民間におけるまちづくり業務(担当:田島) 外部講師 民間(デベロッパー・鉄道会社等)におけるまちづくり関連業務(企画・構想)の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。 【事前学習】民間(デベロッパー・鉄道会社等)の業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ,民間(デベロッパー・鉄道会社等)の業務内容に加え,そこでの仕事の魅力・やりがい,そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第8回 | 民間におけるまちづくり業務(担当:田島) 外部講師 民間(建築設計事務所・建設コンサルタントなど)におけるまちづくり関連業務(設計・計画)の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。 【事前学習】自分の関心のある民間分野について,その業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ,関心のある民間について業務内容に加え,そこでの仕事の魅力・やりがい,そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第9回 | 資格取得関連①(担当:西山・田島) 技術士・測量士・土木施工管理技士の資格とそれに必要なカリキュラムモデルの検討 【事前学習】技術士・測量士・土木施工管理技士の資格について調べておくこと(120分) 【事後学習】自分の興味のある資格取得(いずれか一つを選択)のためのカリキュラムを自分で作成してみること(120分) |
第10回 | 資格取得関連②(担当:山﨑・落合) 建築士・宅建士・福祉住環境コーディネーターの資格とそれに必要なカリキュラムモデルの検討 【事前学習】建築士・宅建士・福祉住環境コーディネーターの資格について調べておくこと(120分) 【事後学習】自分の興味のある資格取得(いずれか一つを選択)のためのカリキュラムを自分で作成してみること(120分) |
第11回 | 資格取得関連③(担当:西山・落合) 公務員の土木職、建築職のための必要なカリキュラムとそのモデルの検討 【事前学習】まちづくり工学科のカリキュラムを調べておくこと(120分) 【事後学習】自分で,公務員の土木職又は建築職のなるためのカリキュラム計画を作成すること(120分) |
第12回 | 就職の選択に向けて①(担当:高村) 民間・NPO等の仕事(職能)と魅力、起業・創業(まちづくりビジネス)という方法 【事前学習】まちづくり分野の民間の仕事について調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内容を踏まえ,民間・NPO、起業・創業の職能の要旨をまとめてみること(120分) |
第13回 | 就職の選択に向けて②(担当:高村) 公務員のための準備,民間の準備,大学院。また国家公務員,都道府県職員,市区町村職員の「仕事」の違いと魅力を説明。 【事前学習】公務員の仕事について調べておくこと(120分) 【事後学習】国・都道府県・市区町村の公務員の職能をまとめること(120分) |
第14回 | 就職の選択に向けて③(担当:高村) 公務員,民間,NPO・起業等を選択するに際しての考え方と留意点を説明する。 最終レポートの提出日(レポートの受付) 【事前準備】民間・公務員・NPOの仕事の違いを自分なりにまとめておくこと(120分) 【事後学習】民間・公務員・NPO・起業等を選択する場合の考え方を自分なりに,まとめること(120分) |
第15回 | 最終レポートの発表と講評・総括(担当:田島) 最終レポート(優秀レポート)の発表。それをもとに,総括を行い,1年後期以降の授業を受けるにあたってのでの留意点等を明らかにする。 【事前学習】これまでの授業をもとに,自分にとって関心があり適していると思われる職能(仕事)について整理を行っておくこと(120分) 【事後学習】改めて将来の自分の職能(仕事)を見つめ素描するとともに、それに向けての授業・大学生活などの計画・留意点をまとまめる(120分) |
その他
教科書 |
特になし
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参考書 |
授業で紹介した職能(仕事)及び資格関連については,普段からインターネット等で調べる習慣を身に着けること。また広く”まちづくり”に関する知識を取得するため,新聞やまちづくり関連雑誌などの購読やシンポジウムへ参加することが望まれる。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は,毎回の「ミニレポート課題」(45点;3点×15回),「最終レポート」(55点)で評価する。出席の確認が7割未満の者は単位認定の対象とはならない。 |
質問への対応 | 講義終了後随時(メールなどによる問い合わせ) 職能(将来設計)についての相談も積極的に受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎6号館2階まちづくり工学科事務室 田島洋輔 tajima.yousuke@nihon-u.ac.jp 髙村義晴 takamura.yoshiharu@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 船橋 13:20 ~ 14:30 船橋校舎6号館2階まちづくり工学科事務室
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学生への メッセージ |
まちづくりの領域・分野を学ぶとともに、まちづくりのステップ(事業段階)や立場・役割(発注者・受注者)ごとに「仕事(職能)」が存在することを学んでほしい。さらに、この授業を通じて自身の将来設計を膨らませるとともに、その将来設計を見据えた履修計画へと発展させてほしい。 |