2023年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 機械工作法Ⅱ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 山田 高三 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F21P |
クラス | A 、 B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 工業製品が人類の生活に役立つためには,優れた研究成果や考案を具体的なものに造り上げて,はじめて可能となる. この講義は所定の品質・性質をもった製品を,所要の数量だけ合理的な価格で製造するために,機械技術者として理解しておかなければならない機械工作法の基礎的重要事項を学ぶ. 本授業科目はDP3及びCP3に該当しています。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
授業形態は「対面授業」とする. 機械設計を行う際には,どのような工作法を用いて機械を作るのかを把握しなければならない.そこで,各種の工作法について実例を挙げながら講義する。また,工作機械の開発・設計の経験をもとに,それぞれの工作法が実際にはどのように役に立つかについて授業を行う。 |
履修条件 | 工作実習で学んだ加工に関する基礎知識 |
授業計画
第1回 | 機械加工法の概要 溶接,塑性加工,研削加工,特殊加工法,NC工作機械の重要性について理解する. 【事前学習】シラバスに目を通し,どのような加工方法があるかを確認しておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
---|---|
第2回 | 溶接:概要,アーク溶接 アーク溶接の原理と欠点,自動化の方法について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第3回 | 溶接:ガス溶接 溶接の原理と各種方法を理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第4回 | 溶接:電気抵抗溶接,その他の溶接 スポット溶接やアプセット溶接など,電気抵抗を用いた溶接法を理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第5回 | 溶接:溶接部の組織・変形・欠陥・検査 溶接における欠陥とその検査方法について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第6回 | 塑性加工:塑性加工の原理 弾性域と塑性域の違いを理解し,応力-ひずみ曲線から応力とひずみを求められるようにする. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第7回 | 塑性加工:平均変形抵抗 塑性加工での加工力を求める際の基準となる平均変形抵抗を応力-ひずみ曲線から求められるようにする. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第8回 | 塑性加工:加工硬化 塑性加工の最大のメリットである加工硬化について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第9回 | 塑性加工:鍛造,圧延 鍛流線を生かした塑性加工と,ローラーを用いた圧延を理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第10回 | 塑性加工:プレス加工,その他の塑性加工法 各種の塑性加工法を理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第11回 | 研削加工:研削理論,研削砥石,自生発刃作用 仕上げ加工に用いられる研削加工を理解し,工具として用いられる砥石とその構造を理解する. 砥石が工具として使われる利点である自生発刃作用について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第12回 | 研削加工:平面研削,円筒研削,心なし研削 研削加工に用いられる各種加工法について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第13回 | 特殊加工法:ホーニング,ラッピング,超音波加工 砥粒を用いた各種加工方法について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第14回 | NC工作機械と加工システム:多くの加工現場ではNCを用いた工作機械が主に使われているため,NC工作機械の種類と特徴を理解する.また,自動化や省力化は生産性向上に欠かせない.これに必要なFA、CAD/CAM、FMC、FMS、CIMについて理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第15回 | 溶接,塑性加工,研削加工,特殊加工法,NC工作機械の総まとめ 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
その他
教科書 |
臼井英治,松村 隆 『機械製作法要論』 東京電機大学出版局
|
---|---|
参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験100% |
質問への対応 | オフィスアワー以外はメールで対応可. |
研究室又は 連絡先 |
山田研究室:タワー・スコラ16階S1606室 TEL:03-3259-0404または047-469-5580 Email:yamada.takazo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 09:00 ~ 12:30
|
学生への メッセージ |