2023年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 機械要素Ⅰ | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 千葉 明 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F52M |
クラス | A 、 B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 機械を構成する共通基本部品について学び下記の目標を達成する. 1.機械要素の機能を理解することができる. 2.各要素の相互関係を説明することができる. 3.機械設計への基本素養を修得することができる. 4.本授業科目はDP3及びCP3に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
・対面授業 ・Classroomの理解度確認演習を課題として毎回実施します. ・次回の授業で課題の解説をします. |
履修条件 | 機械工学科基礎科目(工業力学、材料力学、機械工作法)を修得していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 1 総論(機械の定義) 【事前学習】テキストの表紙から10ページまでを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) 授業計画/受講上の注意事項等 シラバスの内容を確認の上授業に臨むこと. Classroomの理解度確認演習を実施 |
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第2回 | 2 締結用機械要素 2.1 締結法の種類 2.2 ねじ 1.ねじの種類 2.ねじの加工法による分類 3.ねじ山の形による分類 4.ねじ山の名称 5.ねじの精度 6.ねじの誤差 【事前学習】テキスト11ページから22ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第3回 | 2 締結用機械要素 2.2 ねじ 7. ねじの力学 【事前学習】テキスト22ページから26ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第4回 | 2 締結用機械要素 2.2 ねじ 8.ねじ設計の要点 9.ねじの強度 (1)引張荷重を受けるねじ (2)引張荷重とねじりを受けるねじ (3)せん断荷重を受けるねじ 【事前学習】テキスト26ページから35ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第5回 | 2 締結用機械要素 2.3 キー 1.キーの機能とその種類 2.キーの強さ 【事前学習】テキスト36ページから39ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第6回 | 2 締結用機械要素 2.4 スプライン 1.角型スプライン 2.インボリュートスプライン 3.インボリュートセレーション 4.ボルト接合,ボルトの種類,ボルトの呼び方 2.5 リベット継手 1.リベット継手の分類 2.リベット継手の強さの計算 【事前学習】テキスト39ページから46ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第7回 | 3 軸,軸継手 3.1 軸の材料と分類 1.軸の用途による分類 2.軸の形状による分類 3.2 軸の強さと変形 1.軸に作用するモーメントと応力の関係 (1)ねじりを受ける軸 (2)曲げモーメントを受ける軸 2.軸径の計算 (1)ねじりモーメントのみを受ける軸 (2)曲げモーメントのみを受ける軸 (3)ねじりと曲げ同時に受ける軸 (4)ねじり,曲げおよび推力Pを同時に受ける軸 【事前学習】テキスト47ページから56ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第8回 | 3 軸,軸継手 3.2 軸の強さと変形 金属疲労の基礎 金属疲労による過去の重大な事故に学ぶ S-N曲線 3. 軸の疲労破壊と応力集中 (1)軸の応力集中と切欠き係数 (2)キー溝の応力集中 【事前学習】テキスト56ページから60ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第9回 | 4 軸受および潤滑法 (1)軸受の基盤技術となる潤滑の概要 4.1 軸受の種類 すべり軸受ところがり軸受の概説 (1)転がり軸受と滑り軸受の用途 (2)転がり軸受と滑り軸受の運転音 (3)転がり軸受と滑り軸受の潤滑・摩擦 (4)転がり軸受の種類 【事前学習】テキスト71ページから72ページを読んでおくこと.トライポロジー,摩擦に関することを調べておくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第10回 | 4 軸受および潤滑法 4.6 ころがり軸受の種類と特性 1. 滑り軸受けと転がり軸受の比較 2. 転がり軸受の種類 4.7 寸法・材料・精度 1. 材料・寸法 2. 転がり軸受の精度 4.8 ころがり軸受の選定 1. 転がり軸受の寿命と基本動定格荷重 2. 基本静定格荷重 3. 定格荷重に対する温度の影響 4. 等価荷重 5. 使用限度速度 【事前学習】テキスト91ページから107ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第11回 | 5 歯車 5.1 歯車の種類 5.2 歯車各部の名称と刃の大きさ 1.歯車各部の名称 2.歯の大きさ 5.3 歯形 1.歯形曲線 (1)歯形の機構学的条件 (2)インボリュート歯形 (3)サイクロイド歯形 2.非転位歯車 【事前学習】テキスト113ページから123ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第12回 | 5 歯車 5.3 歯形 4. 歯車の工作 (1)成形法 (2)創成法 (3)歯車の製作工程 5. 歯の干渉と切下げ(アンダーカット) 6. バックラッシ 【事前学習】テキスト125ページから131ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第13回 | 5 歯車 5.4 平歯車 1.平歯車の強さ (1)歯の曲げ強度 (2)歯面強度 【事前学習】テキスト140ページから154ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第14回 | 5 歯車 5.4 平歯車 2.歯車各部の設計154ページから158ページ 3.平歯車の設計158ページから161ページ 5.8 歯車列174ページから176ページ 減速機構の速度比 減速機構のトルク 【事前学習】テキスト154ページから161ページ,174ページから176ページを読んでおくこと.(120分) 【事後学習】講義された内容は自分の文章で整理し学生間で説明できるようにする.(120分) Classroomの理解度確認演習を実施 |
第15回 | 第1回から第14回までのまとめと総合演習として理解を深める. 第10章機械設計の実例 10.1 機械設計の要点269ページから271ページ Classroom掲載の課題を実施する. 【事前学習】第1回から第14回までのテキストの例題と課題を理解する.(120分) 【事後学習】講義内容を振り返り総合的な理解を深める.(120分) |
その他
教科書 |
景山克三,菅野宗和,黒瀬元雄,勝田基嗣 『大学課程 機械要素設計(第3版)[ISBN978-4-274-22459-1]』 オーム社 2020年 第3版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常点・レポート等の理解度確認演習で成績評価します. ・毎回の授業の最後にClassroom掲載の理解度確認演習に取り組んでレポートとして提出してください. ・提出期限は指定された時間内厳守とします. ・次回の授業で理解度確認演習の解説をします. ・レポートの成績は以下の方法で算出します. A:1回~14回までの理解度確認演習の100点満点中の平均点 B:15回目の理解度確認演習の100点満点中の点数 レポートの成績=(A+B)/2 ・合格は60点以上です. |
質問への対応 | 講義後の質問は必ず下記のメールアドレスに問い合わせしてください. 「morikenchiba@gmail.com」 質問内容を分かりやすい内容にまとめるようにしてください. |
研究室又は 連絡先 |
morikenchiba@gmail.com |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
1)講義中の演習問題は必ず復習することが望ましい. 2)シラバスを確認して予習をしてください. 3)計算問題が多いので単位の換算に慣れてください. 4)特に角度の計算はラジアンが主体です.変換に慣れてください. 5)毎回の課題は諦めず必ず提出期限を遵守してください. 6)継続こそが力です. 7)努力は裏切りません. |