2023年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 基礎製図Ⅱ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 菊池・小宮 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H33B |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 機械系エンジニアにとって,各種機械設計をする際に「機械製図法」の知識が必要となる. 基礎製図Ⅱでは,基礎製図Ⅰで習得した機械製図法を生かして,より具体的な図面の作図法を学ぶ.「基礎製図Ⅱ」を修得することで,各種機械要素の部品図を作成することができる. 本授業科目はDP1・4及びCP1・4に該当している. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
【対面授業】 必要に応じて受講者を2グループに分ける場合がある.詳細は第1回目の授業時に説明する. 基礎製図Ⅰと同様に、製図法や機械要素に関する講義およびスケッチ実習は教室にて行い、その日に解説した内容に関する演習を行う.作図は製図室で行い,その日に取り組んだ課題を授業終了時に提出する. 講義資料の配布や講義に関する連絡等は,Googleクラスルームを使用して行う.講義概要の説明時に登録方法の説明をするので,受講者は必ずクラスルームに登録すること. 実務経験を持つ担当教員は,この科目で学ぶ内容が実社会でどのように応用されているのかを説明する. |
履修条件 | 【未来博士工房対応科目】 基礎製図Ⅰで学んだ内容を十分理解していること. |
授業計画
第1回 | 授業概要の説明:講義内容の説明と受講にあたっての注意事項を伝える. サイズ公差・はめあい:サイズ公差およびはめあいの意味を理解し,図面への記入法を学ぶ. 【事前学習】「標準製図法」79ページから95ページの内容を読み,授業に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
---|---|
第2回 | 幾何公差:幾何公差の意味と図面への記入法を身につける 【事前学習】「標準製図法」97ページから106ページの内容を読み,授業に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第3回 | 機械要素(1)ねじ:機械要素としての「ねじ」の役割について説明し,製図規則に基づいたねじの作図法を学ぶ. 【事前学習】「標準製図法」133ページから144ページの内容を読み,授業に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第4回 | ねじの製図:学修したねじの作図法に基づきねじ(ボルト・ナット)の部品図を作図し,ねじ製図を学ぶ 【事前学習】事前に課題の内容を理解し,実習に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第5回 | 機械要素(2)軸・歯車・軸受け:「軸」,「歯車」,「軸受け」の役割や仕組みについて説明し,製図規則に基づいた軸と歯車の作図法を学ぶ. 【事前学習】「標準製図法」148ページから162ページの内容を読み,授業に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第6回 | 軸の作図:第7回で学修した軸の作図法に基づき軸の部品図を作図し,軸の作図法を理解する 【事前学習】事前に課題の内容を理解し,実習に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第7回 | 歯車の作図:第7回で学修した歯車の作図法に基づき歯車の部品図を作図し,歯車の作図法を理解する 【事前学習】事前に課題の内容を理解し,実習に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第8回 | 製図規則(5)組立図:機械製図で必要とされる「組立図」の役割・用途を説明し,部品図との違いを学ぶ. 最終課題・部品図(説明):これまでに学修した製図規則・作図法を復習し,基礎製図IIの最終課題で使用する題材と課題内容の説明を行う. 【事前学習】「標準製図法」167,168ページの内容を読み,授業に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第9回 | 組立図の製図:部品図を利用した組立図を作図し,組立図の作図法を学ぶ 【事前学習】事前に課題の内容を理解し,実習に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第10回 | 最終課題(スケッチ実習):最終課題で使用する題材のスケッチ実習を行う. 【事前学習】事前に課題の内容を理解し,実習に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第11回 | 最終課題(部品図(1)):スケッチ実習の情報とこれまで学修した製図規則・作図法をもとに,部品図(1)を作図する. 【事前学習】事前に課題の内容を理解し,実習に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第12回 | 最終課題(部品図(2)):引き続き,スケッチ実習の情報とこれまで学修した製図規則・作図法をもとに,部品図(2)を作図する. 【事前学習】事前に課題の内容を理解し,実習に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第13回 | 最終課題・組立図(説明):これまでに学修した製図規則・作図法を復習し,基礎製図IIの最終課題で使用する題材と課題内容の説明を行う. 【事前学習】これまでに学修した製図規則・作図法について復習しておくこと(60分) 【事後学習】課題内容を復習し理解を深め,準備を進めておくこと.(60分) 定期試験の説明 |
第14回 | 最終課題(組立図(1)):スケッチ実習の情報とこれまで学修した製図規則・作図法をもとに,組立図を作図する. 【事前学習】事前に課題の内容を理解し,実習に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
第15回 | 最終課題(組立図(2)):引き続き,スケッチ実習の情報とこれまで学修した製図規則・作図法をもとに,組立図を作図し完成させる. 【事前学習】事前に課題の内容を理解し,実習に臨む(60分) 【事後学習】課題内容を復習し,理解を深めること.(60分) |
その他
教科書 |
大西 清 『JISにもとづく標準製図法』 オーム社 2019年 第15版
授業内容を補足するための資料として,「基礎製図(補遺)」を受講者に配布する.
授業で必要となる資料等については,Googleクラスルームから配布する.
|
---|---|
参考書 |
機械加工法について:「機械系 教科書シリーズ 機械工作法(増補)」,平井三友,和田任弘,塚本晃久 著,コロナ社
|
成績評価の方法 及び基準 |
全ての完成させた課題を指定期日までに提出した学生に対して,課題点(50%)と筆記・実技試験点(50%)および授業態度により総合的に評価する. 課題や小テストなどの提出物に一つでも未提出がある場合は,成績評価対象としない. |
質問への対応 | 授業内容の質問等は,各テーマの担当者へ個別に質問してください. |
研究室又は 連絡先 |
【授業全般に関する質問など】 菊池崇将:kikuchi.takamasa@nihon-u.ac.jp 【各テーマごとの質問など】 小宮良樹:komiya.yoshiki@nihon-u.ac.jp 齊藤允教:saitou.masanori@nihon-u.ac.jp 増田 開:masuda.kai@nihon-u.ac.jp 出井 裕(非常勤):izui.hiroshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 船橋 15:00 ~ 17:00
|
学生への メッセージ |
機械製図のルールを身につけ,自ら製図規則に基づく図面が描けるようになることはもとより,図面に掛かれている情報を読み取ることができるようになることは,エンジニアを目指す皆さんにとっては必要不可欠です.基礎製図Iで学んだ内容を踏まえ,より実践的な作図スキルを身につけてもらいたいと思います. |