2023年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 機体生産技術 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 佐藤 照雄 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H52C |
クラス | 機体生産技術 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 航空機製造の手法や設備などを知り、学校で学んだ知識が実際の生産現場でどのように活用されているかを「航空機の生産プロセスの概略」を題材に理解することができる。 なお、本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
航空機の製造から運用に至るライフサイクルにおいて必要な生産技術を、これらを生業とする企業に43年間務めた講師が、自らの経験を活かして制作したパワーポイント資料を使用し、教室における対面授業により解説する。 |
履修条件 | 航空宇宙工学科3年生までに金属材料、機械工作法等の加工や品質保証に係る科目を履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 授業の全体像をガイダンスとして説明。シラバスの内容を確認の上で授業に臨むこと。 ガイダンスに続き、航空機のライフサイクルと生産技術の関係を説明。 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
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第2回 | 航空機材料(1) 機体材料の概要、アルミ合金等の非鉄金属の概要を説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第3回 | 航空機材料(2) 合金鋼、複合材料、その他の航空機用材料を説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第4回 | 板金加工(1) 板材の切断、トリム、曲げ加工などを説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第5回 | 板金加工(2) 板材の成形加工、接合などを説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第6回 | 溶接と熱処理 各種溶接技法、鉄/非鉄の熱処理の概要を説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第7回 | 表面改質と表面処理 表面改質法、材料別の表面処理技術、塗装技術を説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第8回 | 機械加工とCAD/CAM 汎用切削加工/研削加工、NC機械、CAD/CAMを説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第9回 | 複合材料の加工 複合材の加工工程、検査技術の概要を説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第10回 | プランニングと機体組立 生産計画の立案とQCD、機体組立の概要を説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第11回 | 航空機の組立(1) Sub-assy/Assemblyにおける締結方法(治具、リベット類)を説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第12回 | 航空機の組立(2) Sub-assy/Assemblyにおける締結方法(ボルト、スクリュ類)を説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第13回 | 航空機の艤装、電装、機能試験 飛ぶための内蔵、血管、神経等の取付けから飛行試験までの概要を説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第14回 | 品質保証(工程検査、非破壊検査、耐空検査) 部品加工、サブ組立、組立、試験、運用の各段階における品質保証と生産技術の関わりを説明 【事前学習】事前に講義資料を読み理解できない箇所は質問できるよう整理する(120分) 【事後学習】授業ノートを参考に課題に取組み、次回授業の初めに提出する(120分) |
第15回 | 平常試験及びその解説 理解度を確認するための試験を行う。答案用紙は回収し模範回答を基にポイントを解説する。 【事前学習】第1回から第14回までの復習(120分) 【事後学習】理解不足だった部分の復習(120分) |
その他
教科書 |
事前にClassroomにアップロードする講義資料(pdf)と、授業時に配布する追加資料を合わせて教科書とする。これらは授業を理解するための使用に限定し、それ以外での使用や外部への公開は厳禁とする。
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参考書 |
半田邦夫 『航空機生産工学 [ISBN 978-4-901794-80-0 C3053]』 オフィスHANS 2018年 第4版
航空機製造における生産技術についてまとめた優れた著書である。授業内容の理解を深め、更に広く知識を得るのに有効である。
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成績評価の方法 及び基準 |
A)各授業後に出す課題の回答状況 B)第15回に実施する平常試験 上記2項目を次の比率で評価し成績とする。 A(70%)+ B(30%)=100% |
質問への対応 | 授業に関する質問があれば、できるだけ授業時間内に解消するよう心掛けて下さい。 その後に生じた疑問についてはメール等で随時質問を受付けます。 ただし、金曜日以外の平日は本務先にて勤務のため、回答までに時間を頂く場合があります。 |
研究室又は 連絡先 |
sato.teruo22@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
実務では知識(記憶)だけで仕事は行わず、確かな/認められたエビデンスによる裏付けが求められます。このエビデンスへのアクセスと整理が仕事の成果を左右します。 この授業を通じて「ものづくり」におけるエビデンスの重要性を理解するキッカケとなれば幸いです。 |