2023年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 分布定数回路 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 小林 一彦 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J54A |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 近年から将来に向けて,コンピータや通信機器は高度化・高機能化のため,高周波数帯での 利用が不可欠になっている.特に,素子や回路の寸法が信号源周波数の波長と比べ,約1/20より大きくなると,集中定数として扱うことができなくなることが知られている. 本講義では,高周波数帯の解析法である分布定数回路について勉強し高周波回路で起こる現象とその解析法を理解できるようになる.また,回路理論I・IIで扱わなかった相互誘導回路についても理解を深める. 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています. |
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授業形態及び 授業方法 |
高周波における回路の取り扱いとなる分布定数回路について,教科書を基にしたパワーポイントによる講義を主体とし,理解を助けるため例題による演習を行う.また,情報通信機器メーカーにおいて研究および開発経験のある教員が,その経験を活かして高周波回路設計における本講義の内容の重要性を学んでもらう. 上記は,対面授業で実施する. |
履修条件 | 「回路理論I・II」,「微分方程式」を履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | ・相互誘導回路:2ポート回路,T形等価回路による表現について 【事前学習】回路理論で学んだ記号法について復習しておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
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第2回 | ・ドットの規約について 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第3回 | ・理想変成器を含む等価回路について 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第4回 | ・相互誘導のまとめと応用回路について 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第5回 | ・分布定数回路:分布定数回路から波動方程式を導くこととその解について 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第6回 | ・特性インピーダンス,伝搬定数について 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第7回 | ・波動方程式について 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第8回 | ・分布定数回路:無ひずみ線路の必要性とこの条件について 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第9回 | ・一般負荷で終端した場合の特徴について 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第10回 | ・インピーダンス整合の重要性,その具体的な手法について 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第11回 | ・反射係数について 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第12回 | ・定在波比,Sパラメータについて 1 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第13回 | ・定在波比,Sパラメータについて 2 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第14回 | ・相互誘導回路の復習とまとめ(理解度確認試験及びその解説) 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめ 第1回から4回までの授業内で学習したことを復習ておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第15回 | ・分布定数回路の復習とまとめ(理解度確認試験及びその解説) 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめ 第5回から14回までの授業内で学習したことを復習ておく(180分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
その他
教科書 |
作田幸憲,今池健,永田知子 『エレクトロニクスのための回路理論』 コロナ社 2017年
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参考書 |
必要に応じて授業の際,提示する.
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成績評価の方法 及び基準 |
出席が総授業回数の3/5に満たない場合は,履修放棄として扱い学業成績の査定は行わない. 演習課題による平常点と第14回と第15回の理解度確認試験で,総合的に成績評価を行う. |
質問への対応 | 随時,メールで受け付ける. |
研究室又は 連絡先 |
kobayashi.kazuhiko@nihon-u.ac.jp 916F室 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 10:30 ~ 12:00
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学生への メッセージ |