2023年 理工学部 シラバス - 応用情報工学科
設置情報
科目名 | 回路理論Ⅱ | ||
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設置学科 | 応用情報工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 山口 健 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K52C |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 回路理論は電気回路によるシステムの創造・設計・分析を目指すものに不可欠な科目である.交流の受動回路を代数学・微分方程式・記号法を用いて解析し,回路の特性や現象を理解することが出来る. 本授業科目はDP1・3・4・5及びCP1・3・4・5に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業を基本とするが,LMSも活用する。 |
履修条件 | 必修. 回路理論Ⅰを履修していることが望ましい. 数学,特に複素数,三角関数の理解度に不安のある学生は自習し,十分に理解しておくこと. |
授業計画
第1回 | 正弦波電圧(電流)源,抵抗Rのみの回路 【事前学習】回路理論Iの内容を復習する.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
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第2回 | 交流回路の微分方程式による解法1 キャパシタンスCのみの回路,RC直列回路 【事前学習】教科書21ページから26ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第3回 | 交流回路の微分方程式による解法2 インダクタンスLのみの回路,RL直列回路,RLC直列回路 【事前学習】教科書26ページから31ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第4回 | 複素数と記号法1 電圧,電流,回路素子の複素表現 【事前学習】教科書32ページから35ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) 対面授業とオンデマンド授業を併用して講義を行う. |
第5回 | 複素数と記号法2 インピーダンスZとアドミタンスY,キルヒホッフの法則 【事前学習】教科書35ページから39ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第6回 | 複素数と記号法3 代数方程式の解法による閉路方程式,節点方程式 【事前学習】教科書14ページから17ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第7回 | 複素数と記号法4 重ねの理,相反定理,テブナンの定理 【事前学習】教科書71ページから77ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第8回 | 実効値と交流電力,位相差 【事前学習】教科書22ページから24ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第9回 | 複素電力 有効電力、無効電力、皮相電力、力率 【事前学習】教科書62ページから65ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第10回 | RL回路,RC回路 伝達特性、周波数解析 【事前学習】教科書57ページから59ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第11回 | コイルLとコンデンサCの実際,選択度(尖鋭度)Qとtanδ,RLC直列共振回路,RLC並列共振回路 【事前学習】教科書53ページから57ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第12回 | 直流と交流の重ね合わせ,ひずみ波交流のフーリエ級数展開 【事前学習】教科書71ページから76ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第13回 | 2端子対回路網1 インピーダンス行列,F行列 【事前学習】教科書97ページから101ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第14回 | 2端子対回路網2 影像パラメータ,行列演算と縦続接続表現 【事前学習】教科書101ページから105ページをよく読む.(120分) 【事後学習】出題された演習問題を解き,LTSpice (or Qucs) で結果を確認する.(120分) |
第15回 | 平常試験及びその解説 【事前学習】学習した内容を復習し試験に備える.(120分) 【事後学習】後期に備えて試験でできなかった個所を復習する.(120分) |
その他
教科書 |
作田幸憲,今池健,永田知子 『エレクトロニクスのための回路理論』 コロナ社 2017年 第2版
「回路理論Ⅰ」で用いた教科書を継続使用する。
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参考書 |
川上正光 『改訂版 基礎電気回路I』 コロナ社
川上正光 『基礎電気回路例題演習』 コロナ社
「回路理論Ⅰ」で用いた参考書を継続使用する.
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験:95% 課題:5% |
質問への対応 | 授業中に理解できないところがあった場合,質問内容を整理し授業終了後に質問すること. |
研究室又は 連絡先 |
山口健(yamaguchi.takeshi89@nihon-u.ac.jp・船橋校舎2号館224号室) |
オフィスアワー |
木曜 船橋 12:00 ~ 13:00 山口
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学生への メッセージ |
前期の「回路理論Ⅰ」を必ず履修すること. 引き続きシミュレーションソフトウェアを利用するため,使い方に早めになれること.後期の回路では交流を扱うので,シミュレーションで波形を見れると理解がしやすいです. LMSとしてMoodleを利用します.復習用のコンテンツなどがありますので,早めに対策をしてください. |