2023年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 物質応用化学インセンティブ | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小嶋・青柳 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | L12B |
クラス | 共通 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 化学に対する興味と認識を新たにし,物質化学を学ぶモチベーションを高めることができる.3年後期実施する研究基礎実験のための研究室配属のための予備知識とすることができる. 本授業科目はDP1・2及びCP5に該当している. |
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授業形態及び 授業方法 |
物質応用化学科の教員が,各自の専門に基づいたゼミナールを,学術資料,対面形式を基本として行う.毎回,受講者の理解度を計るためにレポートの提出を義務づける. 本科目はオムニバス形式で行い,6,7,8,11,15回目の講義に企業や研究機関の第一線で活躍した経験のある教員が,大学で学んだ知識を社会に出てからどのように活かしていくのか,企業ではどのような素養が要求されるのかなど、学生時代に何をすべきかを各回の内容に付随して説明する。 |
履修条件 | 高校までの化学,物理および生物の基礎的知識.また,基本的な英文の読解力.授業内容を日本語で適切にまとめられる力.レポートとしてまとめる力 |
授業計画
第1回 | 4月10日 角田雄亮:大学図書館利用法/有機資源の有効利用 【事前学習】教科書第1章1.1を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】カーボンリサイクルについて復習しておくこと(140分) |
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第2回 | 4月17日 浮谷基彦:レポートの書き方/天然化合物の有効利用-生物資源を素材とした新規機能性物質の設計と合成- 【事前学習】教科書第3章3.1を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】機能性物質の設計と合成について復習しておくこと(140分) |
第3回 | 4月24日 大月穣:科学者倫理/分子を組み立てて究極のデバイスをつくる-超分子化学の挑戦 【事前学習】教科書第2章2.6を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】分子デバイスについて復習しておくこと(140分) |
第4回 | 5月1日 松田弘幸:学生生活の安全・健康学/「化学工学」の始まりと発展,その役割 【事前学習】教科書第1章1.3を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】化学工学の役割について復習しておくこと(140分) |
第5回 | 5月8日 谷川実:酸素濃度の異なる場所に生息する細菌の呼吸鎖電子伝達系 【事前学習】教科書第3章3.3を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】微生物の利用方法について復習しておくこと(140分) |
第6回 | 5月15日 梅垣哲士:触媒を自在に設計するための構造制御技術 -ナノサイズの物質と空間が生み出す触媒機能- 【事前学習】教科書第2章2.4を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】触媒機能とナノ構造および構造制御技術について復習しておくこと(140分) |
第7回 | 5月22日 青山忠:環境にやさしく有機化合物をつくるために 【事前学習】教科書第2章2.2を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】有機反応に関してインターネットや書籍を使って各自調べておくこと(140分) |
第8回 | 5月29日 青柳隆夫:医療と材料化学 【事前学習】教科書第2章2.1を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】機能性高分子について復習しておくこと(140分) |
第9回 | 6月5日 鈴木佑典:細胞の運命を決定づける生体膜-幹細胞と複合糖質について- 【事前学習】教科書第3章3.3を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】幹細胞と生体膜について復習しておくこと(140分) |
第10回 | 6月12日 松下祥子:腎臓が寿命を左右する?-オミックス解析による疾患・老化のメカニズム解明- 【事前学習】教科書第3章3.6を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】疾患とオミックス解析について復習しておくこと(140分) |
第11回 | 6月19日 清水繁:高分子のはなし-物性を中心として- 【事前学習】教科書第2章2.8を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】高分子物性について復習しておくこと(140分) |
第12回 | 6月26日 小嶋芳行:学科創設と学科教育方針について/地球温暖化と二酸化炭素の関係 【事前学習】教科書序章と第2章2.7を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】地球温暖化について復習しておくこと(140分) |
第13回 | 7月3日 星徹:超臨界二酸化炭素を用いた新しい高分子材料の作り方と環境問題について 【事前学習】教科書第2章2.11を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】材料開発と環境問題の関係について復習しておくこと(140分) |
第14回 | 7月10日 伊掛浩輝:紫外線をカットする高透明性高分子複合材料を作る 【事前学習】教科書第2章2.3を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】高分子材料,複合化技術について復習しておくこと(140分) |
第15回 | 7月24日 須川晃資:金属ナノ粒子の光特性と応用 【事前学習】教科書第2章2.9を熟読しおくこと(120分) 【事後学習】ナノ材料化学や金属ナノ粒子について復習しておくこと(140分) |
その他
教科書 |
日本大学理工学部物質応用化学科 編 『物質応用化学インセンティブ』 化学工業社 2017年
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
受講者の理解度を確認するためのレポートで評価する. 提出の遅れは減点の対象とする.また,未提出の場合は0点となる. レポートは10点満点で採点する.合計点を100点に規格化し成績評価とする. |
質問への対応 | CST-VOICEおよびメールなどで対応する. |
研究室又は 連絡先 |
研究室や連絡先などは,各回の担当教員ごとに授業中に指示する. |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 メールなどの受付時間です.返信などは各回の担当教員から連絡があります.
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学生への メッセージ |
各回の講義形式についてはCST-VOICEに掲載されるので,必ず事前に確認して講義の準備をすること.必修科目なので全員全ての回を受講すること. 必ずレポートを期限内に提出すること. |