2023年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 生命有機化学Ⅰ | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 浮谷 基彦 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L31R |
クラス | B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 生命科学を理解するためには、生物が生産する物質を知る必要がある。生物が生産する物質は、大きく一次代謝産物と二次代謝産物に分けられる。一次代謝産物は生命維持に必要で普遍的に存在する物質、二次代謝産物は生命現象に関与しない種固有の化合物である。本科目を受講することにより、一次代謝産物である3大物質群(糖質,脂質,アミノ酸・タンパク質)の種類、化学的性質や機能の基礎について習得し学生実験、卒論等で活用できるようになる。 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面で授業を行う. |
履修条件 | 高校レベルの生物、化学の知識を習得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 授業内容の概要説明 【事前学習】シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを参考にして授業内容の復習をすること。(120分) |
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第2回 | アミノ酸とタンパク質(1):アミノ酸の酸‐塩基性と等電点・アミノ酸の電気泳動・アミノ酸の立体化学と生物活性 【事前学習】教科書の該当ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第3回 | アミノ酸とタンパク質(2):アミノ酸の化学的性質・ペプチドの構造と性質 【事前学習】教科書の該当ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第4回 | アミノ酸とタンパク質(3):タンパク質の種類・タンパク質の構造 【事前学習】教科書の該当ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第5回 | 糖質(1):糖質の分類・単糖の立体配置 【事前学習】教科書の該当ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第6回 | 糖質(2):アルドースとケトースの立体配置・単糖の環状構造・単糖のアノマー変旋光・単糖の立体配座・主な単糖類・単糖の反応 【事前学習】教科書の該当ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第7回 | 糖質(3):二糖・還元性ニ糖・非還元性ニ糖・マルトース・セロビオース・ラクトース・スクロース、多糖・セルロース・デンプン・グリコーゲン・その他の重要な糖 【事前学習】教科書の該当ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第8回 | 糖質(4):糖質の生合成と代謝:光合成・グルコースの生合成・グリコーゲンの生合成と分解・ペントースリン酸経路 【事前学習】教科書の該当ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第9回 | 脂質(1):脂肪酸とそのエステル・トリアシルグリセロール・ロウ 【事前学習】教科書の該当ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第10回 | 脂質(2):油脂・油脂と脂肪酸の化学反応・脂肪細胞 【事前学習】教科書の該当ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第11回 | 脂質(3):細胞膜脂質・リン脂質・糖脂質・細胞膜の構造と機能 【事前学習】教科書の該当ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第12回 | 脂質(4):エイコサノイド・プロスタグランジン・ロイコトリエン・ステロイド 【事前学習】教科書の該当ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第13回 | 生体分子と医薬品の関係 【事前学習】第2~12回の講義ノートを見直す。(120分) 【事後学習】講義ノートを見直し,授業内容の復習をすること。(120分) |
第14回 | 理解度確認試験 予習:第2~13回講義の内容を復習する(120分) 復習:試験で分からなかった箇所を思い出し,教科書・ノートを見直す(120分) |
第15回 | 理解度確認試験の解説・講義の総括 第14回で実施した試験の解説を実施する.また,第1回~14回までに解説した内容を振り返り,本講義を総括する. 予習:第2回~13回までの講義内容を整理し,一次代謝産物を中心とした分子を再度確認する(120分) 復習:第2回~13回までの講義内容を振り返り,一次代謝産物を中心とした分子に関するまとめを行う(120分) |
その他
教科書 |
秋久俊博・長田洋子 『生体分子化学 [ISBN13:9784320043824]』 共立出版 2010年 第2版
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参考書 |
秋久俊博・小池一男 編 『資源天然物化学 改訂版』 共立出版 2017年
Paula Y. Bruice(著) 大船ら(訳) 『ブルース 有機化学(下)』 化学同人 2009年 第5版
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験を実施し,その結果を評価に用いる. |
質問への対応 | 随時対応 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎2号館233A室 E-Mail:ukiya.motohiko@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 17:00 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
生命科学は研究のためだけなく経済活動のバックグラウンドとしても必要な情報と考えられるようになってきました。本科目では生命科学の基礎をすぐれた教科書を用いて習得することを目標にします。生命科学の知識は研究活動だけでなく、実生活でも役に立つはずです。 |