2023年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 専門化学実験Ⅱ | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 須川・大月 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 3 | 曜日時限 | 水曜3・4・5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L33M |
クラス | A, B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 実験を通して,物理化学の基礎と電気化学に関する講義科目の内容を体験し,理解を深める.これら実験に関連する基本問題を解くことができる(本授業科目はDP1・3・4・6・7及びCP1・3・4・6・7に該当しています). |
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授業形態及び 授業方法 |
実験講義および安全講習はA,Bクラス共通,その後,Aクラスはa→b,Bクラスはb→aの順で行う. 各実験課題について複数人数で班を構成し,教科書にしたがって実験を行う. 実験指導には教員に実務経験者を配置し,実務経験に即した実践的な実験指導と実験レポートの添削と評価を行う. |
履修条件 | a. 電気化学:専門化学実験Iの内容(器具使用法など)と分析化学的および物理化学的な基礎知識. b. 物理化学基礎:専門化学実験Iの内容(器具使用法など)とpKa,反応熱,吸着に関する物理化学的な基礎知識. |
授業計画
第1回 | 実験講義および安全講習:実験の進め方,実験を行う上での留意事項に関する講習を行う. 予習(2時間以上):実験書に目を通して実験内容の概略を把握しておく. 復習(2時間以上):講習内容を反芻する. |
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第2回 | a. 実験講義① 予習(2時間以上):実験書に目を通して該当する実験内容の概略を把握しておく. 復習(2時間以上):講習内容を反芻して実験計画に役立てられるよう理解すること. |
第3回 | a. 実験講義②:電気化学概説 本実験過程のより深い洞察を可能とするために,基本電気化学を概説する. 予習(2時間以上):実験書に目を通して該当する実験内容の概略を把握しておく. 復習(2時間以上):講習内容を反芻して実験計画に役立てられるよう理解すること. |
第4回 | a. 電気化学①:電気化学的分析法の例として,過マンガン酸カリウム標準溶液の標定を行う. 予習(2時間以上):実験内容を理解し,担当教員の指示に従い実験計画をたてておき,予習レポートを書いておく. 復習(2時間以上):実験結果の解析を行いレポートを作成する. |
第5回 | a. 電気化学①:レポート作成のための計算,まとめ,考察などを行う. 予習(2時間以上):これまでの実験内容および得られた結果を理解しノートに纏めておく. 復習(2時間以上):実験結果の詳細な解析および考察をもとにレポートを完成させる. |
第6回 | a. 電気化学②:水素を電気化学的に発生させ,その水素を燃料電池として有効利用する方法を学ぶ. 予習(2時間以上):実験内容を理解し,担当教員の指示に従い実験計画をたてておき,予習レポートを書いておく. 復習(2時間以上):実験結果の解析を行いレポートを作成する. |
第7回 | a. 電気化学②:レポート作成のための計算,まとめ,考察などを行う. 予習(2時間以上):これまでの実験内容および得られた結果を理解しノートに纏めておく. 復習(2時間以上):実験結果の詳細な解析および考察をもとにレポートを完成させる. |
第8回 | a. 電気化学③:太陽電池の原理を学び,試作して,効率向上を図る. 予習(2時間以上):実験内容を理解し,担当教員の指示に従い実験計画をたてておき,予習レポートを書いておく. 復習(2時間以上):実験結果の解析を行いレポートを作成する. |
第9回 | b. 実験講義 予習(2時間以上):実験書に目を通して該当する実験内容の概略を把握しておく. 復習(2時間以上):講習内容を反芻して実験計画に役立てられるよう理解すること. |
第10回 | b. 物理化学基礎:解離定数の測定を行う.置換フェノールのpKaを測定し,酸・塩基平衡,置換基効果について学ぶ. 予習(2時間以上):実験内容を理解し,担当教員の指示に従い実験計画をたてておき,予習レポートを書いておく. 復習(2時間以上):実験結果の解析を行いレポートを作成する. |
第11回 | b. 物理化学基礎:解離定数の測定を行う.置換フェノールのpKaを測定し,酸・塩基平衡,置換基効果について学ぶ. 予習(2時間以上):実験内容を理解し,担当教員の指示に従い実験計画をたてておき,予習レポートを書いておく. 復習(2時間以上):実験結果の解析を行いレポートを作成する. |
第12回 | b. 物理化学基礎: 表計算ソフトExcelの,文字・数字・式の入力方法,関数,グラフ作成方法,近似曲線などの機能を理解し,実験データの解析法について学ぶ. 予習(2時間以上): 実験データの取り扱い方について理解しておく. 復習(2時間以上):実験データの解析を行いレポートを作成する. |
第13回 | b. 物理化学基礎:Excelによる吸着データの解析について学ぶ. 予習(2時間以上):実験内容を理解し、結果のまとめ方を考える. 復習(2時間以上):実験結果の解析を行いレポートを作成する. |
第14回 | b. 物理化学基礎:吸着量の測定を行う.水中の酢酸の活性炭への吸着量を定量し,Langmuir型の吸着について学ぶ. 予習(2時間以上):実験内容を理解し,担当教員の指示に従い実験計画をたてておき,予習レポートを書いておく. 復習(2時間以上):実験結果の解析を行いレポートを作成する. |
第15回 | b. 物理化学基礎:吸着量の測定を行う.水中の酢酸の活性炭への吸着量を定量し,Langmuir型の吸着について学ぶ. 予習(2時間以上):実験内容を理解し,担当教員の指示に従い実験計画をたてておき,予習レポートを書いておく. 復習(2時間以上):実験結果の解析を行いレポートを作成する. |
その他
教科書 |
大月穣,青山忠,浮谷基彦,遠山岳史,松田弘幸 『理工系のための化学実験-基礎化学からバイオ・機能材料まで』 共立出版株式会社 2016年 第1版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
実験への準備,参加状況および取り組む姿勢: 50%,実験レポート: 50%で評価する. |
質問への対応 | 実験時間中に随時受け付ける. |
研究室又は 連絡先 |
a. 電気化学:須川晃資(206B 超分子化学研究室) b. 物理化学基礎:大月穣(218 超分子化学研究室) |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 16:30 ~ 18:30
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学生への メッセージ |
自分で得たデータを使って考察することは化学の現象を理解する上で重要であるため,積極的な姿勢で実験に取り組んでもらいたい.そのためにも事前に教科書を読んでくることが大切である. |