2023年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | バイオマテリアル | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 松下・青柳 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L54R |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 本講義を受講することにより,発展が目覚ましい医療技術は医学自身の進歩ばかりでなく,医療機器や医療材料(バイオマテリアル)の進展も大きく貢献していることを説明できる。さらに、現在の医療におけるバイオマテリアルの具体例を例示でき、そのバイオマテリアル技術の詳細を説明できる。 なお,本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当している. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書やパワーポイントを用いて対面で行う.現在医療現場・バイオマテリアル開発現場にて活躍する外部講師を招き,バイオマテリアルの重要性について講演頂く場合があるので積極的に参加すること. |
履修条件 | 基礎有機化学,基礎無機化学,基礎物理化学および基礎生命科学を履修し,基本的な内容を理解しておくこと.必須ではないが,高分子化学関連および生命科学関連科目を履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 【授業内容】:「ガイダンス, バイオマテリアルの社会的側面についての概説」 【事前学習】:バイオマテリアルとは何か,教科書p1-3およびp198-201について予習しておくこと(120分). 【事後学習】:重要な点,理解できなかった点をまとめておくこと(120分). |
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第2回 | 【授業内容】:「生体適合性とバイオマテリアル(生体適合性獲得の歴史)」 【事前学習】:教科書p120-135を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:バイオマテリアルに必要な性質について理解し,復習しておくこと(120分). |
第3回 | 【授業内容】:「高分子系バイオマテリアル1」 【事前学習】:教科書p27-60を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:高分子系バイオマテリアルについて説明できるように復習しておくこと(120分). |
第4回 | 【授業内容】:「高分子系バイオマテリアル2(スマートバイオマテリアル)」 【事前学習】:教科書p27-60を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:スマートバイオマテリアルについて説明できるように復習しておくこと(120分). |
第5回 | 【授業内容】:「無機系および金属系バイオマテリアル」 【事前学習】:教科書p27-60を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:無機系および金属系について説明できるように復習しておくこと(120分). |
第6回 | 【授業内容】:「ドラッグデリバリーシステムの基礎」 【事前学習】:教科書p158-169を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:ドラッグデリバリーシステムの概念について説明できるように復習しておくこと(120分). |
第7回 | 【授業内容】:「ドラッグデリバリーシステムにおける材料の役割」 【事前学習】:教科書p158-169を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:ドラッグデリバリーシステムにおける材料の役割について説明できるように復習しておくこと(120分). |
第8回 | 【授業内容】:「バイオマテリアル理解のための生命科学」 【事前学習】:教科書p4-26を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:生体の仕組みについて説明できるように復習しておくこと(120分). |
第9回 | 【授業内容】:「生体由来バイオマテリアル」 【事前学習】:教科書p61-75を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:生体由来のバイオマテリアルについて説明できるように復習しておくこと(120分). |
第10回 | 【授業内容】:「医療機器―人工臓器・医療デバイス―1」 【事前学習】:教科書p136-145を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:循環器系人工臓器について,重要な点,理解できなかった点をまとめておくこと(120分). |
第11回 | 【授業内容】:「医療機器―人工臓器・医療デバイス―2」 【事前学習】:教科書p145-153を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:代謝系人工臓器および感覚器系人工臓器について,重要な点,理解できなかった点をまとめておくこと(120分). |
第12回 | 【授業内容】:「医療機器―人工臓器・医療デバイス―3」 【事前学習】:教科書p145-153を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:整形外科系人工臓器および歯科系人工臓器について,重要な点,理解できなかった点をまとめておくこと(120分). |
第13回 | 【授業内容】:「医療機器―人工臓器・医療デバイス―4,診断,消毒」 【事前学習】:教科書p154-156およびp192-197を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:一般外科用医療機器,診断法および消毒・滅菌について,重要な点,理解できなかった点をまとめておくこと(120分). |
第14回 | 【授業内容】:「再生医療1(ES細胞、iPS細胞、細胞シート工学を中心として)」 【事前学習】:教科書p170-176を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:再生医療,特にES細胞,iPS細胞,細胞シートを用いた技術について復習しておくこと(120分). |
第15回 | 【授業内容】:「総合討論」(本講義の振り返りと将来展望について) 【事前学習】:第1回から第14回までの講義内容を復習しておくこと(120分). 【事後学習】:重要な点,理解できなかった点をまとめておくこと(120分). |
その他
教科書 |
山岡哲二・大矢裕一・中野貴由・石原一彦 『バイオマテリアルサイエンス―基礎から臨床まで―第2版』 東京化学同人 2018年 第2版
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参考書 |
岡野光夫 『バイオマテリアル その基礎と先端研究への展開』 東京化学同人 2016年 第1版
青柳隆夫 『医療用バイオマテリアルの研究開発』 シーエムシー出版 2017年
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成績評価の方法 及び基準 |
講義後に提示する課題の提出状況や内容により評価する(100%). 課題のフィードバックは講義内にて行う. |
質問への対応 | 講義内およびCST-VOICE上に掲載されているGoogle form経由にて対応し,次の講義内でフィードバックする. |
研究室又は 連絡先 |
・青柳隆夫 物質応用化学科有機材料化学研究室(駿河台校舎2号館2階213室) E-mail;aoyagi.takao@nihon-u.ac.jp Tel; 03-3259-0433 ・松下祥子 物質生命化学研究室(駿河台校舎2号館2階212室) E-mail: matsushita.shoko@nihon-u.ac.jp Tel: 03-3259-0802 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 14:00 ~ 18:00 青柳
月曜 駿河台 15:00 ~ 17:00 松下
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学生への メッセージ |
講義は,様々な材料の性質および生命現象と関連付けて進めていきます. そして,バイオマテリアルが社会でどのように応用されているのかを一緒に学んでいきたいと思います. |