2023年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 基礎無機化学 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 三五 弘之 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L55M |
クラス | A,B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ・本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています. 1)原子の電子配置を築き上げることができる ⇒ 核外電子の挙動をイメージする 2)安定な電子配置を説明することができる ⇒ 化学結合に関わる原子・イオンの電子配置を知る 3)共有結合における電子の関わり方について説明することができる ⇒ 原子軌道と分子軌道の違いを知る 4)分子や結晶の構造について説明することができる ⇒ 規則正しい原子・分子・イオンの並び方を知る |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
・「オンデマンド型授業」とする ・GoogleClassroomを利用して,オンデマンド形式で行う |
履修条件 | ・科目区分:専門教育科目 ・履修条件:必修科目 ・前年度設置の「基礎無機化学」の再履修科目である ・再履修用科目であるので,未履修者は1年次設置の同科目を受講すること |
授業計画
第1回 | テーマ1:化学のはじまり (1)原子の概念 (2)ドルトンの原子説からアボガドロの分子説へ <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
---|---|
第2回 | テーマ2:原子の構造 (1)原子構造の解明 (2)Bohr の理論と水素原子模型 ーBalmerのひらめき,Rydberg式ー <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
第3回 | (3)Bohr の理論と水素原子模型 ー電子の軌道半径とエネルギー準位ー <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
第4回 | (4)新しい原子模型と量子数 ー原子中の電子の状態を決める要因ー <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
第5回 | (5)元素の築き上げ -Hund の法則,Pauli の排他律,電子配置による元素の分類ー <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
第6回 | テーマ3:安定なイオンの電子配置 (1)貴ガス型電子殻構造 (2)18電子殻構造 (3)不活性電子対効果 <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
第7回 | (4)有効核電荷 <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
第8回 | テーマ4:元素の一般的性質 (1)原子の大きさ (2)イオンの大きさ <準備学修 1時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 1時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. 【中間試験レポート提出(1回目)】 <準備学修 1時間> 第1回から第7回までの講義内容を振り返る. <事後学修 1時間> 第1回から第7回に関する設問に解答し,レポートを作成して提出すること. |
第9回 | テーマ5:化学結合に関わるエネルギー (1)イオン化エネルギー (2)電子親和力 (3)電気陰性度 <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
第10回 | テーマ6:イオン結合と結晶構造 (1)イオン結合 (2)結晶格子の表し方 ー単位格子と結晶系及びブラベ格子ー (3)イオン結晶の構造 ー限界半径比ー <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
第11回 | (4)格子欠陥 -化学量論的欠陥と非化学量論的欠陥ー <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
第12回 | テーマ7:共有結合と分子モデル (1)原子価結合法と混成軌道 (2)VSEPR理論に基づく分子の構造 <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
第13回 | (3)共鳴の概念 <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
第14回 | 【第8回の中間レポート(1回目)の解説】 <準備学修 1時間> 提出済みの中間レポート(写)を用意し,各自の解答を再度確認しておく. <事後学修 1時間> 解説と自分の解答を比較し,誤った問題に関しては再度確認する. 【最終レポートの作成・提出(2回目)】 <準備学修 1時間> 第8回から第13回までの講義内容を振り返る. <事後学修 1時間> 第8回から第13回に関する設問に解答し,レポートを作成して提出すること. |
第15回 | テーマ8:分子軌道法の初歩 <準備学修 2時間> 今回のテーマについて高等学校の教科書・参考書などを精読し,さらに不明な点は各自で調査し,簡潔に説明できるようにまとめておく.可能ならば,別掲の参考書も参照されたい. <事後学修 2時間> 講義で用いたPower Point 資料をノートにまとめ,再度精読する. |
その他
教科書 |
『無機化学の基礎 [ISBN978-4-7598-1837-6]』 坪村 太郎・川本 達也・佃 俊明 化学同人 2022年 第1版
|
---|---|
参考書 |
三吉 克彦 『はじめて学ぶ大学の無機化学[ISBN4-7598-0798-5]』 化学同人 2018年 第1版
田中 勝久 他訳 『シュライバー・アトキンス 無機化学(上)第6版[ISBN978-4-8079-0898-1]』 東京化学同人 2016年 第6版
|
成績評価の方法 及び基準 |
・中間レポート(45%),最終レポート(45%)及びClassroomの視聴状況(課題の提出状況,10%)により評価する |
質問への対応 | メールで対応する |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館822室,sango.hiroyuki※nihon-u.ac.jp(※に@を入れる) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:20
|
学生への メッセージ |
無機化学というよりは,「大学で学ぶ化学の出発点」といった位置づけの科目である. 気楽に受講して,しっかり「モノ」にして欲しい. |