2023年 理工学部 シラバス - 物理学科
設置情報
科目名 | 数式・画像処理 | ||
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設置学科 | 物理学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 鈴木 潔光 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M41N |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 1.Mathematica を利用して数学の問題を解ける。2.代数計算・微分積分・微分方程式・フーリエ級数等の意味を、グラフ描画を通じて理解できる。 本授業科目はDP3及びCP3に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 駿河台校舎計算機演習室での実習を中心とした講義を行う。 各テーマ終了後、インターネットを利用した小テストおよびその解説を実施し、理解を深める。 |
履修条件 | 基礎から説明するので、予備知識は特に必要ありません。ただし、情報教育研究センターが発行しているIDとパスワードは、必ず把握しておくこと。 |
授業計画
第1回 | 講義概要 ・数式処理ソフト(Mathematica)とは? ・Mathematicaによる物理・数学の教育実践例 【事前学習】0時間 【事後学習】2時間 Mathematicaを利用した、物理・数学の教育実践例を理解しておくこと。 |
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第2回 | 1 Mathematicaの基本演算 ・Mathematica の起動・終了と実行 ・加減乗除の基本計算 【事前学習】2時間 教科書1~4ページを読み、内容を把握してくること。 【事後学習】2時間 Mathematicaを利用した、基本的な計算ができるようにしておくこと。 |
第3回 | 2 Mathematicaによる代数計算(その1) ・ベクトルと行列の演算 ・逆行列・行列式 【事前学習】2時間 教科書4~5ページを読み、内容を把握してくること。 【事後学習】2時間 Mathematicaを利用した、線形代数の計算ができるようにしておくこと。 |
第4回 | Mathematicaによる代数計算(その2) ・固有値と固有ベクトル ・代数方程式の解 (代数に関する小テスト(1回目)) 【事前学習】2時間 第3回に作成したMathematicaのファイルの内容を、復習してくること。 【事後学習】2時間 実施した小テストの問題をMathematicaを利用して解けるようにしておくこと。 |
第5回 | 3 Mathematicaによる微分積分(その1) ・常微分・偏微分 ・積分およびその近似計算 【事前学習】2時間 教科書5~7ページを読み、内容を把握してくること。 【事後学習】2時間 Mathematicaを利用した、微分・積分の計算ができるようにしておくこと。 |
第6回 | Mathematicaによる微分積分(その2) ・関数の展開と近似値 ・極限値 (微分積分に関する小テスト(2回目)) 【事前学習】2時間 教科書9~10ページを読み、内容を把握してくること。 【事後学習】2時間 実施した小テストの問題をMathematicaを利用して解けるようにしておくこと。 |
第7回 | 4 Mathematicaによる微分方程式の計算(その1) ・常微分方程式 ・連立常微分方程式 【事前学習】2時間 教科書7~8ページを読み、内容を把握してくること。 【事後学習】2時間 Mathematicaを利用して、微分方程式の解が求められるようにしておくこと。 |
第8回 | Mathematicaによる微分方程式の計算(その2) ・初期値問題と境界値問題 ・近似解 (微分方程式に関する小テスト(3回目)) 【事前学習】2時間 第7回に作成したMathematicaのファイルの内容を、復習してくること。 【事後学習】2時間 実施した小テストの問題をMathematicaを利用して解けるようにしておくこと。 |
第9回 | 5 Mathematicaによるグラフィクス(その1) ・1変数関数のグラフ ・パラメータ表示された関数のプロット 【事前学習】2時間 教科書12~14ページを読み、内容を把握してくること。 【事後学習】2時間 Mathematicaを利用して、グラフが描けるようにしておくこと。 |
第10回 | Mathematicaによるグラフィクス(その2) ・密度グラフと等高線グラフ ・3次元グラフ (グラフィクスに関する小テスト(4回目)) 【事前学習】2時間 第9回に作成したMathematicaのファイルの内容を、復習してくること。 【事後学習】2時間 実施した小テストの問題をMathematicaを利用して解けるようにしておくこと。 |
第11回 | 6 Mathematicaの応用(その1) ・電磁気学とベクトル解析 ・線形代数とグラフ 【事前学習】2時間 教科書21~22ページを読み、内容を把握してくること。 【事後学習】2時間 Mathematicaを利用して、ベクトル場のグラフが描けるようにしておくこと。 |
第12回 | Mathematicaの応用(その2) ・ニュートン法による高次代数方程式の解 ・数値の補間 【事前学習】2時間 教科書9~11ページを読み、内容を把握してくること。 【事後学習】2時間 Mathematicaを利用して、近似解法ができるようにしておくこと。 |
第13回 | Mathematicaの応用(その3) ・フーリエ級数とグラフ ・フーリエ変換の定義と分野による定義の違い 【事前学習】2時間 教科書15~17ページを読み、内容を把握してくること。 【事後学習】2時間 Mathematicaを利用して、フーリエ級数のグラフが描けるようにしておくこと。 |
第14回 | Mathematicaの応用(その4) ・連立微分方程式と固有値・固有ベクトルの関係 ・漸化式・再帰呼び出しとカオス (応用に関する小テスト(5回目)) 【事前学習】3時間 第13回に作成したMathematicaのファイルの内容を、復習してくること。 【事後学習】2時間 実施した小テストの問題をMathematicaを利用して解けるようにしておくこと。 |
第15回 | 理解度確認テストおよびその解説 ・Mathematicaを利用した物理・数学に関する理解度確認テスト ・解説 【事前学習】3時間 授業で作成したすべての内容を、復習してくること。 【事後学習】2時間 ペーパーテスト実施した試験の問題をMathematicaを利用して解けるようにしておくこと。 |
その他
教科書 |
自作教科書をガイダンス時に配布
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参考書 |
課題ごとに指示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
各単元終了後の課題提出(1回3点×10回) 30点、理解度確認試験 70点 |
質問への対応 | 授業中や授業後に質問してもいいですが、時間も限られますので、下記メールアドレスへお願いします。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 833D室(内線 982) メール:suzuki.kiyomitsu@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 10:30 ~ 12:00 駿河台校舎 833D
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学生への メッセージ |
大学に入学してから学んだ数学の総復習をMathematicaを利用して実施します。黒板では描きにくいグラフ等を描きながら、数学の理解を深めましょう。 |