2023年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 地球環境化学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 伊藤 賢一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | S66C |
クラス | 学科共通(全学科) | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 人類は物質文明によって支えられ,豊かで快適な生活を行えるようになった。この物質文明は自然科学によって構築されており,その一部に「化学」が存在する。しかし昨今,人間にとっての豊かで快適な生活が地球環境の脅威となっている現状があるとされる。本科目・地球環境化学は地球環境に関する事柄を「化学」の視点から解説するので,本科目を受講することによってそれらに関する基礎的,または応用的な知識を習得することができる。 本授業科目は DP1 及び CP1 に該当している。 また本科目は,理工学部の全学生を対象とするものであるが,特に交通システム工学科の学生においては学習・教育到達目標(B)「技術者倫理」の達成に主体的に関与する科目である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
本講義はオンデマンド型授業(講義動画を配信する方式)で実施する。 授業では教科書を用い,毎講義後に振返課題の解答及び提出を求める。課題は提出後に,模範解答の掲示等の解説を行う。 |
履修条件 | 選択科目 高校で「化学基礎」及び「化学」を履修していることが望ましい。 本科目は基礎的な知識をベースとした応用・発展的な内容であるので,そのことをよく理解して授業に臨むこと,とする。 |
授業計画
第1回 | 授業の進め方(授業ガイダンス)及び「環境科学」の解説としてグリーンケミストリーに関する講義を行う。 【事前学習(120分)】シラバスをよく確認する。高校の化学の教科書を用い,その内容に関して復習しておく。また教科書を用い,環境の危機・持続可能な社会等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,その内容に関して復習し,環境化学関連記事などを読んで,各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
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第2回 | 「地球環境 ①」の解説として,地球大気の構造/大気の成分/大気汚染物質に関する講義を行う。 【事前学習(120 分)】教科書を用い,温室効果,空気の組成,硫黄酸化物等に関して予習しておく。 【事後学習(120 分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第3回 | 「地球環境 ②」の解説として,大気汚染物質/酸性雨に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,窒素酸化物他,酸性雨と土壌に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第4回 | 「地球環境 ③」の解説として,大気汚染の推移に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,大気中の汚染物質等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第5回 | 「地球環境 ④」の解説として,大気汚染物質の対策に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,脱硝技術,脱硫技術等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第6回 | 「水資源 ①」の解説として,水分子の構造と性質/自然界の水/資源としての水に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,水の存在と循環,水需要,水資源腑残量等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第7回 | 「水資源 ②」の解説として,資源としての水/水の浄化と精製に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,水資源の利用,水力発電,浄水処理等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第8回 | 「水資源 ③」の解説として,水資源と環境/水域環境保全と科学技術/貴重な水資源に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,水質環境基準,水質汚濁等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第9回 | 「気候変動 ①」の解説として,地球温暖化/赤外線の吸収と地球の温度に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,温室効果,赤外線と分子,地球のエネルギー収支・地球温暖化係数,放射強制力,フィードバック効果等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第10回 | 「気候変動 ②」の解説として,人間活動と温室効果ガス/気候変動の諸要因/温暖化への対策に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,温室効果ガスの濃度推移,省エネルギー等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第11回 | 「オゾン層 ①」の解説として,オゾン層のはたらき/紫外線とオゾン層に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,オゾンホール,オゾンの生成等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第12回 | 「オゾン層 ②」の解説として,オゾン層破壊の化学反応に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,フロン,ラジカル連鎖反応,オゾン層破壊係数等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第13回 | 「省エネルギー ①」の解説として,人間社会とエネルギー/エネルギーとその変換/火力発電に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,エネルギー,火力発電等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第14回 | 「省エネルギー ②」の解説として,燃料電池/バイオマス/バイオ燃料/太陽光発電に関する講義を行う。 【事前学習(120分)】教科書を用い,電池,燃料電池自動車,光合成,バイオエタノール等に関して予習しておく。 【事後学習(120分)】授業後,教科書該当箇所の内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。 |
第15回 | 課題(レポート)の解説と,その作成を行う。 【事前学習(120分)】これまでの授業内容を確認する。 【事後学習(120分)】解答した内容がどの程度合っていたか,また間違っている箇所があったとすればその要因を考えて各自で再確認及びその理解を深める。 |
その他
教科書 |
荻野和子他 『環境と化学 グリーンケミストリー入門 第3版』 東京化学同人 2018年 第3版
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参考書 |
必要に応じて紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は, ・平常点:45 点 ・課題(レポート):55 点 合計:100 点 とし,GPA 制度の基準に従って合否および優劣を総合評価する。 ただし,講義後に実施する振返課題に関して,第1回講義の課題提出は必須としてその提出が無い場合や,全 15 回の講義における課題の提出期限までの提出(回答)率が 80 % 未満の場合は評価の対象としないので十分注意すること,とする。 |
質問への対応 | 授業前,授業終了後およびメール等で随時受付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:船橋校舎8号館1階811室 連絡先:itou.kennichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 船橋 16:40 ~ 18:10 船橋校舎8号館811室
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学生への メッセージ |
地球環境は複雑な事象の集合体である。それを科学で理解するためには自然科学の各分野に関する最低限の知識は必要である。可能な限りサポートは行うが,各人でそれを少しでも埋める努力が必須である。 |