2023年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 物質の変化と性質 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 小林 令子 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T15C |
クラス | 学科共通(全学科) | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 物質の変化の基礎を理解するため、反応速度・熱力学・化学平衡の考え方を学ぶ。さらに、物質の変化として重要な、酸・塩基反応及び酸化還元反応を理解する。また、炭素を主体とした材料の理解に必要な、有機化学の基礎を修得することを目標とする。 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
オンデマンド型授業。毎回、課題を出題するので、必ず提出すること。課題は、提出期限を過ぎたものは受け付けないので注意してください。課題のフィードバックは、提出期限後の授業にて行います。 |
履修条件 | 基礎教育科目・基礎科学分野(化学系)・選択科目 |
授業計画
第1回 | 授業のすすめ方、化学量論、化学反応式 【事前学習120分】シラバスをよく確認する。高校の化学の教科書を用い、シラバス記載の関連用語に関して予習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
---|---|
第2回 | 化学反応 (1)・・・発熱反応と吸熱反応、内部エネルギー、エンタルピー 【事前学習120分】反応熱とは何か予習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第3回 | 化学反応 (2)・・・エントロピー、ギブズ自由エネルギー 【事前学習120分】エントロピーについて予習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第4回 | 化学反応 (3)・・・反応次数、反応速度と温度、活性化エネルギー、触媒 【事前学習120分】反応速度のあらわし方について予習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第5回 | 化学反応 (4)・・・平衡定数、ルシャトリエの原理 【事前学習120分】高校教科書でルシャトリエの原理について復習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第6回 | 酸塩基反応・・・酸塩基反応の平衡定数、強酸・弱酸、pH 【事前学習120分】酸性・塩基性の定義について予習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第7回 | 酸化還元反応・・・酸化・還元と酸化数、電池、酸化還元電位 【事前学習120分】酸化・還元の定義について予習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第8回 | 有機化学 (1)・・・炭素原子の電子配置と結合、ルイス構造、混成軌道 【事前学習120分】共有結合について復習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第9回 | 有機化学 (2)・・・有機化合物の骨格、有機化合物のグループ分け 【事前学習120分】官能基について予習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第10回 | 有機化学 (3)・・・有機化合物の親水性・疎水性、酸性・塩基性 【事前学習120分】共有結合の極性について復習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第11回 | 有機化学 (4)・・・炭化水素、酸素・窒素含有化合物、芳香族化合物 【事前学習120分】アルコール、アルデヒド、ケトン、カルボン酸、アミンについて予習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第12回 | 有機化学 (5)・・・有機化合物の酸化反応、燃焼 【事前学習120分】燃焼について予習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第13回 | 有機化学 (6)・・・有機化合物の重合反応、プラスチック 【事前学習120分】付加重合と縮合重合について予習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第14回 | 生化学 (1)・・・タンパク質と糖の構造と性質 【事前学習120分】アミン、カルボン酸、アルコールの性質について復習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
第15回 | 生化学 (2)・・・脂質と核酸の構造と性質 【事前学習120分】エステル、水素結合について復習しておくこと。 【事後学習120分】メディア資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 |
その他
教科書 |
教科書は指定しません。自作教材をCST-VOICEにアップします。下記の書籍も参考に学習を深めてください。
|
---|---|
参考書 |
大月 穣 『基礎の化学 (ISBN 978-480790846)』 東京化学同人 2014年 第1版
小林 憲司 他 『化学の世界への招待 (ISBN 978-4782707838)』 三共出版 2022年 第2版
高橋 秀依 他 『はじめて学ぶ有機化学 (ISBN 978-4759818079)』 化学同人 2015年 第1版
|
成績評価の方法 及び基準 |
レポートを含む課題で100%評価。 内訳は、授業毎回の課題が40%、全授業内容を対象とする総合課題が60%。 |
質問への対応 | 質問は、CST-VOICE、およびメールで受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
kobayashi.reiko※nihon-u.ac.jp (※には@を入れてください.) |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
化学反応や、有機化合物、生体を構成する化合物について大学生として知っておくべき基礎知識を修得する科目です。ぜひ積極的に勉強して欲しいです。 |