2023年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 関数論Ⅰ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 山崎 晋 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T22A |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 「関数論」という名称は伝統的なもので,現在は「複素解析学」がよく使われる.内容は簡単に言えば,複素数の範囲に於ける微分積分学である.複素数まで数の範囲を広げる事に依って多くの応用が可能になる.本講義ではその複素解析学の基本事項について入門講義を行う. 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当している. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書に依る通常の講義形式.課題を出題するので提出してもらう. |
履修条件 | 微分積分学の知識を必要とする. |
授業計画
第1回 | ガイダンス: 講義の内容,使う記号の説明等. 事前学習 高校の教科書,特に数学IIIの内容を確認する事 (120分) 事後学習 教科書を読み,全体の構成,章立て等を読んでおく事 (120分) |
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第2回 | 複素数とその計算 I: 複素数の四則演算を紹介する. 事前学習 教科書の対応部分(必要ならば高校の教科書)を読んでおく事 (120分) 事後学習 講義内容,特に複素数の計算について復習しておく事 (120分) |
第3回 | 複素数とその計算 II: 複素数の極形式を紹介する. 事前学習 教科書の対応部分及び三角函数について復習する事 (120分) 事後学習 講義内容,極形式について復習しておく事 (120分) |
第4回 | 指数函数: 複素函数としての指数函数について述べる. 事前学習 指数函数について復習する事 (120分) 事後学習 講義内容,複素変数の指数函数について復習しておく事 (120分) |
第5回 | 三角函数: 複素函数としての三角函数について述べる. 事前学習 前回学んだ指数函数について復習する事 (120分) 事後学習 講義内容,複素変数の三角函数について復習しておく事 (120分) |
第6回 | 対数函数: 複素函数としての対数函数について述べる. 事前学習 対数函数について復習する事 (120分) 事後学習 講義内容,複素変数の対数函数について復習しておく事 (120分) |
第7回 | 複素函数: 極限,連続性等について述べる. 事前学習 微分積分学IIで学んだ2変数函数の極限について復習する事 (120分) 事後学習 講義内容,複素変数の極限,連続性について復習しておく事 (120分) |
第8回 | 実1変数函数の微分,実2変数函数の微分,偏微分について復習及び補足を行う. 事前学習 微分積分学I,IIで学んだ函数の微分,偏微分について復習する事 (120分) 事後学習 講義内容,複素変数の微分,偏微分について復習しておく事 (120分) |
第9回 | 複素微分 I: 複素微分可能性,正則性について述べる. 事前学習 前回の内容について再度復習する事 (120分) 事後学習 講義内容,複素微分可能性,正則性について復習しておく事 (120分) |
第10回 | 複素微分 II: 正則性とCauchy-Riemann方程式との関連を述べる. 事前学習 前回の内容について再度復習する事 (120分) 事後学習 講義内容,特にCauchy-Riemann方程式について復習しておく事 (120分) |
第11回 | 複素微分 III: 実2変数函数の微分とCauchy-Riemann方程式との関連を述べる. 事前学習 微分積分学I,IIで学んだ函数の2変数函数の微分について復習する事 (120分) 事後学習 講義内容,実2変数函数の微分とCauchy-Riemann方程式について復習しておく事 (120分) |
第12回 | 演習: 正則函数に関する演習を行う. 事前学習 前回迄の内容について復習する事 (120分) 事後学習 演習内容,プリントについて復習しておく事 (120分) |
第13回 | 正則函数の例 I: 多項式,有理式,指数函数等の複素微分について紹介する. 事前学習 Cauchy-Riemann方程式について復習しておく事 (120分) 事後学習 講義内容,複素微分の公式について復習しておく事 (120分) |
第14回 | 正則函数の例 II: 三角函数等の複素微分について紹介する. 事前学習 Cauchy-Riemann方程式について再度復習しておく事 (120分) 事後学習 講義内容,複素微分の公式について復習しておく事 (120分) |
第15回 | 平常試験を行い,終了後にその解説をする. 事前学習 教科書,ノート等で全般的な復習をしておく事 (120分) 事後学習 平常試験終了の解説に基づき,習った事を定着させておく事 (120分) |
その他
教科書 | |
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参考書 |
小寺平治 『テキスト複素解析』 共立出版 2010年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験による評価を70%, 提出課題の評価を30%とし,総合的に評価する. |
質問への対応 | e-mail 及び講義時間内. e-mail で質問の場合は,必ず大学のメールアドレスを使用する事. |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館4階847A室 yamazaki.susumu(この後に @nihon-u.ac.jp をつける) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:30 ~ 13:00
木曜 船橋 12:30 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
計算問題は,必ず自ら手を動かす事.真面目に取り組んで欲しい. |