2023年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)理科教育法Ⅱ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 大久保 尚紀 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X36F |
クラス | 教職中高理科 |
概要
学修到達目標 | 理科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された理科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。 |
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授業形態及び 授業方法 |
基本的には対面授業だが、社会事情等によりオンデマンドで一部行うことがある。 理科教育法としての講義と並行して,動画授業作成も取り組む。 また,動画を相互に評価し合うことでピア学習を進める。 |
履修条件 | ①第1回に授業を進める上で重要な事を説明するので必ず受講すること ②教職の登録をし受講料を支払っている事。 ③公立高校受験問題程度(中学理科)に関しての基礎学力が無ければならない。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス/理科教育法Ⅰの振り返り 【事前学習】理科教育法Ⅰの内容を見直してくる(4時間) 【課題】実験室での危険な箇所を考える |
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第2回 | ・1wの課題の結果と採用試験の例から教員として注意する危険を考える ・中学理科第一分野に関しての能力評価試験[B] 【試験】次週,一時返却し誤解答した点に関して認識させる。 【事前指導】中学校理科の範囲について復習しておく(4時間) |
第3回 | 能力評価試験の結果から学力実態を考える 【事後学習】提示資料について考え、自らの誤解答と他者の誤解答を検討する(4時間) |
第4回 | 学習指導要領(高校理科)の目標と全体構造について 【事後学習】配布資料に関して,授業内で取り上げたところの前後について熟読して重要な点の補完をしておくこと。(4時間) |
第5回 | 学習指導要領(高校理科)の全体構造等と科目概要について 【事後学習】配布資料に関して,授業内で取り上げたところの前後について熟読して重要な点の補完をしておくこと。(4時間) |
第6回 | パンデミックにおいて自宅でもできる高校理科の実験について1 ・実験1(浮力と密度)、実験2(バネを用いた弾性力測定と浮力実験における密度測定)、実験3(バネを用いた弾性力測定と単振動の振動周期)、実験4(光の干渉)、実験5(ホイートストンブリッジ)の5グループに分かれて実験準備 【事前学習】中学・高校の学習指導要領と指導要領解説の理科の範囲に目を通す。実験1~5に関して関連する学修をしておくこと(4時間) |
第7回 | パンデミックにおいて自宅でもできる高校理科の実験について2 ・各班ごとに実験装置の組み立て 【事前学習】実験について十分に学修し、どのような装置を作れば効果的かを考えておく。(2時間) 【事後学習】実験装置の写真などを発表用に整理しておく(2時間) |
第8回 | パンデミックにおいて自宅でもできる高校理科の実験について3 ・各班ごとに実験し測定結果をまとめる 【事前学習】実験手順について十分に学修し、どのような実験すれば効果的かを考えておく。データ表を作成しておく。(2時間) 【事後学習】実験結果を整理しておく(2時間) |
第9回 | パンデミックにおいて自宅でもできる高校理科の実験について4 ・実験装置の詳細から測定結果、さらには教員目線での考察までを発表できる形にまとめる(必要があれば追実験する)[A] 【事前学習】分担して実験結果を発表できる形にまとめる。(2時間) 【事後学習】発表原稿を見直し、発表の練習をしておく(2時間) |
第10回 | パンデミックにおいて自宅でもできる高校理科の実験について5 ・発表会と言う形で他グループの実験を共有する[C] 【事前学習】発表原稿を見直し、発表の練習をしておく(1時間) 【事後学習】他者の発表を聞いて実験の概要を整理しておく。指導案を作成する為に関連する学習内容に関して調査する(3時間) |
第11回 | 音速の温度依存性測定について1 ・論文紹介と実験準備 【事後学習】配布資料に関して,授業内で取り上げたところの前後について熟読して重要な点の補完をしておくこと。実験準備の測定結果を整理しておくこと(4時間) |
第12回 | 音速の温度依存性測定について2 ・実際に実験をして測定値を得る 【事後学習】実験の測定結果を整理しておくこと(4時間) |
第13回 | 音速の温度依存性測定について3 ・結果の解析と結果発表をする[A] 【事前学習】実験の測定結果を整理し他者に提示できるようにしておくこと(2時間) 【事後学習】実験の全体像を整理しておくこと(2時間) |
第14回 | ・第6~10回で行った実験を含む指導案の作成提出[D] ・中学理科(主に物理)に関しての能力評価試験(再試験)[B] 【試験】試験結果を質疑応答する。 【事前学修】指導案のたたき台を作成してくる。能力評価試験(再試験)の学生は中学校理科の範囲について復習しておく(4時間) |
第15回 | ・現在の教育関連問題を考える(小論文)[E] ・総括 【事前学習】学習指導案を作成する為に必要な教科書等の情報を集める(4時間) |
その他
教科書 |
適宜資料等配付する。
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参考書 |
文部科学省「中学校学習指導要領」2017年3月
文部科学省「高等学校学習指導要領」2018年3月
文部科学省「中学校学習指導要領解説 理科編」2017年6月
文部科学省「高等学校学習指導要領解説 理科編」2018年最新版
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成績評価の方法 及び基準 |
[A]授業内課題(自宅でできる実験結果報告含む)(20%程度)・[B]能力評価試験(20%程度)・[C]発表会(質疑応答含む)(20%程度)・D.学習指導案(20%程度)・E.小論文(20%程度)の総合評価とするが、B.は7割, A.C.D.E.各々5割が最低基準であり、これらの中で1つでも基準に達しない評価がある場合は基本的には単位取得できない。 |
質問への対応 | オフィスアワーにて対応します。 ただし、会議などの場合もありますので、まずメールで連絡下さい。 |
研究室又は 連絡先 |
〒274-8501船橋市習志野台7-24-1日本大学理工学部一般物理 1号館1F 112,111B,125室 大久保尚紀ohkubo.naoki[アットマークに変更]nihon-u.ac.jp ※メールタイトルには「教職」や「理科教育法」等のキーワードが入っていること ※駿河台校舎にいるときには,教職課程室とその隣室(S605,S606)にいる可能性が高い |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 17:30 ~ 20:30 教職課程室
水曜 船橋 12:30 ~ 14:00 112室,もしくは125室
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学生への メッセージ |
必要なものは配布します |