2023年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)工業科教育法Ⅰ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 3年 |
担当者 | 菊池 貞介 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | X46D |
クラス |
概要
学修到達目標 | 高等学校教員免許「工業」を取得するための科目です。高等学校学習指導要領「工業」編に従い、「工業」科目の意義、指導内容、内容の取り扱い、教材選定、指導法を身に付けることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業による講義形式を基本とします。課題研究のレポート作成や模擬教材の作成、模擬授業などを実施し、意欲や理解度を判断します。 なお、補足事項などについて、初回授業やCST-VOICEのお知らせ機能で連絡しますので留意してください。 |
履修条件 | 教員免許「工業」取得を目指しており、専門分野の工業に関する基礎・基本を身に付け工業概論を履修していることが望ましい。導入偏として位置付けているため、履修の順序に留意してください。 ※旧課程の学生は、「教科教育法Ⅰ」とあわせて「教育課程論」を履修する必要がある。編入学生や科目等履修生で新・旧課程の区分が分からない場合、教務課窓口に問い合わせてください。 |
授業計画
第1回 | 教育基本法、学習指導要領「工業」の指導内容、内容の取り扱いを概観し研究する。 予習:教育基本法、学習指導要領「工業」の指導目標を確認する。(120分) 復習:教育基本法の教育の目的、目標をレポートにまとめる。(120分) |
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第2回 | 「工業」教科指導の特質、将来のスペシャリスト育成に求められる専門性を研究する。 予習:学習指導要領「工業」に示され指導目標、内容の取扱いを調べる。(120分) 復習:工業教育における資質・能力とは何かを整理する。(120分) |
第3回 | 日本の伝統技術や技術発展の変遷を調査し、工業教育の在り方を研究する。 予習:産業革命以後の工業技術の発達や産業社会の変化を調査する。(120分) 復習:工業教育の教科構成と各分野の科目構成を整理する。(120分) |
第4回 | ものづくりの基礎・基本となる実践的な指導法や学習展開法を研究する。 予習:自然科学の原理や法則を工業教育にどのように取り入れるかを考察する。(120分) 復習:科目指導に求められる思考・判断・表現とは何かをレポートにまとめる。(120分) |
第5回 | 工業原則履修科目「工業技術基礎」「課題研究」の指導内容と内容の取扱いを研究する。 予習:「工業技術基礎」「課題研究」の指導目標を理解する。(120分) 復習:学習指導要領に示された具体的な指導項目を整理する。(120分) |
第6回 | 「工業」基礎科目の指導内容と科目構成を研究する。 予習:自分が専攻している科目がどのような構成になっているを調べる。(120分) 復習:専門科目の科目群の特徴をまとめる。(120分) |
第7回 | 「工業」科目群の学習内容と内容の取扱いを研究する。 予習:機械科、建築科の教科指導の内容をまとめる。(120分) 復習:科目指導での基礎的、応用的な学習の進め方を整理する。(120分) |
第8回 | 「工業」教育課程の編成と年間指導計画の立案、授業計画を研究する。 予習:機械科の一学期、二学期、三学期の学習計画を立案する。(120分) 復習:教育課程の教育的意義と授業構成をまとめる。(120分) |
第9回 | 科学の原理・原則を取り入れた授業展開法や教材作成法を研究する。 予習:専門知識の基礎となる法則や方程式の重要性を論じなさい。(120分) 復習:電気回路とオームの法則の教科指導法を整理する。(120分) |
第10回 | 情報社会における工業教育の在り方、今後の「工業」教科指導内容と評価法を研究する。 予習:工業科目の評価規準を調べ、教科指導を高める手法を検討する。(120分) 復習:情報社会における工業教育の在り方をレポートにまとめる。(120分) |
第11回 | 「工業」授業実践に向けた指導案の作成や、実際の授業事例などをとおして教育効果を高める指導方法を研究する。 予習:「工業技術基礎」の指導案を作成する。 復習:作成した指導案の改善を行う。 |
第12回 | 「課題研究」に関する学習指導案を作成し、科目の目指すところなどを研究する。 予習:「課題研究」「実習」の指導案を作成する。(120分) 復習:「実習」の指導案を改善する。(120分) |
第13回 | 模擬授業等を行い、指導案の工夫や改善を行う。 予習:第12回の改善指導案を基に模擬授業での情報機器の活用法を検討する。(120分) 復習:模擬授業での不足部分の修正、点検を行う。(120分) |
第14回 | 工業人としての規範意識、安全衛生教育を進める指導法を研究する。 予習:工業安全教育の内容を調べ授業での活用法をまとめる。(120分) 復習:学習指導要領「工業」を読み直す。(120分) |
第15回 | 理解度を確認するためのレポート課題及び解説。「工業」教育の意義や役割をまとめる。 予習:学習指導要領に示された工業教育の目標、内容の取扱いを理解する。(120分) 復習:解説内容を基に再確認をする。(120分) |
その他
教科書 |
文部科学省 『高等学校学習指導要領「工業」編』 文部科学省 2018年
文部科学省、及び国立教育政策研究所のホームページに公開されているので、必要に応じてダウンロードの上、随時確認できるようプリントアウト等の手許資料を用意されたい。
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参考書 |
講義内で推薦図書、参考図書を紹介する。適宜、補助資料を配付する。
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成績評価の方法 及び基準 |
指定課題レポート(60%)、指導案の作成等授業内課題への取り組み(40%)とする。 指定課題レポートの提出は授業中に指示をする。指導案等は指定日までに提出する。 次の週に、レポート等提出物に対して全体に解説し、必要に応じて再提出を求める。 なお、教材作成や模擬授業などの演習は、相互評価を含めて取り組みの意欲や態度を評価に加えるので、欠席とならないよう留意してください。 |
質問への対応 | 授業終了後、CST-VOICEや講座の掲示板などで質問を受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
初回の授業で伝えます。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
工業科教育法Ⅱの基礎(前提)科目となります。理工学の創造的な学びに視点を向け、輝く工業系教員を目指しましょう。 ※履修者の状況を確認した上で、Zoom等の同時双方向授業や補講を行う場合があります。 ※授業内容については、CST-VOICEを通して連絡をするので、必ず確認するようにしてください。 |