2023年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)数学科教育法Ⅳ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 3年 |
担当者 | 鈴木 潔光 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y35F |
クラス | 数学科以外の学生用クラス |
概要
学修到達目標 | ・教材開発と教材作成に関して、 生徒の数学的活動を支え発展させる指導方法を学び、教師としての基本的な 指導力を身につけることができる。 ・PowerPoint VBA, Excel VBA, Mathematica, GeoGebra, Google form 等を用いて、教材作成ができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 ・教材開発と作成を行い、その相互検討・評価を行う。 ・計算機演習室で、実習形式で行う。各テーマごとに簡単な作成手段を説明するので、指定期間内にテーマを完成させ提出する。また、発表会等も実施する。 |
履修条件 | 教職課程の必修科目(新課程) ※旧課程の学生は履修する必要がない 基礎から説明するので予備知識は必要ないが、自宅のパソコンにもソフトウェアをインストールすることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 1 学習指導要領に見る、コンピュータを利用した数学教育 2 利用するソフトウェアの紹介 3 教材作成例の紹介 【事前学習】0時間 【事後学習】2時間 各ソフトウェアの使用方法を把握しておくこと。 |
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第2回 | 1 パワーポイントのアニメーションを利用した教材作成 様々なアニメーションの理解 数式の入力 【事前学習】2時間 PowerPoint の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第3回 | 2 PowerPoint VBA を活用した教材(その1) 開発タブの提示 保存ファイルの拡張子 ボタン・テキストボックスの作成 If~Then~Else If~Else~End If 文の構成 【事前学習】2時間 PowerPoint VBA の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第4回 | PowerPoint VBA を活用した教材(その2) ボタン・ラジオボタンの作成 For~Next 文の構成 採点および正解のテキストボックスへの表示 【事前学習】2時間 PowerPoint VBA の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第5回 | 3 Excel VBA を活用した教材(その1) 開発タブの提示 保存ファイルの拡張子 マクロの記録 セルの指定方法 パラメータを変化させたグラフの自動構成 【事前学習】2時間 Excel VBA の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第6回 | Excel VBA を活用した教材(その2) フォームの作成 フォーム上へのボタン・テキストボックスの配置 マクロの作成・実行 採点および正解のテキストボックスへの表示 【事前学習】2時間 Excel VBA の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第7回 | 4 Mathjaxを活用した教材 TeXの命令の理解 ブラウザ上に様々な数式を書く 【事前学習】2時間 TeX の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第8回 | 5 JavaScriptを活用した教材(その1) テキストボックスおよびボタンの作成 ブラウザ上での小テストの作成 【事前学習】2時間 JavaScript の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第9回 | JavaScriptを活用した教材(その2) ラジオボタンおよびボタンの作成 ブラウザ上での小テストの作成 【事前学習】2時間 JavaScript の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第10回 | 6 MathjaxとJavaScriptを用いた教材作成 数式とテキストボックス・ラジオボタンを併用した教材作成 【事前学習】2時間 MathjaxおよびJavaScript の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第11回 | 7 Mathematica を活用した教材(その1) Plot 関数によるグラフ描画 Manipulate 関数によるパラメータを変化させたグラフ描画 PlotRange の重要性 【事前学習】2時間 Mathematica の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第12回 | Mathematica を活用した教材(その2) ParametricPlot 関数によるグラフ描画 軌跡を残すグラフの描画 PlotRange の重要性 【事前学習】2時間 Mathematica の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第13回 | 8 GeoGebra を活用した教材(その1) サイトへのログインIDの登録 2次関数等のグラフ描画 サイトへのアップロード QRコードの作成 スマホ画面による確認 【事前学習】2時間 GeoGebra の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第14回 | GeoGebra を活用した教材(その2) スライダーを活用したグラフの移動 2つのオブジェクトの交点の表示 四角形等で表示された領域のスライダーによる移動 スマホ画面による確認 【事前学習】2時間 GeoGebra の使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
第15回 | 9 最終課題 これまでの授業で扱った様々なソフトウェアの中から1つを選んで、最終課題として提出する 【事前学習】2時間 これまで扱ったソフトウェアの使用法を勉強してくること。 【事後学習】2時間 出来上がった教材を参考に他の教材に応用できるようにしておくこと。 |
その他
教科書 |
文部科学省 『中学校学習指導要領解説 (H29年告示) 数学編』 日本文教出版 2018年
『高等学校学習指導要領解説(H30年告示) 数学編 』 日本学校図書 2019年
・必要に応じて自作の教材をポータル経由で配布する。
・学習指導要領解説の電子版は, 文部科学省のURLからダウンロードできる。
平成20・21年改訂 学習指導要領、解説等
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/index.htm
平成29・30年改訂 学習指導要領、解説等
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
毎回提出した教材の評価(15回×5点):75点 最終課題の評価25点 |
質問への対応 | 随時メールによる質問を受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:駿河台校舎 8号館3階 833D室 メール:suzuki.kiyomitsu@nihon-u.ac.jp 電 話:03-3259-0982 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:00 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
タブレット端末やコンピュータを利用して数学教育を行うことはもはや必須になりつつあります。業者の作成した問題集を利用するのにとどまらず、自分でも教材を作成できるようになりましょう。 |