2023年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)数学科教育法Ⅲ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 3年 |
担当者 | 大越 健斗 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y36D |
クラス | 数学科の学生用クラス | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 数学科教員として公教育の目的を果たしつつ、生徒の知的好奇心を喚起し、数学の知識理解と必要な数学的リテラシーの獲得を支援する教師としての土台を形成する。 具体的には次のことの達成を目指す。 1.教材開発能力の育成 2.(自身の気質を踏まえた)生徒の学びを促進する授業デザインの育成 3.自身の成長と協働での検討による授業改善に寄与する指導案の作成・活用能力の育成 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業にて実施します。 ただし、新型コロナウイルス感染症の流行状況に応じて、授業形態及び授業方法を変更することがあります。 |
履修条件 | 教職科目の必須課目 この授業は数学科の学生の設定科目です。 |
授業計画
第1回 | 1.本講座の目標と進め方を確認する。 2.学習指導要領の変遷と学習指導要領における今日の数学科の目標を確認する。 3.単元指導案、各校時案の目的とそれを踏まえた作成方法について説明する。 [事後学習] 特定の単元に対して単元指導案、授業指導案を作成する。 |
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第2回 | 1.様々な指導方法を紹介する。 導入場面や活用場面における教材をいくつか紹介する。 2.中学校第1学年における各領域(A数と式,B. 図形,C. 関数,D. データの活用)の目標を確認する。 3.2を踏まえ、中学校第1学年における特定の単元にて単元指導案、授業指導案を作成と検討を行う。 [事後課題]授業中に作成した単元指導案、授業指導案を洗練させる。 |
第3回 | 1.様々な指導方法を紹介する。 導入場面や活用場面における教材をいくつか紹介する。 2.中学校第2学年における各領域(A数と式,B. 図形,C. 関数,D. データの活用)の目標を確認する。 3.2を踏まえ、中学校第2学年における特定の単元にて単元指導案、授業指導案を作成と検討を行う。 [事後課題]授業中に作成した単元指導案、授業指導案を洗練させる。 |
第4回 | 1.様々な指導方法を紹介する。 導入場面や活用場面における教材をいくつか紹介する。 2.中学校第3学年における各領域(A数と式,B. 図形,C. 関数,D. データの活用)の目標を確認する。 3.2を踏まえ、中学校第3学年における特定の単元にて単元指導案、授業指導案を作成と検討を行う。 [事後課題]授業中に作成した単元指導案、授業指導案を洗練させる。 |
第5回 | 1.中学領域における単元指導案と授業指導案を持参し、相互に検討する。 2.模擬授業に向けて、グループで次の内容を検討する。 ・模擬授業で扱う授業の内容決定 ・模擬授業で扱う授業を含む単元指導案の作成 ・模擬授業の指導案の作成 [事前課題]これまでに作成した(新たに作成してもよい)単元指導案、授業指導案をさらに洗練させ、持参する。 [事後課題]次回以降の模擬授業の準備(単元指導案、授業指導案、教材の作成・検討、模擬授業の予行など)を行う。 |
第6回 | 模擬授業の実施と検討1 2グループを対象に模擬授業を行い、それぞれについて単元指導案、授業指導案、授業の様子、用いた教材、授業を受けてみた側の感想、対象概念の理解深化などの視点から検討する。 [事後課題]模擬授業未実施の班は次回以降の模擬授業の準備(単元指導案、授業指導案、教材の作成・検討、模擬授業の予行など)を行う。模擬授業を実施済みの班は模擬授業の反省を踏まえて、自身の単元指導案、授業指導案を改善する。 |
第7回 | 模擬授業の実施と検討2 2グループを対象に模擬授業を行い、それぞれについて単元指導案、授業指導案、授業の様子、用いた教材、授業を受けてみた側の感想、対象概念の理解深化などの視点から検討する。 [事後課題]模擬授業未実施の班は次回以降の模擬授業の準備(単元指導案、授業指導案、教材の作成・検討、模擬授業の予行など)を行う。模擬授業を実施済みの班は模擬授業の反省を踏まえて、自身の単元指導案、授業指導案を改善する。 |
第8回 | 模擬授業の実施と検討3 2グループを対象に模擬授業を行い、それぞれについて単元指導案、授業指導案、授業の様子、用いた教材、授業を受けてみた側の感想、対象概念の理解深化などの視点から検討する。 [事後課題]模擬授業の反省を踏まえて、自身の単元指導案、授業指導案を改善する。 |
第9回 | 1.様々な指導方法を紹介する。 導入場面や活用場面における教材をいくつか紹介する。 2.数学Ⅰの目標、数学Ⅰの各領域の内容と内容の取扱いを確認する。 3.2を踏まえ、数学Ⅰにおける特定の単元にて単元指導案、授業指導案を作成と検討を行う。 [事後課題]授業中に作成した単元指導案、授業指導案を洗練させる。また、次回模擬授業を実施するグループはその準備(単元指導案、授業指導案、教材の作成・検討、模擬授業の予行など)を行う。 |
第10回 | (前半) 1.様々な指導方法を紹介する。 導入場面や活用場面における教材をいくつか紹介する。 2.数学Aの目標、数学Aの各領域の内容と内容の取扱いを確認する。 3.2を踏まえ、数学Aにおける特定の単元にて単元指導案、授業指導案を作成と検討を行う。 (後半) 1グループを対象に模擬授業(~数学Ⅰまでの任意の単元)を実施を行い、それぞれについて単元指導案、授業指導案、授業の様子、用いた教材、授業を受けてみた側の感想、対象概念の理解深化などの視点から検討する。 [事後課題]授業中に作成した単元指導案、授業指導案を洗練させる。また、次回模擬授業を実施するグループはその準備(単元指導案、授業指導案、教材、模擬授業の予行など)を行う。 |
第11回 | (前半) 1.様々な指導方法を紹介する。 導入場面や活用場面における教材をいくつか紹介する。 2.数学Ⅱの目標、数学Ⅱの各領域の内容と内容の取扱いを確認する。 3.2を踏まえ、数学Ⅱにおける特定の単元にて単元指導案、授業指導案を作成と検討を行う。 (後半) 1グループを対象に模擬授業(~数学Aまでの任意の単元)を実施を行い、それぞれについて単元指導案、授業指導案、授業の様子、用いた教材、授業を受けてみた側の感想、対象概念の理解深化などの視点から検討する。 [事後課題]授業中に作成した単元指導案、授業指導案を洗練させる。また、次回模擬授業を実施するグループはその準備(単元指導案、授業指導案、教材、模擬授業の予行など)を行う。 |
第12回 | (前半) 1.様々な指導方法を紹介する。 導入場面や活用場面における教材をいくつか紹介する。 2.数学Bの目標、数学Bの各領域の内容と内容の取扱いを確認する。 3.2を踏まえ、数学Bにおける特定の単元にて単元指導案、授業指導案を作成と検討を行う。 (後半) 1グループを対象に模擬授業(~数学Ⅱまでの任意の単元)を実施を行い、それぞれについて単元指導案、授業指導案、授業の様子、用いた教材、授業を受けてみた側の感想、対象概念の理解深化などの視点から検討する。 [事後課題]授業中に作成した単元指導案、授業指導案を洗練させる。また、次回模擬授業を実施するグループはその準備(単元指導案、授業指導案、教材、模擬授業の予行など)を行う。 |
第13回 | (前半) 1.様々な指導方法を紹介する。 導入場面や活用場面における教材をいくつか紹介する。 2.数学Ⅲの目標、数学Ⅲの各領域の内容と内容の取扱いを確認する。 3.2を踏まえ、数学Ⅲにおける特定の単元にて単元指導案、授業指導案を作成と検討を行う。 (後半) 1グループを対象に模擬授業(~数学Bまでの任意の単元)を実施を行い、それぞれについて単元指導案、授業指導案、授業の様子、用いた教材、授業を受けてみた側の感想、対象概念の理解深化などの視点から検討する。 [事後課題]授業中に作成した単元指導案、授業指導案を洗練させる。また、次回模擬授業を実施するグループはその準備(単元指導案、授業指導案、教材、模擬授業の予行など)を行う。 |
第14回 | (前半) 1.様々な指導方法を紹介する。 導入場面や活用場面における教材をいくつか紹介する。 2.数学Cの目標、数学Cの各領域の内容と内容の取扱いを確認する。 3.2を踏まえ、数学Cにおける特定の単元にて単元指導案、授業指導案を作成と検討を行う。 (後半) 1グループを対象に模擬授業(~数学Ⅲまでの任意の単元)を実施を行い、それぞれについて単元指導案、授業指導案、授業の様子、用いた教材、授業を受けてみた側の感想、対象概念の理解深化などの視点から検討する。 [事後課題]授業中に作成した単元指導案、授業指導案を洗練させる。また、次回模擬授業を実施するグループはその準備(単元指導案、授業指導案、教材、模擬授業の予行など)を行う。 |
第15回 | (前半) 2グループを対象に模擬授業(~数学Cまでの任意の単元)を実施を行い、それぞれについて単元指導案、授業指導案、授業の様子、用いた教材、授業を受けてみた側の感想、対象概念の理解深化などの視点から検討する。 (後半) これまでの指導案・授業案・教材・模擬授業の内容を共有し、検討して整理する。 [事後課題] これまでの講義内容や模擬授業の検討を踏まえて、単元指導案、授業指導案を作成する。 |
その他
教科書 |
文部科学省『中学校学習指導要領解説(H29年告示)数学編』 日本文教出版大阪 2018年
文部科学省『高等学校学習指導要領解説(H30年告示)数学編 』 学校図書株式会社 2019年
いずれも文部科学省ホームページよりダウンロード可能です。
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参考書 |
中学高校時代に使用していた教科書や参考書があるとよいでしょう。
各授業にて扱う単元の教科書・参考書を持参して授業に臨んでください(出版社などは問いません)。
また、適宜資料を配布します。
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成績評価の方法 及び基準 |
単元指導案、授業指導案の提出とその内容、模擬授業の内容とそこでの議論内容をもとに評価を行います。 |
質問への対応 | 主に次の2つの方法で受け付けます。 ・講義の前後にて対面での対応 ・メールでの対応 |
研究室又は 連絡先 |
第1回授業時に伝えます。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |