2023年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)情報通信ネットワークⅡ | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 秋山 浩一郎 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y55E |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | インターネットの仕組みを学ぶことによって、現代社会において通信ネットワークが如何に大きな役割を果たしているかを理解した上で、ネットワークを安全に利用するために必要な情報セキュリティ技術の概要を理解する。PCを用いた実践も踏まえ、実社会に授業内容を活用できるように学修する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
本科目は、現代社会のインフラとなっている通信ネットワークで起きている脅威と、その対策技術としての情報セキュリティ基盤技術を理解することを目的とする。企業の中央研究所にて情報セキュリティの研究に携わってきた経験に基づいて、情報セキュリティにとって最も大切な「安全」とは何かを中心に解説する。授業は対面で実施する。対面で実施できないときは前日までにCST-VOICEにて連絡するので、必ず確認すること。また、PCを利用した演習を実施することがあるので、授業には必ずPCを持参すること。 |
履修条件 | 特になし。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス ・本講義の目標、講義方法と成績評価方法の説明、演習講義の説明、インターネットはなぜつながるのか(前期の復習) 授業の復習:今回の授業内容を復習し、講義計画の把握に努めることとする。 |
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第2回 | 前期範囲の復習 ・「情報通信ネットワークI」の内容を概観し、全体の流れをつかむ 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第3回 | アプリケーション層(1) ・遠隔ログイン ・電子メール 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第4回 | アプリケーション層(2) ・WWW 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第5回 | 演習 ・企業活動の体験演習 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する |
第6回 | 通信ネットワークの脅威 ・情報セキュリティ技術とは何か ・暗号の安全性について 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第7回 | 共通鍵暗号(1) ・暗号の安全性基準 ・古典的共通鍵暗号 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第8回 | 共通鍵暗号(2) ・強い暗号を作るには ・無条件に安全な暗号 ・DES暗号 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第9回 | 共通鍵暗号(3) ・AES暗号 ・公開鍵暗号の原理 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第10回 | 公開鍵暗号(1) ・RSA暗号 ・安全性証明について ・素因数分解問題 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第11回 | 公開鍵暗号(2) ・エルガマル暗号 ・楕円曲線暗号 ・耐量子計算機暗号 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第12回 | 署名・認証技術の概要 ・メッセージ認証とハッシュ関数 ・デジタル署名 ・認証局と公開鍵証明書 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第13回 | セキュリティプロトコル(1) ・セキュリティプロトコル ・SSL/TLS 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第14回 | セキュリティプロトコル(2) ・IPsec 授業の予習と復習:授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 この学習には、週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第15回 | 講義の総復習 提出されたレポートの講評とそれを通して総復習を行う。 |
その他
教科書 |
『なし(講義資料配付)』
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参考書 |
井上直也他 『マスタリング TCP/IP 入門編』 オーム社 2019年 第6版
岡本栄司 『暗号理論入門』 共立出版 2002年 第2版
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成績評価の方法 及び基準 |
期末レポート(50%)+小テスト(50%)で評価する。 |
質問への対応 | 基本的に授業中か授業終了後に質問してください。できない場合は、下記連絡先にメールするか、(小テストを実施する際は)回答フォームにある連絡欄に記載して頂けば、可能な限り回答します。 |
研究室又は 連絡先 |
akiyama.koichiro@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 18:10 ~ 19:30
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学生への メッセージ |
インターネットには様々な脅威が存在しますが、それらの多くは情報セキュリティ技術によって守られています。情報セキュリティ技術では数学が重要な役割を果たしています。インターネットの構造を学びつつ、実際の社会の中で数学が如何に活用されているかを体験してください。 |