2023年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 教)教育方法・ICT活用論 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 柴山・黒田 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y61B |
クラス |
概要
学修到達目標 | (1)これからの社会を担う子供たちに求められる資質・能力を育成するために必要とされている教育の方法について説明できる。 (2)教育の目的に適した指導技術のあり方について説明できる。 (3)情報機器を活用した効果的な授業や情報活用能力の育成を視野に入れた授業の指導案と教材を作成できる。 (4)ICT活用の意義と理論について説明できる。 (5)ICTを効果的に活用した学習指導のあり方や校務の推進のあり方について説明できる。 (6)児童及び生徒に情報活用能力(情報モラルを含む。)を育成するための基礎的な指導法について説明できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
【対面授業】 ・本授業では、これからの社会を担う子供たちに求められる資質・能力を育成するために必要な「教育の方法」「教育の技術」「情報機器及び教材の活用」「ICTを効果的に活用した学習指導や校務の推進のあり方」「情報活用能力(情報モラルを含む。)を育成するための指導法」について、具体的な事例を用いて検討し、教師に求められる、学びを読み取る力、授業を見る力について理解を深めていく。 |
履修条件 | ・教職課程の必修科目。 ・現代教職論を修得していることが望ましい。 ・教職に就く意欲と教育問題に対する関心を持っていること。 |
授業計画
第1回 | 「教育の方法・技術論」(ICTの活用を含む)で何を学ぶか:「技術」「方法」「テクノロジー」とは何か、どう活用するか(柴山・黒田) 【事前学習】小中高の授業を振り返りながら、印象に残っている授業の特徴について考えてくること(60分) 【事後学習】授業に関する「理論」「技法(アート)」「テクノロジー」について学ぶことの意味について考察すること(180分) |
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第2回 | 授業における教育技術:話法・板書等の授業技術、教師の即興性(柴山) 【事前学習】自分が話す様子を撮影し、表現者としての課題が何かを明らかにしておくこと(60分) 【事後学習】授業における教育技術について理解し、自分自身の課題について考察すること(180分) |
第3回 | 授業をデザインする(1)授業の形態と方法の展開:一斉授業の展開、子ども中心主義に基づく教育方法(柴山) 【事前学習】コメニウス、ペスタロッチ、へルバルト、デューイ、キルパトリック、ブルーナーなどの教育方法に関する考え方について、調べておくこと(60分) 【事後学習】これまでの教育方法が学校教育においてどのように活用されてきたのかを考えること(180分) |
第4回 | 授業をデザインする(2)主体的・対話的で探究的な学び:主体的・対話的で深い学びとは?個別最適な学びと協働的な学び、グループワークにおけるICTの活用(黒田) 【事前学習】これまでの学校教育で経験した授業形態・グループ活動を振り返っておくこと(60分) 【事後学習】授業や資料を踏まえて、子どもがゆたかに学ぶことのできる授業の在り方について考察すること(120分) |
第5回 | 授業をデザインする(3)カリキュラム・目標・授業の展開:カリキュラムとは何か、授業の構成の仕方、授業をどのように構成するか(黒田) 【事前学習】カリキュラムと授業について、配布資料などから考えてくること(60分) 【事後学習】配布資料や映像資料を踏まえ、カリキュラムと授業の構成について考察すること(120分) |
第6回 | 授業をデザインする(4)教材・ツール:教材、教具、情報通信機器の利用、デジタル教材の活用と教材の作成(黒田) 【事前学習】これまでに受けた授業において、どのような教材・教具が工夫されていたか、ICTがどのように使われたか、またその効果について振り返って考えてくること(60分) 【事後学習】授業や配布資料等を踏まえ、教材・教具・電子機器について考察すること(120分) |
第7回 | ICTを活用した教育方法:ICTを活用した指導事例と指導法、教員のICT活用指導力、特別支援教育におけるICT活用(柴山) 【事前学習】「教員のICT活用指導力チェックリスト」に取り組んでみること(60分) 【事後学習】具体的な学習場面におけるICTを活用した授業の方法について考察してみること(180分) |
第8回 | 新たなテクノロジーの活用と課題:デジタル教科書の導入、遠隔/オンライン教育の意義、学習履歴などの教育データの活用と学習評価(柴山) 【事前学習】Web会議ツールを用いたオンライン朝の会を実施してみること(60分) 【事後学習】デジタル教科書の活用やオンライン学習における課題について考察すること(180分) |
第9回 | 教育評価:学習評価とは何か、目標準拠型評価、指導と評価の一体化(黒田) 【事前学習】これまでの学校における「評価」を振り返り、どこに課題があったのかを明らかにしておくこと(60分) 【事後学習】授業および配布資料等を踏まえ、評価に関してまとめておくこと(120分) |
第10回 | 授業の評価:多様な評価方法(テスト・パフォーマンス評価など)、授業から子どもの学びを評価する、教師の専門性の開発(黒田) 【事前学習】カリキュラムと授業について、配布資料などから考えてくること(60分) 【事後学習】配布資料や映像資料を踏まえ、カリキュラムと授業の構成について考察すること(120分) |
第11回 | 学習指導案を作る:学習指導案のデザイン、検討、自己評価・他者評価(黒田) 【事前学習】学習指導案を作成する課題に取り組んでおくこと(360分) 【事後学習】授業でのグループワークやチェックリストにもとづき、学習指導案を振り返ること(60分) |
第12回 | 授業研究・校内研修(ICTを活用した研究を含む)と教師の成長(黒田) 【事前学習】授業の改善方法について、配布資料などから考えてくること(60分) 【事後学習】教師の成長について考察をしておくこと(180分) |
第13回 | 情報活用能力の育成:各教科における情報活用能力の育成、プログラミング的思考(柴山) 【事前学習】自分が利用しているメディアについて整理しておくこと(60分) 【事後学習】情報活用能力の育成するための指導事例について考察すること(180分) |
第14回 | 情報活用能力の指導法:情報活用能力に関する指導事例の検討、情報モラル教育、ICTを活用した探究的な学習(柴山) 【事前学習】レポート作成の際にインターネットで検索した情報を用いる際に留意すべき点は何かを整理しておくこと(60分) 【事後学習】探究的な学習を通じた情報活用能力の育成ついて具体的に考察すること(180分) |
第15回 | ICT環境の整備と情報管理:校務の情報化、ICT支援員との連携、学校の情報管理と情報セキュリティ対策(柴山) 【事前学習】授業や校務の改善のためにどのような情報管理が求められるかを考えてみる(60分) 【事後学習】教育データはどのようなものかを整理し、教育データの取り扱いに関する課題について考察すること(180分) |
その他
教科書 |
特に指定しない。毎回、資料を配布し、これをもとに授業を行う。
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参考書 |
文部科学省 『中学校学習指導要領』 [9784827815795] 2018年
佐藤学 『教育の方法』 [9784903500348] 左右社 2010年
小室弘毅・齋藤智哉編著 『ワークで学ぶ教育の方法と技術』 [9784779514180] ナカニシヤ出版 2019年
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成績評価の方法 及び基準 |
〇レポート課題(55%)、授業内での活動や小テスト、課題、リアクション・ペーパー(45%)で総合的に評価する。 ・やむをえない事情により欠席する場合は、欠席届を必ず提出すること。 ・授業回数の1/3以上欠席した場合は原則として評価対象外とする。 |
質問への対応 | ・授業後に対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス 柴山:shibayama.hideki[at]nihon-u.ac.jp ※[at]を@にして下さい 黒田:ikarashi.yuki[at]nihon-u.ac.jp ※[at]を@にして下さい |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 10:40 ~ 11:20 黒田:まずはメールで問い合わせてください。
土曜 駿河台 10:40 ~ 11:20 柴山:まずはメールで問い合わせてください。
火曜 船橋 16:30 ~ 17:30 黒田:538 A研究室 ※まずはメールで問い合わせてください。
水曜 船橋 12:20 ~ 13:00 柴山:538B研究室 ※まずはメールで問い合わせてください。
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学生への メッセージ |
・受講者のニーズや状況等に応じてシラバスは変更することがあります。 ・授業の連絡は、CST-VOICE(Googleクラスルーム)を通して行います。必ず確認してください。 |