2023年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 生命科学Ⅱ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 西村 克史 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E12H |
クラス | 総合学科2年生 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 1) 生命系の学問の土台であり,また,バイオテクノロジーの基礎である生物学の基本的な考え方と基礎知識が身に付く。生命とは何かを細胞レベルを中心とした物質面(構造)と機能面から説明することができる。 2) 生体の恒常性維持機構, 分子生物学等の幅広い知識が身に付く。また,様々な疾患との関係を説明できる。 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。 科目ナンバリング:MFmAc-216 |
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授業形態及び 授業方法 |
[対面授業] 教科書にしたがって講義形式で授業を行うので必ず教科書を持参すること.また,終了後に学んだこと・感じたこと・考えたことを提出できるようにまとめておくこと。提出課題については,次の授業時に回答・解説を行う。 |
履修条件 | 生命科学概論の内容を十分に理解しておくこと.また,化学I~III の内容を習得していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 【授業内容】:「ガイダンス・公衆衛生,人体を構成する要素」 【事前学習】:公衆衛生とは何か,および教科書p174~181について予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと(120分). |
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第2回 | 【授業内容】:「人体を構成する要素」 【事前学習】:人体を構成する細胞,組織,臓器の種類,位置,および形について予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと(120分). |
第3回 | 【授業内容】:「ホメオスタシスの維持機構・ホルモンと生理活性物質」 【事前学習】:教科書p182~189を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと。細胞の様々な情報伝達様式を理解し,ホメオスタシスについて説明できるように復習すること.また,各種ホルモン及び生理活性物質を理解し, 基本構造とその作用機序に関して説明できるように復習しておくこと(120分). |
第4回 | 【授業内容】:「薬理学・薬物動態学」 【事前学習】:教科書p188~189およびp216を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと。アゴニスト・アンタゴニストなど重要な点を説明できるように復習すること(120分). |
第5回 | 【授業内容】:「内分泌1: ペプチドホルモンと関連疾患」 【事前学習】:教科書p183~186およびp228~229を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと。ペプチドホルモンとその作用機序,関連疾患に関して発症機序,診断法, 治療法を説明できるように復習しておくこと(120分). |
第6回 | 【授業内容】:「内分泌2: ステロイドホルモンと関連疾患,アミノ酸誘導体ホルモンと関連疾患①」 【事前学習】:教科書p183~186およびp220,p228~229を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと。ステロイドホルモンおよびアミノ酸誘導体ホルモンとその作用機序,関連疾患に関して発症機序,診断法, 治療法を説明できるように復習しておくこと(120分). |
第7回 | 【授業内容】:「自律神経1: 中枢神経系と末梢神経系」 【事前学習】:教科書p183~192を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと。中枢神経系と末梢神経系の違いを理解し,脳の構造を説明できるように復習しておくこと.これまで学んだことを復習する(120分). |
第8回 | 【授業内容】:平常試験1とその解説,「自律神経2: アミノ酸誘導体ホルモン(神経伝達物質)と関連疾患②」 【事前学習】:教科書p188~192およびp216~222を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと。アミノ酸誘導体ホルモンとその作用機序,関連疾患に関して発症機序,診断法, 治療法を説明できるように復習しておくこと(120分). |
第9回 | 【授業内容】:「自律神経3: アミノ酸誘導体ホルモンと関連疾患③」 【事前学習】:教科書p188~192およびp216~222を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと。アミノ酸誘導体ホルモンとその作用機序,関連疾患に関して発症機序,診断法, 治療法を説明できるように復習しておくこと(120分). |
第10回 | 【授業内容】:「免疫1: 自然免疫と獲得免疫」 【事前学習】:教科書p193~205を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと。自然免疫・獲得免疫について理解し,説明できるように復習しておくこと(120分). |
第11回 | 【授業内容】:「免疫2: 抗体と医薬品」 【事前学習】:教科書p193~205およびp219~220,p224~227を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと(120分). |
第12回 | 【授業内容】:「がん: 発がんのメカニズム」 【事前学習】:教科書p119~145およびp206~215を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと(120分). |
第13回 | 【授業内容】:「がん: がん治療」 【事前学習】:教科書p206~215およびp226~228を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと(120分). |
第14回 | 【授業内容】:「ビタミンとミネラル」 【事前学習】:教科書p106~108を予習しておくこと(120分). 【事後学習】:学んだこと・感じたこと・考えたことをまとめておくこと。脂溶性ビタミンおよびミネラルの構造と作用機序を理解し, 説明できるように復習しておくこと.水溶性ビタミン及び補酵素の構造と作用機序を理解し, 説明できるように復習しておくこと(120分). |
第15回 | 【授業内容】:平常試験2とその解説 【予習内容】:第8−14回の内容を復習する(120分) 【復習内容】:全体を通して弱いと感じた部分を学習(120分) |
その他
教科書 |
秋久俊博・長田洋子編集 『生体分子化学』 共立出版 2008年 第2版
教科書は生命科学概論と生命科学Iと共通です。また,理工学部の生命科学系の授業(基礎生命科学,生命科学I,生命科学III)とも共通の教科書です。
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参考書 |
貴邑 冨久子,根来 英雄 『シンプル生理学』 南江堂 2016年 第改訂第7版
石井 邦雄,栗原 順一,田中 芳夫 『パートナー薬理学』 南江堂 2019年 第改訂第3版
志村二三夫,岡純,山田和彦 『解剖生理学』 栄養科学イラストレイテッド 羊土社 2012年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験:80%,課題20%の割合で評価する。 短期大学部の決まりにより,出席回数が総授業回数の5分の3に満たない場合,学業成績の査定を行わない(単位修得できない)。 |
質問への対応 | 授業中及び授業後に対応する。 課題に書き込むことも可能(次回授業時に回答)。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋836室(内5588)、駿河台228B室(内824)、nishimura.katsushi@nihon-u(+ .ac.jp) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
理工学部物質応用化学科の選択必修科目「生命科学III」に認定される科目です。理工学部への編入を希望している学生は必ず受講してください。 やる気のある学生諸君と、共に考え共に学ぶのを楽しみにしています。やる気のない(騒がしい)者には退出を命じます。 2022年度(受講者4名)S 50%,A 0%,B 0%,C 50%,D 0% |