2023年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 材料力学Ⅰ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 三浦 浩一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E24L |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 一般に機械や構造物を設計するときには,作用する外力(荷重)に対して十分な強さを持ち ,破壊や過大な変形をさせないことが要求される.材料力学の目的は外力を受ける物体の内部 に生じる力と変形を合理的に評価することにある.材料力学Ⅰを修得することで単純な荷重状態に ある簡単な部材の強度と変形を求めることができるようになる. 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。 科目ナンバリング:MFmMe-201 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 板書を中心とした講義形式で行う. 講義内容を要領よくノートにまとめること. 理解度を深めるため,適宜演習を行う. |
履修条件 | 初等関数の微分積分を理解のこと 材料力学演習Ⅰを受講すること. |
授業計画
第1回 | 講義内容の説明 静力学の基礎 (1)力とモーメント (2)釣合条件 力の釣り合いについてしっかりと理解すること. 教科書 第1章 1.1~1.3 予習120分 |
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第2回 | 材料に作用する力と変形 (1)内力、応力、歪 (2)弾性法則 外力と内力の違いについて理解すること. 講義内容はその日のうちにノートに整理しておくこと. 講義で説明した例題や,出題した演習問題は再度,自分で解いてみること. ノート整理と復習120分,教科書 第1章 1.4 予習120分 |
第3回 | 材料の強度と許容応力 材料の強度について理解し,設計の基本的な考え方を学ぶ. ノート整理と復習120分,教科書 第1章 1.5の予習120分 |
第4回 | 引張と圧縮 静定問題 軸力が作用する部材の変形について学ぶ. ノート整理と復習120分,教科書 第2章 2.1~2.2の予習120分 |
第5回 | 引張と圧縮 不静定問題 軸力が作用する部材の変形について学ぶ.不静定問題の考え方を理解する. ノート整理と復習120分,教科書 第6章 6.1~6.2 予習120分 |
第6回 | せん断とねじり (1)せん断応力と歪 (2)丸棒のねじり (3)ねじりの不静定問題 ねじりモーメントが作用する部材の変形について学ぶ. ノート整理と復習120分,教科書 第3章 3.1~3.2の予習120分 |
第7回 | 伝達軸の強度と変形 動力伝達軸の設計ができるようになる. ノート整理と復習120分,教科書 第3章 3.3の予習120分 |
第8回 | 中間試験(第1回~第7回の範囲)とその解説 試験の準備240分,解けなかった問題について復習60分 |
第9回 | 梁の曲げ (1)梁の釣合 (2)梁の内力 (3)剪断力とモーメント 曲げモーメントが作用する部材の変形について学ぶ. ノート整理と復習120分,教科書 第4章 4.1の予習120分 |
第10回 | 片持梁のせん断力図と曲げモーメント図 片持梁のせん断力図と曲げモーメント図が描けるようになる. ノート整理と復習120分,教科書 第4章 4.2の予習120分 |
第11回 | 単純支持梁と張出梁のせん断力図と曲げモーメント図 単純支持梁のせん断力図と曲げモーメント図が描けるようになる. ノート整理と復習120分,教科書 第4章 4.3の予習120分 |
第12回 | 複雑な梁の問題,せん断力と曲げモーメントの関係 せん断力図と曲げモーメント図についての復習120分, 解けなかった問題について復習60分 |
第13回 | 断面の性質 (1)図心と断面一次モーメント (2)断面二次モーメント(3)平行軸の定理 断面の性質と曲げ剛性について理解する. 断面の図心と断面二次モーメントを求められるようにする. ノート整理と復習120分,教科書 第4章 4.7の予習120分 |
第14回 | 曲げ応力と歪 (1)曲げ歪みと曲率 (2)曲げ剛性 (3)断面係数 曲げ応力について理解する. ノート整理と復習120分,教科書 第4章 4.6の予習120分 |
第15回 | 期末試験(第9回~第14回の範囲)とその解説 試験の準備240分,解けなかった問題について復習60分 |
その他
教科書 |
初回に配布する.
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参考書 |
『例題演習材料力学』 新沢、佐藤、西村、吉澤 産業図書 1985年 第第17版版
『なっとくする材料力学』 辻知章 講談社 2002年年
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成績評価の方法 及び基準 |
テスト70%,課題レポート・演習30% 出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄と取り扱い,学業成績を 評価E(判断不可)とする. |
質問への対応 | メールで随時対応 |
研究室又は 連絡先 |
miura.kouichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
材料力学は機械工学の根幹をなす基礎学問であり,材料力学の理解は機械の設計において必須である. 【令和4年度成績分布状況】 履修者12名 S:17%,A:33%,B:8%,C:17%,D:33% |