2023年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 機械要素Ⅱ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 宮城 徳誠 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E32F |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 機械要素Ⅰにおいて学習したことを基礎に、より内容的に高度な部品(機械要素)について 順次講義を進め、機械技術者として必要な全般的知識を習得することを目的とする。 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。 科目ナンバリング:MFmMe-206 |
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授業形態及び 授業方法 |
スライド資料(解説音声付きビデオを含む)掲示および板書による授業を行う。なお、各授業では演習を導入し、理解の促進を図る。 総合課題として,各種レポート課題を課している.設計計算および計算書の作成方法をしっかり修得するようにする。 授業内または時間外学修として課題問題を提示する.提出後に課題についての解説をおこなう.CSTーVOICEを課題提供・課題提出および解説の場として活用するので,よく確認すること. |
履修条件 | 選択科目であるが、機械設計に関する基幹科目のため、履修するのが望ましい。 以下の科目と関連があるため,同時に履修するのが望ましい. ・力学IIおよび力学演習II,材料力学II,機械工作法II,機械材料 |
授業計画
第1回 | 講義の概要および実施方法の説明 1.機械要素(ねじ,軸,軸受,歯車)についての復習 および実際の歯車の利用について(インボリュート歯形) 【事前学習】事前に復習用の資料を配付する。配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること。(60分) 【小演習】歯車の各寸法計算および転移係数の算出 【事後学習】配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.身近に利用される機械部品について観察すること.(120分) |
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第2回 | 2.各種歯車について(転移歯車) 【事前学習】事前に予習用の資料を配付する。配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.(60分) 【豆テスト】歯車の各寸法計算,歯車の形状について 【事後学習】配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.演習した内容を見直すこと。(120分) |
第3回 | 3.各種歯車について(はすば歯車,傘歯歯車) 【事前学習】事前に予習用の資料を配付する。配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.(60分) 【豆テスト】歯車の各寸法計算,歯車の形状について 【事後学習】配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.演習した内容を見直すこと。(120分) |
第4回 | 4.ベルト伝動機構について (ベルト車径と速度比について,ベルト長さ/巻掛け角,Vベルト) 【事前学習】事前に予習用の資料を配付する。配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.(60分) 【小演習】ベルト長さ/巻掛け角について 【事後学習】配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.演習した内容を見直すこと。(120分) |
第5回 | 5.ベルト伝動機構について (ベルト巻掛け機構の力学,チェーン機構,コックドベルト) 【事前学習】事前に予習用の資料を配付する。配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.(60分) 【小演習】ベルト伝動機構の設計計算 【事後学習】配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.演習した内容を見直すこと。(120分) |
第6回 | 6 軸継手について(フランジ形固定軸継手,たわみ継手,自在継手) 【事前学習】事前に予習用の資料を配付する。配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.(60分) 【小演習】軸継手の寸法計算,継ぎ手の形状について 【事後学習】配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.演習した内容を見直すこと。(120分) |
第7回 | 7 軸について(ねじりと曲げ,組み合わせ応力,形状係数/切欠係数) 【事前学習】事前に予習用の資料を配付する。配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.(60分) 【小演習】軸の強度計算,軸にかかる荷重について 【事後学習】配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.演習した内容を見直すこと。(120分) |
第8回 | 授業内演習および解説 【事前学習】これまで講義で行った,機械要素に関する基本的な知識と各部品の設計計算について十分学習すること.(180分) 【事後学習】行った演習についてを再度回答し,理解を高めること.(120分) |
第9回 | 9 クラッチ・ブレーキについて(分布力と伝達/制動トルク) 【事前学習】事前に予習用の資料を配付する。配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.(60分) 【小演習】クラッチによる伝達トルク 【事後学習】配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.演習した内容を見直すこと。(120分) |
第10回 | 10 フライホイールについて(慣性モーメント,制動トルク) 【事前学習】事前に予習用の資料を配付する。配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.(60分) 【小演習】慣性モーメントの計算,制動トルクの計算 【事後学習】配布された資料における用語などを,辞書などできちんと確認すること.演習した内容を見直すこと。(120分) |
第11回 | 11.バネについて(利用方法,機械的強度,バネにかかる応力) 【事前学習】バネについて調べること(60分) 【事後学習】スプリング・ダンパ系の緩衝機構について調べた内容をレポートでまとめること.(120分) |
第12回 | 11.バネを用いた緩衝機構(減衰振動)について 【事前学習】バネの緩衝機構について調べること(60分) 【事後学習】スプリング・ダンパ系の緩衝機構について調べた内容をレポートでまとめること.(120分) |
第13回 | 13 総合演習(軸受を用いた軸の伝達機構,クラッチ/ブレーキ機構,バネについて) 【事前学習】これまで授業で行った各部品の設計計算を十分復習すること.(120分) 【事後学習】演習内容について,一貫した設計計算書を作成し,レポート提出すること.(120分) |
第14回 | 理解度確認レポート 【事前学習】これまで講義で行った,機械要素に関する基本的な知識と各部品の設計計算について十分学習すること.(180分) 【事後学習】作成したレポートについてを再度確認し,理解を高めること.(120分) |
第15回 | 15.ジャーナル軸受について(潤滑剤の流体力学的作用について) 【事前学習】第13回にて配付した資料を基に,ジャーナル軸受について調べること(120分) 【事後学習】ジャーナル軸受の流体力学的作用について調べた内容をレポートでまとめること.(120分) |
その他
教科書 |
次回の事前学修も含めて,プリントを配布する.
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参考書 |
倉西 正嗣 監修、景山 克三 著、菅野 宗和 著、黒瀬 元雄 著、勝田 基嗣 著 『『大学課程 機械要素設計』 』 オーム社 2020年 年 第3版
大西 清 著 『『JISにもとづく機械設計製図便覧』』 オーム社 2015年 年 第12版
特になし
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験および理解度確認テストの評価70%,総合演習および各種レポートの評価20%,小演習を含めた授業の取り組み評価10% 出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄と取り扱い,学業成績を評価E(判断不可)とする. |
質問への対応 | 随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
916B室 メールアドレス:miyagi.norimasa"@”nihon-u.ac.jp(@は半角文字) |
オフィスアワー |
水曜 船橋 18:10 ~ 19:00 Zoomにて対応
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学生への メッセージ |
1) 授業はできるだけ前の席で聴くこと 2) 授業には欠席しないこと 3) 課題は自分で考えて解くこと 【令和4年度成績分布状況】履修者数9名 S:1人(11.11%),A:3人(33.33%),B:1人(11.11%),C:3人(33.33%),D:1人(11.11%) |