2023年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 機械工作法Ⅰ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 山田 高三 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E35L |
クラス | ものづくり・サイエンス総合学科 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 機械や装置を設計・製作するには多くの種類の加工法が利用される.また,新たな加工法が日々提案・開発されており,実際の機械や装置の製作に利用されている.この科目は機械技術者として知っておくべき基本的な加工法について学び,これを大まかに理解することを目標とする. 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。 科目ナンバリング:MFmMe-307 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業形態は「対面授業」とする. 教科書に沿って授業を進める予定である.パワーポイントを用いて授業を進行する. 企業において設計,製造に携わった経験に基づき,ものづくりの基本的な考え方について理解し,関心が持てるよう授業を行う. |
履修条件 | 特になし. |
授業計画
第1回 | 機械工作法の概要 ものづくりに必要な加工方法について解説を行う. 【事前学習】シラバスに目を通し,どのような加工方法があるかを確認しておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
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第2回 | 機械材料と鋳造:概要,模型 鋳造をする際の基本となる模型の役割と材質,現図について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第3回 | 鋳造:鋳型 溶湯を鋳込む際に用いる鋳型,特に砂型について,どのように作るか,鋳込む際に何が必要かを理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第4回 | 鋳造:溶解 材料の溶かし方,鋳造の方針を決める鋳造方案を立案できるようにする. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第5回 | 鋳造:鋳物の欠陥と検査方法 鋳物の欠陥は大事故につながるため,組み立て前に必ず検査を行わなければならないため,検査方法と欠陥に種類について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第6回 | 鋳造:特殊鋳造法,プラスチック成形加工 ダイカスト鋳造,シェルモールド鋳造など,自動車部品を作る際の鋳造方法を中心に理解する. プラスチック材料,射出成形 プラスチック材料である熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂について理解し,その成形法について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第7回 | 【1回目の試験の実施および解説】 最も基本的な加工方法である鋳造について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第8回 | 切削加工:工作機械の各種加工法 鋳造した工作物は表面粗さが良くないため,そのままでは組み立てられない. そこで,鋳造後に用いる旋盤,ボール盤,中ぐり盤,フライス盤,平削り盤,ブローチ盤,歯切り盤などの切削加工について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第9回 | 切削加工:切りくず形状,切削理論 適切な切削は切りくず形状で判断できる.どのような形状が良いのかを理解する. 切削時に作用する応力やひずみについて理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第10回 | 切削加工:切削抵抗,仕上面あらさ 切削時に作用する切削抵抗,切削後の仕上げ面粗さと送りとの関係を理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第11回 | 切削加工:工具寿命,構成刃先,工具摩耗,切削温度,工具材料 工具寿命は加工精度,加工賃に影響するため,工具が摩耗する際の切削温度や工具材料との関係を理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第12回 | 熱処理:概要,炭素鋼の種類,平衡状態図 鋼は熱処理により引張強さ,硬さが変化することを理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第13回 | 熱処理:炭素鋼の組織名称 炭素量と温度を変えることにより鋼は組織が変わる.それらがどのように変わるかを理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第14回 | 熱処理:焼なまし,焼ならし,焼入れ,焼戻しと表面改質 4つの基本的な熱処理方法を理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
第15回 | 【2回目の試験の実施および解説】 最も基本的な加工方法である切削加工,熱処理について理解する. 【事前学習】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく.(120分) 【事後学習】復習用ノートに授業内容をまとめておく.(120分) |
その他
教科書 |
臼井英治,松村隆 『機械製作法要論』 東京電機大学出版局 1999年 第1版
機械工作法の基本的なことが記載されており,理解しやすい.
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参考書 |
講義中に逐次紹介する.
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成績評価の方法 及び基準 |
2回の試験の結果をそれぞれ50点満点とし,合計100点満点で評価する. ただし,15回中9回未満の出席でE判定とする. |
質問への対応 | E-Mailにて連絡をしてくれれば,いつでも対応する. |
研究室又は 連絡先 |
E-Mail yamada.takazo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:00 ~ 16:30
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学生への メッセージ |
【令和4年度成績分布状況】 履修者13名 S:3名,A:2名,B:2名,C:3名,D:1名,E:2名 |