2023年 大学院理工学研究科 シラバス - 機械工学専攻
設置情報
| 科目名 | 塑性加工学特論Ⅱ | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 機械工学専攻 | 学年 | 1年 | 
| 担当者 | 星野 倫彦 | 履修期 | 後期 | 
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 | 
| 校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F15B | 
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | ものづくりにおいて塑性加工は重要な技術のひとつである。その技術開発が企業においてど のように行われてきたかを曲げ加工,打ち抜き加工,チューブフォーミング,局部順次加工などの実例として紹介することで,企業のエンジニアの技術開発に対する考え方を理解する。そして今後の研究活動に対する取り組み方を考えてみる。 | 
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 | 主として企業において開発され学会などで公表された技術を紹介していく。そしてスライド や動画などで技術の紹介のほかに開発の背景などにも触れていくとともにその考え方を一緒に議論していく。 | 
| 準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 | 本講義を受講予定の場合は,前期開講の塑性加工学特論Iを受講し,塑性加工に関する基礎的な知識を習得しておいて下さい。 | 
授業計画
| 第1回 | 曲げ加工① 曲げ加工の基礎と実生産上の解決すべき課題 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
|---|---|
| 第2回 | 曲げ加工② 連続矩形波状の板曲げ加工(エスカレーターステップのケース) 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第3回 | 曲げ加工③ 形材の引張り曲げ加工(エスカレーター欄干などのケース) 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第4回 | 曲げ加工④ ロール曲げ加工(ばねや眼鏡フレームなどのケース) 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第5回 | 曲げ加工⑤ 超電導材料の曲げ加工(核融合装置用超電導コイルのケース) 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第6回 | 曲げ加工⑥ チャンネル材の凸成形加工(エレベーター床のケース) 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第7回 | 打ち抜き加工 打ち抜き加工の基礎と実生産上の解決すべき課題 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第8回 | チューブフォーミング① チューブフォーミング加工の基礎と実生産上の課題 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第9回 | チューブフォーミング② 円管の高周波局部加熱曲げ(原子力配管のケース) 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第10回 | チューブフォーミング③ 円管のベローズ成形(変電所の電力設備のケース) 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第11回 | 局部順次加工① 多点プレス成形など(非量産品の製造技術) 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第12回 | 局部順次加工② バーフォーミング(変電所分岐管などのケース) 【事前学習】授業で取り扱う加工を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第13回 | 材料の性質を利用した成形技術① 加工の基礎と実生産上の課題 【事前学習】授業で取り扱う材料特性を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第14回 | 材料の性質を利用した成形技術② 変態誘起塑性:金属の組織変態を利用した加工 【事前学習】授業で取り扱う材料挙動を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) | 
| 第15回 | 材料の性質を利用した成形技術③ 新素材の塑性加工(耐熱合金やセラミックスのケース) ※レポート課題に対するディスカッション 【事前学習】授業で取り扱う材料挙動を質問できるように理解しておく(120分) 【事後学習】授業中で議論したことをまとめ,調査が不足と思った個所を調査する。(120分) 提出レポートのフィードバックは,メールもしくはオフィスアワーでの口頭で行う。 | 
その他
| 教科書 | 『塑性加工学特論Ⅱ(自作プリント)』 | 
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| 参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) | 日本塑性加工学会編 『塑性加工技術シリーズ14曲げ加工、ほか』 コロナ社 2000年 第2版 | 
| 成績評価の方法 及び基準 | レポートの評価70%、授業時のディスカッション状況30% | 
| 質問への対応 | 講義終了後に教室で質問を受け付ける。 | 
| 研究室又は 連絡先 | 星野研究室(S1715) hoshino.michihiko@(アットマーク)nihon-u.ac.jp | 
| オフィスアワー | 水曜 駿河台 18:20 ~ 19:00 星野:駿河台タワー・スコラS1715室 | 
| 学生への メッセージ | 企業のエンジニアが技術開発を行う際に,どのような視点で課題を捉え,どのように解決をしていくかを感じ取って技術者の仕事のイメージを掴み,職業選択の一助として欲しい。 | 
