2023年 大学院理工学研究科 シラバス - 電子工学専攻
設置情報
| 科目名 | 宇宙通信システム工学 | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 電子工学専攻 | 学年 | 1年 |
| 担当者 | 小林・三枝 | 履修期 | 前期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜5 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | J35A |
| クラス | |||
| その他 | 実務経験のある教員による授業科目 | ||
概要
| 学修到達目標 | 宇宙通信システム工学の学習を通して,無線通信システム全般の知識,考え方を養うことができる. |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
情報通信機器メーカーの研究開発部門において実務経験のある教員が,パワーポイントによる講義を中心に,必要に応じてディスカッション,演習および発表会形式を組み合わせて行う. |
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準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
1.本専攻の学生は,学部での電波工学および通信工学の基礎知識が必要です. 2.電子工学専攻以外の学生は,本科目の履修目的を明確にして下さい. |
授業計画
| 第1回 | ・イントロダクション ・宇宙通信システム工学の概要1 (携帯電話システムとの違い,宇宙環境,機能,特徴と用途の全般,衛星の軌道) |
|---|---|
| 第2回 | ・宇宙通信システム工学の概要2 (宇宙通信で使われる周波数,電波伝搬特性(固定,移動体),衛星と地球局の基礎知識:静止衛星/非静止衛星から超高速インターネット衛星(高周波回路素子技術も含む)) |
| 第3回 | ・通信衛星,放送衛星:システム構成 (特徴,目的,これまでの開発経緯,衛星技術と地球局技術) |
| 第4回 | ・低軌道衛星,超小型衛星:システム構成 (特徴,目的,これまでの開発経緯,衛星技術と地球局技術,移動通信も含む) |
| 第5回 | ・深宇宙通信:システム構成 (特徴,目的,これまでの開発経緯,衛星技術と地球局技術) |
| 第6回 | ・地球観測衛星:システム構成,観測目的,方法 |
| 第7回 | ・GPS:原理,システム構成,みちびき(準天頂衛星システム),利用形態 |
| 第8回 | ・衛星間通信:レーザー通信のシステム構成 |
| 第9回 | ・国際宇宙ステーションの通信システム概要 |
| 第10回 | ・宇宙通信システムの回線設計1:自由空間損失,アンテナ特性,高周波回路素子特性 |
| 第11回 | ・宇宙通信システムの回線設計2:干渉問題,蝕モード運用,回線設計例 |
| 第12回 | ・ディジタル衛星通信:アナログとディジタルの違い,システム構成,ディジタル変復調方式(通信速度),符号化,周波数利用効率とビット誤り特性 |
| 第13回 | ・マイクロ波電力伝送:太陽発電衛星システムの構成 |
| 第14回 | ・今後の展望,課題:IoT時代へ向けた衛星通信技術(5Gシステムの概要も含む) |
| 第15回 | ・全体のまとめ,レポート課題の説明 |
その他
| 教科書 |
必要に応じて授業内容に沿った論文やプリントを配布する.
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|---|---|
| 参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
授業の際,提示する.
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| 成績評価の方法 及び基準 |
講義中の討議,発表またはレポートにより総合評価する. |
| 質問への対応 | 随時 |
| 研究室又は 連絡先 |
kobayashi.kazuhiko@nihon-u.ac.jp 916F室 saegusa.kenji@nihon-u.ac.jp 435室 |
| オフィスアワー |
火曜 船橋 10:30 ~ 12:00 小林
金曜 船橋 09:00 ~ 10:30 三枝
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| 学生への メッセージ |