2023年 大学院理工学研究科 シラバス - 電子工学専攻
設置情報
| 科目名 | 通信制御特論 | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 電子工学専攻 | 学年 | 1年 |
| 担当者 | 澤邉 知子 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | J41B |
| クラス | |||
| その他 | 実務経験のある教員による授業科目 | ||
概要
| 学修到達目標 | 通信の性能を良好に維持管理するために実施されている通信制御技術(呼制御,トラヒック制御,品質制御,冗長化・負荷分散,セキュリティ制御など)の概要を体系的に理解している. |
|---|---|
| 授業形態及び 授業方法 |
対面授業 通信会社における研究開発の研究を元に,インターネットに使われている技術やサービスについて授業を行う. |
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準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
理工学部博士前期課程の学生で情報通信の基本的な学習に興味のある人なら誰でも履修可能.大学院進学予定の学部4年生の履修も歓迎する. |
授業計画
| 第1回 | 授業計画,評価方法に関して説明を行う. IPネットワークの基本 OSI参照モデル,IPアドレス,MACアドレス,フレーム,パケット,セグメントなどIPネットワークの基本について理解する. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(60分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
|---|---|
| 第2回 | 衝突制御,フロー制御,ユニキャスト/マルチキャスト 上記についての通信がどのように制御されているかを理解する. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第3回 | IPアドレスの設定,アドレス変換 IPアドレスを自動的に割りあてるDHCP,プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの変換について理解する. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第4回 | 名前解決・アドレス解決・アドレス変換 ドメインネームとIPアドレスの変換や,MACアドレスとIPアドレスの変換の仕組みを理解する. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第5回 | 経路制御1 経路制御の基本と,LAN間の経路制御方式を理解する.. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第6回 | 経路制御2 LAN内の経路制御方式を理解する. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第7回 | 再送制御・コネクション制御 通信経路上でパケットが失われた場合のパケット再送,および送受信端末間で経路(コネク ション)を維持・制御する仕組みを学ぶ. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第8回 | ウィンドウ制御・輻輳制御 通信端末間でパケット転送速度を制御する仕組み,およびインターネットにおけるトラヒッ ク輻輳を緩和する制御手法を学ぶ. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第9回 | 代表的アプリケーションプロトコルと通信制御1 ファイル転送,電子メールにおける通信制御プロトコルを理解する. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第10回 | 代表的アプリケーションプロトコルと通信制御2 Webアクセスにおける通信制御プロトコルを理解する. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第11回 | 呼制御 IP電話を接続する仕組みSIPについて理解する.品質制御・帯域制御 パケット通信品質を制御する手法,および通信帯域の制御手法を理解する. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第12回 | セキュリティプロトコル1 暗号化と認証などのセキュアなパケット通信を実現するための要素技術を理解する. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第13回 | セキュリティプロトコル2 IPパケットのセキュア化を行うIPsecの通信プロトコル,不正アクセス対策の技術を理解する. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第14回 | 品質制御・帯域制御 パケット通信品質を制御する手法,および通信帯域の制御手法を理解する. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを復習する(100分) |
| 第15回 | 冗長化 通信の安定性を維持するための冗長化をを理解する. 第1~14回までの授業内容を振り返り、理解を深める. 【事前学習】上記について、インターネット等を使って調べておくこと(120分) 【事後学習】授業内で学習したことを基に,授業内で提示されたテーマに関しレポートを作成する(460分) |
その他
| 教科書 | |
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| 参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
ICTワークショップ 『うかる!ネットワークスペシャリスト2023年度版[ISBN 978-4798177571]』 翔泳社 2022年
ISBN 978-4-7981-7249-1
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| 成績評価の方法 及び基準 |
レポート 100% |
| 質問への対応 | 随時受け付ける.講義時間以外は電子メールにて. |
| 研究室又は 連絡先 |
澤邉知子(sawabe.tomoko@nihon-u.ac.jp,船橋2号館232室) |
| オフィスアワー |
水曜 船橋 13:00 ~ 14:00 澤邉 知子
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| 学生への メッセージ |