2023年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 生命化学特別研究 | ||
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 2年 3年 |
担当者 | 鈴木 佑典 | 履修期 | 年間 |
単位 | 0 | 曜日時限 | 土曜5 土曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L65L L66L |
クラス |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
・新たな疾患治療を指向した神経変性疾患および血液疾患における複合糖質・脂質の機能解明. ・様々な環境変化に伴い制御される複合糖質合成酵素の発現制御機構の解明. ・簡便かつ迅速な脂質合成・精製法の確立およびその応用. ・質量分析(MS)イメージング解析法による脂質の局在解析法の改良およびその応用. ・ゲノム編集法による複合糖質・脂質遺伝子の改変細胞株を作製し,標的遺伝子の様々な生命現象へのかかわりについて解明を行う. ・腎疾患のバイオマーカーの探索や新規治療につながる分子の同定および機能解明を行う. ・美白や抗シワにつながる皮膚の老化の抑制機構について明らかにする. ・食品成分の細胞への影響について明らかにする。 ・ネオニコチノイド系農薬の神経細胞に対する影響を明らかにする。 ・常在細菌由来の水酸化脂肪酸の神経細胞に対する機能を明らかにする. など |
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学修到達目標 | 日本/世界の人口高齢化に伴い,難治性疾患の有病率は増加の一途をたどってきています.その中でもパーキンソン病,アルツハイマー型認知症,または筋萎縮性側索硬化症などの神経変性疾患は難治性疾患の多くを占めています.このように,難治性疾患の病態解明および早期診断・治療につながる分子の探索などをスフィンゴ糖脂質や糖タンパク質などの複合糖質に着目して実験を開始しています. |
研究指導の計画・ 研究指導の方法 (授業形態・授業 方法) |
研究テーマにそって,調査,実験,討論,学会発表,論文投稿を行うとともに博士論文として総合的に研究成果をまとめる. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
基礎生命科学と基礎有機化学の内容を必ず身につけておくこと.また,生命科学I・II・III,分子生物学を習得していることが望ましい.また,専門英語の論文を読む為の英語力は必須. |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
出席率,実験態度,実験量,文献調査の量,学会発表,博士論文の内容,プレゼンテーション能力により総合的に評価する. 博士論文を作成し,審査に合格するために必要な,申請書類の作成能力,主査,副査,教務課と連携するために必要な人間力なども評価対象とする. |
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質問への対応 | 研究室にて随時対応. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎2号館208B号室(仁科) |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 09:00 ~ 10:00
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学生への メッセージ |
教員から与えられたテーマの範疇にとどまらず,学習した内容や経験を取り入れて,研究内容を広げて,最終的に学位論文に収束させる努力をしてください.独力で研究に取り組む姿勢は大切ですが,教官や仲間の学生とのコミュニケーションを図り,広範な情報収集能力や情報発信能力を磨いてほしい.また,身体・精神両面の健康管理に十分留意し,食う・寝る・学ぶを優先した生活をおくることを勧めます. 修士課程,博士課程の合計5年間の貴重な時間を最大限に活用するために,実際の研究を通じて自分の能力と意識を最大限に高め,更に研究者としての感性を磨き,自分に対しての自信を充分身につけ,社会へチャレンジして下さい. 博士号を得ることは研究者としてのスタートラインですが,大学院で培った知識や技術は一生自分についてまわるものです.博士研究を通じておおいに実験に成功しては喜び,おおいに実験に失敗しては嘆き,それらの多くの経験の中からぜひ自分の次の研究の種を見つけて下さい 論文や発表原稿の作成に当たり,著作権がある画像,文章を無断で転載したり,いわゆるデータの使い回しが問題になることがあります。科学者のモラルに関しても、正しい認識を身につけていただきたいと思います. |