地震工学 (A12M)

日本大学理工学部

2024年理工学部シラバス - 土木工学科

設置情報

科目名	地震工学
設置学科	土木工学科	学年	4年
担当者	鈴村・仲村	履修期	前期
単位	2	曜日時限	月曜2
校舎	駿河台	時間割CD	A12M
クラス
履修系統図	履修系統図の確認

概要

学修到達目標	我国は世界でも特異な地震国であり，構造設計にあたっては耐震性を確保することが肝要である．被害概要を把握し，耐震設計の基本的な考え方を理解する．
授業形態及び授業方法	「対面授業」講義のほか，理解を深めるために演習を適宜行う．
履修条件	専門選択線形代数，微分方程式を習得していることが望ましい．
ディプロマ・ポリシー（DP）及びカリキュラム・ポリシー（CP）との関連	本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています．

授業計画

第1回	ガイダンスおよび地震現象概説　授業の目的・構成・他教科との関連，成績評価法等について説明する．	事前学習：各種の資料等を参考にして，地震被害例について整理しておくこと．事後学習：過去に発生した地震について調べておくこと．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第2回	地震被害概説　過去の地震被害について概説する．	事前学習：各種の資料等を参考にして，地震被害例について整理しておくこと．事後学習：配布資料を参考にして授業内容をまとめ，演習課題レポートに取り組むこと．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第3回	地震現象概説　地震現象について講義と演習を行う．	事前学習：各種の資料等を参考にして，地震現象について整理しておくこと．事後学習：配布資料を参考にして授業内容をまとめ，演習課題レポートに取り組むこと．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第4回	地震防災（その１）　国の地震防災に関する取り組みを紹介し，課題について議論する．	事前学習：各種の資料等を参考にして，国の防災対策について整理しておくこと．事後学習：配布資料を参考にして授業内容をまとめ，演習課題レポートに取り組むこと．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第5回	地震防災（その２）　地域の地震防災に関する取り組みを紹介し，課題について議論する．	事前学習：各種の資料等を参考にして，自身の出身地域で取り組まれている防災活動について整理しておくこと．事後学習：配布資料を参考にして授業内容をまとめ，演習課題レポートに取り組むこと．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第6回	振動学（その１）　1自由度系の自由振動とその解について，講義と演習を行う．	事前学習：定係数同次線形微分方程式の解法について復習しておくこと．事後学習：配布する演習問題を解き，講義内容の理解を深める．また解答をレポートとして提出すること．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第7回	振動学（その２）　1自由度系の調和外力による強制振動とその解について，講義と演習を行う．	事前学習：三角関数による関数近似について予習しておくこと．事後学習：配布する演習問題を解き，講義内容の理解を深める．また解答をレポートとして提出すること．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第8回	振動学（その３）　1自由度系の不規則振動による挙動について，講義と演習を行う．	事前学習：三角関数の直交性について復習しておくこと．事後学習：配布する演習問題を解き，講義内容の理解を深める．また解答をレポートとして提出すること．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第9回	振動学（その４）　1自由度系の自由振動に関する演習と解説を行う．	事前学習：前回までの講義内容を復習しておくこと．事後学習：配布する演習問題を解き，講義内容の理解を深める．また解答をレポートとして提出すること．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第10回	振動学（その５）　1自由度系の強制振動に関する演習と解説を行う．	事前学習：前回までの講義内容を復習しておくこと．事後学習：配布する演習問題を解き，講義内容の理解を深める．また解答をレポートとして提出すること．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第11回	学習内容：構造物の揺れ方（その１）　　　　　応答スペクトルについて，講義と演習を行う．	事前学習：前回までの講義内容を復習しておくこと．事後学習：配布する演習問題を解き，講義内容の理解を深める．また解答をレポートとして提出すること．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第12回	学習内容：構造物の揺れ方（その２）　　　　　保有水平耐力について，講義と演習を行う．	事前学習：曲げ破壊，せん断破壊について予習しておくこと．事後学習：配布する演習問題を解き，講義内容の理解を深める．また解答をレポートとして提出すること．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第13回	構造物の耐震設計（その１）　地盤の震動，設計地震動について講義と演習を行う．	事前学習：各種の資料等を参考にして，構造物の耐震設計例について整理しておくこと．事後学習：配布資料を参考にして授業内容をまとめ，演習課題レポートに取り組むこと．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第14回	構造物の耐震設計（その２）　構造物の耐震設計について講義する．	事前学習：各種の資料等を参考にして，構造物の耐震設計例について整理しておくこと．事後学習：配布資料を参考にして授業内容をまとめ，演習課題レポートに取り組むこと．解答の概説は次回に行う．	事前学習：2時間事後学習：2時間
第15回	理解度確認のため，平常試験およびその解説を行う．	事前学習：前回までの講義内容を復習しておくこと．事後学習：試験結果をもとに不十分と判断された箇所を復習すること．	事前学習：3時間事後学習：1時間

その他

教科書	適宜，プリントと講義ノートを配布する．
参考書	『実践耐震工学　[ ISBN：978-4320074125 ]』大塚久哲共立出版 2004年第1版土木学会地震工学委員会『土木構造物の耐震設計入門　[ISBN : ‎978-4810604290]』丸善 2001年第1版『入門　建設振動学　[ISBN : ‎978-4627462809]』小坪清真森北出版 1996年
成績評価の方法及び基準	課題演習 40 %，理解度確認の平常試験 60 % として評価する．
質問への対応	授業時間内およびオフィスアワーで対応する．
研究室又は連絡先	仲村：タワースコラ S1213 研究室鈴村：タワースコラ 2 階講師室
オフィスアワー	金曜駿河台 16:40 ～ 18:10 タワースコラ 2 階講師室　担当：鈴村金曜駿河台 12:10 ～ 13:00 タワースコラ S1213 研究室　担当：仲村
学生へのメッセージ	振動学，地震工学，地震防災の基本的な知識と考え方を修得して欲しいと思います．分からない所をそのままにせず，積極的に質問してください．

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