2024年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 基礎力学Ⅱ | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 峯岸 邦夫 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B14A |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは,社会基盤施設の建設に係わる初歩的な基礎力学に関 する考え方や解析法等について,基本的かつ基礎的な知識を修得することです。その結果,基礎力学Ⅰの基礎的事項(力の概念,力の釣合いなど)を踏まえ,構造物などの物体に作用する力の釣り合いと内部に生じる力について,具体的に説明し,計算することができる。 本科目は,交通システム工学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち,C「専門基礎学力」の達成に重要な科目です。 具体的な学習目標: 本科目のカリキュラム上の位置づけは,社会基盤施設の建設に係わる初歩的な基礎力学に関する考え方や解析法等について,基礎力学Ⅰの基礎的事項(力の概念,力の釣合いなど)を踏まえ,以下のような基本的かつ基礎的な知識を修得することを目的とする。 (C)専門基礎学力 ① 構造物などの物体に作用する力の釣り合いについて,具体的に説明し,計算することができること。 ② 構造物などの物体の内部に生じる力について,具体的に説明し,計算することができること。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 日常生活で遭遇する力学現象や力学の実際の構造物への応用を念頭に,両者の融合を図りな がら,演習も絡めてパワーポイントと板書または書画カメラを併用して授業を進めます。 |
履修条件 | 基礎力学Ⅰを履修していること。 基礎教育科目,必修,両コース共通 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 講義のガイダンス:講義内容,課題および留意事項/力学の基礎の確認 | 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。演習課題の指示があった場合は、問題を解くこと。 | 【事後学習】240分 |
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第2回 | 平面内の平行力:平行力の合成/平行力の釣り合い ※前回授業にて演習課題の指示をした場合は、授業開始後に解説を行う。 | 【事前学習】事前に配付する資料をよく読みわからない点を整理しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。授業で演習問題の指示があった場合は、問題を解くこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第3回 | 平行力の中心と重心:平行力の中心/重心/図心 ※前回授業にて演習課題の指示をした場合は、授業開始後に解説を行う。 | 【事前学習】事前に配付する資料をよく読みわからない点を整理しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。授業で演習問題の指示があった場合は、問題を解くこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第4回 | 演習:平行力に関する各種計算問題の演習と解説 ※前回授業にて演習課題の指示をした場合は、授業開始後に解説を行う。 ※演習問題の解説は授業時間内で行う。 | 【事前学習】第3回まで授業の内容を復習し、理解しておくこと。 【事後学習】演習内容について十分復習をしておくこと。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第5回 | 前回演習課題の解説 平面内の分布力:分布力/分布力の合力とその作用点 | 【事前学習】事前に配付する資料をよく読みわからない点を整理しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。授業で演習問題の指示があった場合は、問題を解くこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第6回 | 演習:分布力に関する各種計算問題の演習と解説 ※前回授業にて演習課題の指示をした場合は、授業開始後に解説を行う。 ※演習問題の解説は授業時間内で行う。 | 【事前学習】第5回まで授業の内容を復習し、理解しておくこと。 【事後学習】演習内容について十分復習をしておくこと。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第7回 | 平面内の力の合成:力の多角形/平面力の合力/合偶力 | 【事前学習】事前に配付する資料をよく読みわからない点を整理しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。授業で演習問題の指示があった場合は、問題を解くこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第8回 | 演習:平面力に関する各種計算問題の演習と解説 ※前回授業にて演習課題の指示をした場合は、授業開始後に解説を行う。 ※演習問題の解説は授業時間内で行う。 【事前学習】第7回までの授業の内容を復習し、理解しておくこと。(240分) | 【事前学習】第7回までの授業の内容を復習し、理解しておくこと。 【事後学習】演習内容について十分復習をしておくこと。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第9回 | 平面力のつりあい:つりあい条件式 | 【事前学習】事前に配付する資料をよく読みわからない点を整理しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。授業で演習問題の指示があった場合は、問題を解くこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第10回 | 演習:平面力のつりあいに関する各種計算問題の演習と解説 ※前回授業にて演習課題の指示をした場合は、授業開始後に解説を行う。 ※演習問題の解説は授業時間内で行う。 【事前学習】第9回までの授業の内容を復習し、理解しておくこと。(240分) | 【事前学習】第9回までの授業の内容を復習し、理解しておくこと。 【事後学習】演習内容について十分復習をしておくこと。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第11回 | 平面トラス(1):トラスの名称と種類/軸力(部材力)/節点法(格点法) | 【事前学習】事前に配付する資料をよく読みわからない点を整理しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。授業で演習問題の指示があった場合は、問題を解くこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第12回 | 演習:トラスの反力,節点法に関する各種計算問題の演習と解説 ※前回授業にて演習課題の指示をした場合は、授業開始後に解説を行う。 ※演習問題の解説は授業時間内で行う。 【事前学習】第11回までの授業の内容を復習し、理解しておくこと。(240分) | 【事前学習】第11回までの授業の内容を復習し、理解しておくこと。 【事後学習】演習内容について十分復習をしておくこと。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第13回 | 平面トラス(2):切断法(断面法)/部材力算定法のまとめ | 【事前学習】事前に配付する資料をよく読みわからない点を整理しておくこと。 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。授業で演習問題の指示があった場合は、問題を解くこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第14回 | 演習:トラスの部材力に関する各種計算問題の演習と解説 ※前回授業にて演習課題の指示をした場合は、授業開始後に解説を行う。 ※演習問題の解説は授業時間内で行う。 【事前学習】第13回までの授業の内容を復習し、理解しておくこと。(240分) | 【事前学習】第13回までの授業の内容を復習し、理解しておくこと。 【事後学習】演習内容について十分復習をしておくこと。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第15回 | 理解度確認試験およびその解説 | 【事前学習】第1回から第14回までの授業の内容を復習し、理解しておくこと。 | 【事前学習】240分 |
その他
教科書 |
この分野の教科書的書籍は多数出版されているが、本授業では特定の教科書を使用しない。
対応については授業時に指示をする。
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参考書 |
井上和也・岡二三生・田村武ほか9名 『土木基礎力学1‐構造力学の基礎‐』 実教出版 2007年 第1版
藤本一男・ 西田進・ 中村一平・ 本田秀行・木村定雄 共著 『 基礎から学ぶ構造力学』 森北出版 2005年 第1版
ティモシェンコ/ヤング著(渡辺 茂・三浦宏文 訳) 『応用力学<静力学編>』 好学社 1998年
「土木基礎力学1‐構造力学の基礎‐」は文部科学省検定済教科書・高等学校工業科用のため,土木系の力学の基礎・基本的事項が懇切,丁寧に記述されている。力学が苦手の学生には大いに参考になる。一方,「基礎から学ぶ構造力学」は基礎力学Ⅰ・Ⅱに関係する箇所は序章~第2章までであるが,図・写真による説明で直感的に理解しやすく,豊富な例題・演習には全問解答がついている。これら両参考書は,次に履修する構造力学Ⅰ・Ⅱおよび構造力学演習にも大いに利活用できる。
応用力学<静力学編>の原著は,世界的に有名な応用力学の教科書として,広く学生や技術者に愛読されている。本書の特徴は,要を得た演習問題を数多く取り入れることで,力学の面白さと工学における重要さを理解するために工夫されている。
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験を約80%,演習・レポート約20%の配点とし,GPA制度の基準にしたがって合否および優劣を総合評価する。学習目標を達成するために全ての授業回で出席することを原則とし、正当な理由がない出席が80%未満の学生については、成績評価の対象としないので、必ず出席すること。正当な理由で講義を欠席した場合は、速やかに欠席届を提出して欠席分の授業に関するレポートを提出することで、成績評価の対象とする。 |
質問への対応 | 質問等は下記の研究室・講師室およびオフィスアワーにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
峯岸:地盤工学研究室(7号館1階717室) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 峯岸:地盤工学研究室(7号館1階717室)
水曜 船橋 12:20 ~ 13:00 峯岸:地盤工学研究室(7号館1階717室)
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学生への メッセージ |
本授業に望むにあたっては,事前配付の資料・ノート・筆記用具・定規類一式および電卓を常に持参し,授業中は常に静粛にし,私語を慎むこと。力学は基本的に物理学であり,繰り返し反復することで本質的な理解を深めてもらいたい。 |