2024年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 交通流理論 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 吉岡・青山 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B21D |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは,自動車交通流を中心として,微視的・巨視的な交通状態とその表現方法,渋滞の発生と渋滞の延伸・解消,歩行者や自転車の交通流特性,交差点の交通容量などの基礎的な知識を修得し,実際に対応できる交通技術者としての能力を養うことです. 本科目は,学科の学習・教育到達目標A〜I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち,D「専門応用学力」の達成に主体的に関与する重要な科目です. 具体的な学習目標は以下の通りです。 (D)専門応用学力 ・微視的状態と巨視的状態の表現について理解できていること. ・待ち行列理論を用いて渋滞の大きさを表現できること. ・流量保存則(q=k・v)と渋滞の延伸・解消速度について説明できること. ・道路の交通容量の種類とその算出方法について理解できていること. ・歩行者・自転車交通流の基本特性について理解できていること. ・交通事故渋滞等の現象について理解できていること. |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は演習を交えて行います. なお,本科目は技術士を有する実務経験のある教員が実務での適用を念頭に置きながら講義を行います. |
履修条件 | 専門教育科目,両コース必修科目 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当します. |
授業計画
第1回 | 交通流の状態とその表現(1):微視的状態量/Time-Space Diagramを用いた交通状態の表現(吉岡) | 【事前学習】当該内容について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
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第2回 | 交通流の状態とその表現(2):巨視的状態量/交通量・密度・速度を用いた交通状態の表現(吉岡) | 【事前学習】当該内容について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第3回 | 交通流の状態とその表現(3):交通流率・密度・速度との関係(吉岡) | 【事前学習】当該内容について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第4回 | 交通流の状態とその表現(4):交通流基本図による渋滞解析(吉岡) | 【事前学習】当該内容について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第5回 | 交通流の状態とその表現(5):累積交通量図による渋滞解析(吉岡) | 【事前学習】当該内容について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第6回 | 交通流の状態とその表現(6):その他の表現方法,CTM(吉岡) | 【事前学習】国土交通省・各道路会社のHPなどより各種渋滞対策について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第7回 | 復習テスト(1):第1回~第6回の復習テスト(吉岡) | 【事前学習】これまでの授業内容を事前学習しておくこと. 【事後学習】テストの解説を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第8回 | 自動車交通流の実際(1):交通流の変動と分布(青山) | 【事前学習】当該内容について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第9回 | 自動車交通流の実際(2):微視的交通状態(青山) | 【事前学習】当該内容について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第10回 | 交通容量(1):交通容量の種類と定義,単路部の交通容量と計画・設計への適用(青山) | 【事前学習】当該内容について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第11回 | 交通容量(2):信号交差点の交通容量と飽和交通流率,信号制御の基本と交差点需要率(青山) | 【事前学習】当該内容について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第12回 | 交通容量(3):無信号交差点の交通容量(青山) | 【事前学習】当該内容について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第13回 | 自動車の走行性能・歩行者・自転車交通流の特性(青山) | 【事前学習】当該内容について予習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第14回 | 復習テスト(2):第8回~第14回の復習テスト(青山) | 【事前学習】これまでの授業内容を事前学習しておくこと. 【事後学習】配布プリントとともに,授業内容を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第15回 | 理解度確認試験および解説(青山・吉岡) | 【事前学習】これまでの授業内容を事前学習しておくこと. 【事後学習】テストの解説を十分理解しておくこと. | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
その他
教科書 |
教科書は使用しません.
授業教材はCST-VOICEにアップします.
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参考書 |
一般社団法人 交通工学研究会 『参考資料①「道路交通技術必携2024」』 丸善出版 2024年
一般社団法人 交通工学研究会 『参考資料②「平面交差の計画と設計 基礎編」』 丸善出版 2017年
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成績評価の方法 及び基準 |
全体的な知識の理解度を,理解度確認試験により評価します. 学習目標を達成するために,全ての授業回で出席することを原則とし,出席が80%に満たない場合は採点対象としない。 |
質問への対応 | 質問等はオフィスアワーおよびE-mailにて対応する. |
研究室又は 連絡先 |
青山:交通計画研究室 7211室 aoyama.eri@nihon-u.ac.jp 吉岡:運輸交通計画研究室 744室 yoshioka.keisuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:15 ~ 13:00 吉岡
火曜 船橋 12:00 ~ 13:00 青山
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学生への メッセージ |
今後受講する道路交通に関する授業の基礎となる科目です.交通を科学しよう. |