2024年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | マーケティング・リサーチ | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 伊東・小早川・吉岡 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B22F |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目では、マーケティングおよびマーケティング・リサーチに関する基礎を理解するとともに、マーケティング技法とその実際について、流通業や交通業などの事例を通して学びます。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用力」、F「コミュニケーション能力・ファシリテイト能力」、H「計画的遂行能力」の達成に主体的に関わる科目です。また、I「デザイン・総合力」の達成に補足的に関わる科目です。 具体的な学習目標は以下のとおりです。 (D)専門応用力 ・マーケティング技法である消費者のセグメンテーションや製品のポジショニングの概念を理解し、クラスター分析や主成分分析などの多変量解析を用いて、これらの技法を実践できること。 ・オープンデータやフリーGISソフトを駆使して、ある地域の主題図の作成・空間演算・バッファリング等といった空間情報処理を行うことができること。 (F)コミュニケーション能力・ファシリテイト能力 ・マーケティングに関する演習課題において、学習したマーケティング技法を用いて客観的・科学的に説明でき、議論できること。 (H)計画的遂行能力 ・マーケティングに関する演習課題に対して、自らが問題点や対象を発見し、計画的にデータの収集・分析・発表資料の作成を実行できること。 (I)デザイン・総合力 ・対象地域の地理情報に関する分析を通して、公共交通に関する課題の抽出や改善策を提案できること。 |
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授業形態及び 授業方法 |
【対面授業】 講義と並行して演習も実施する (ノートPCを持参のこと) |
履修条件 | 専門科目、マネジメントコース必修、エンジニアリングコース選択 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・6・7・8及びCP1・3・4・5・6・7・8に該当しています。 |
授業計画
第1回 | <イントロダクション> 交通分野におけるマーケティングの必要性、ソーシャルマーケティングの適用を概説する。 | 【事前学習】マーケティングの基本事項を調べて予習すること。 【事後学習】講義内容を復習し、交通マーケティングの基本概念を確認し理解すること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
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第2回 | <マーケティング入門> マーケティングの基礎、マーケティングの基本課題、マーケティングの進め方、プロダクト・マネジメントにおける代表的な理論を概観する。 | 【事前学習】マーケティングの基本概念を調べて予習すること。 【事後学習】講義内容を復習し、理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第3回 | <マーケティング・リサーチの戦略と方法> マーケティング・リサーチの重要性、マーケティング・リサーチに使用される代表的なデータの特性・取得方法・分析方法を解説する。 | 【事前学習】マーケティング・リサーチの基本事項を調べて予習すること。 【事後学習】講義内容を復習し、理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第4回 | <メーカーのマーケティング・リサーチ> 消費者セグメンテーション、製品のポジショニング、製品・サービスの評価に関するマーケティング・リサーチの分析方法について解説する。 | 【事前学習】メーカーのマーケティング・リサーチに関して調べて予習すること。 【事後学習】講義内容を復習し、理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第5回 | <流通分野のマーケティング・リサーチ> 小売店舗の商圏分析に関するマーケティング・リサーチ手法であるハフ・モデルについて解説する。また、商品の販売量の推定に関する演習を行う。 | 【事前学習】流通分野のマーケティング・リサーチに関して調べて予習すること。 【事後学習】講義内容や演習課題を復習し、理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第6回 | <マーケティング・リサーチ演習> マーケティング・リサーチ手法の一つであるコンジョイント分析について解説し、数量化Ⅰ類を用いた演習を行う。 | 【事前学習】マーケティング・リサーチ手法に関して調べて予習すること。 【事後学習】演習課題の内容を復習し、理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第7回 | <GISを利用した地域分析1> エリアマーケティングに用いられるGISの基礎を解説する。マーケティングに使用するオープンデータの取組みなどについて触れる。 | 【事前学習】GISについて調べて予習すること。 【事後学習】講義の内容を復習し、理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第8回 | <GISを利用した地域分析2> GISや地理情報データに関する基礎概念などを解説する。 | 【事前学習】前回の講義内容に基づいて、GISについてさらに調べて予習すること。 【事後学習】講義の内容を復習し、理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第9回 | <GISを利用した地域分析の演習1> フリーGISソフトを用いた実習を行う。GISの基本操作、主題図の作成手順、表現方法を理解する。 | 【事前学習】第7回、第8回の講義内容を十分に理解し、演習の準備を行うこと。 【事後学習】演習の内容を復習し、操作方法や基礎概念の理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第10回 | <GISを利用した地域分析の演習2> フリーGISソフトを用いた実習を行う。メッシュデータの扱い方、統計値の算出、テーブル結合など。 | 【事前学習】前回までの演習内容を十分に理解し準備を行うこと。 【事後学習】演習の内容を復習し、操作方法や概念の理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第11回 | <GISを利用した地域分析の演習3> フリーGISソフトを用いた実習を行う。色分け図の作成、属性データの演算など。 | 【事前学習】前回までの演習内容を十分に理解し準備を行うこと。 【事後学習】演習の内容を復習し、操作方法や概念の理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第12回 | <GISを利用した地域分析の演習4> フリーGISソフトを用いた実習を行う。空間演算、バッファリングなど。 | 【事前学習】前回演習内容を十分に理解し準備を行うこと。 【事後学習】演習の内容を復習しながら、提出課題の演習を行うこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第13回 | <GISを利用した地域分析の演習5> フリーGISソフトを用いた実習を行う。テキストデータの取り込み、表現方法の工夫など。 | 【事前学習】交通のマーケティング戦略について事例を調べて予習を行うこと。 【事後学習】講義の内容を復習し、理解を深めること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第14回 | <課題レポートの作成> これまでに学んだGISの分析手法を用いて、公共交通の課題に関するレポート作成を行う。 | 【事前学習】これまでに習得した分析手法を整理しておくこと。 【事後学習】課題レポートの内容を復習し、習得事項の整理を行うこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第15回 | 理解度確認試験および解説 | 【事前学習】これまでの授業の内容を復習しておくこと。 【事後学習】試験の内容を復習すること。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
その他
教科書 |
教科書は使用せず、講義・演習でプリントを配布する。
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参考書 |
フィリップ・コトラー(著),ケビン・レーン・ケラー(著),恩藏直人(監修),月谷真紀(翻訳) 『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』 ピアソン・エデュケーション 2008年 第12版
高橋重雄・三条和博・井上孝・高橋朋一 『事例で学ぶGISと地域分析―ArcGISを用いて』 古今書院 2005年
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験60%、演習課題40%(前半20%、後半20%)の配点で総合的に評価し、GPA基準にもとづいて合否を判定する。 学習目標を達成するために,全ての授業回で出席することを原則とし、出席が80%に満たない場合は採点対象としない。 |
質問への対応 | メールにて随時受付。またはオフィスアワーに研究室にて対応。 |
研究室又は 連絡先 |
吉岡(運輸交通計画研究室:7号館744室)yoshioka.keisuke@nihon-u.ac.jp 伊東(交通環境研究室:7号館738)ito.hideyuki@nihon-u.ac.jp 小早川(交通計画研究室:7号館7211)kobayakawa.satoru@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 吉岡
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00 伊東
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 小早川
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学生への メッセージ |
身近な商品や店舗、日頃から利用する交通機関も、マーケティングの視点からみると新しい発見があります。 |