2024年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 交通システム工学総合演習 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 石坂・伊東 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B24D |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは,土木・交通技術者として必要な基礎的知識の習得を確認することです。 土木技術検定試験(兼土木学会認定2級土木技術者資格審査)(土木材料・施工・建設マネジメント、構造工学・地震工学・維持管理工学、地盤工学、水工学、土木計画学・交通工学、土木環境システム)と、交通工学研究会認定TOP試験(交通調査、交通流現象、道路の設計、交通の管理と運用、交通渋滞対策、交通安全、道路の計画と管理の分野)の合格レベルに到達することを目標とします。 本科目は,学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち,D「専門応用学力」、F「コミュニケーション能力・ファシリテイト能力」の達成に重要な科目です。E「生涯自己学習能力」の達成にも関与する科目です。 具体的な学習目標は以下の通りです。 (D)専門応用学力 土木技術検定試験(兼土木学会認定2級土木技術者資格審査)の合格に相当する知識や技術を身に着ける。 交通工学研究会認定TOP試験の合格に相当する知識や技術を身に着ける。 (E)生涯自己学習能力 これまで学んできた専門科目の知識を本科目で深め、繰り返すことで継続的な学習の必要性を理解し、その学習を継続させる習慣を身に付け実践することができる。また、得られた知識のみではなく、継続して新たな知識を身に着けることができる能力を身に着ける。 (F)コミュニケーション能力・ファシリテイト能力 インセンティブ地域調査プロジェクト等を通して、他者の発表内容を理解し、発表に対する自身の考えを整理し、主張したい内容を相手に的確に説明・質問することができる。また、相手の回答を理解し、合意形成に向けた討議を繰り返し行うことができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
演習・テスト+解説+講義 授業方式は「対面講義」を原則として実施する。 毎回の講義で基礎知識を測るための確認テストを実施するため、必ず予習すること。 CST-VOICEにて指示された予習内容について,講義前に予習レポートを提出すること。 交通技術資格(TOP)試験(受験日は後日連絡)は学科受験(受験料は学科負担)を実施予定。 土木技術検定試験を受験する場合は自己負担となること。 |
履修条件 | これまで学んだすべての科目内容 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・6・7・8及びCP1・3・4・5・6・7・8に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 第1編 交通調査(道路交通関連統計調査、交通現象調査、統計の基礎) 【交通技術資格(TOP)出題分野】 担当:吉岡先生 関連科目:交通総論,交通システム計画,交通現象解析,数理統計学 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
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第2回 | 第2編 交通流現象(自動車・自転車・歩行者の特性、自動車交通流の基礎、自動車交通流の微視的現象、自転車・歩行者の交通流) 【交通技術資格(TOP)出題分野】 担当:菊池先生 関連科目:交通流理論、交通制御 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第3回 | 第3編 道路の設計(道路構造の設計条件、道路の横断構成、線形、平面交差、立体交差) 第7編 道路の計画と管理(第7章 道路の管理) 【交通技術資格(TOP)出題分野】 担当:青山先生 関連科目:道路工学 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第4回 | 第4編 交通の管理と運用(交通管理の考え方、交通規制、道路標識・路面標示、交通信号) 【交通技術資格(TOP)出題分野】 担当:吉岡先生 関連科目:交通制御、交通流理論 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第5回 | 第4編 交通の管理と運用(道路交通情報、路上工事区間、鉄道等との平面交差(踏切道)) 第5編 交通渋滞対策(交通運用による渋滞対策、交通需要マネジメントとモビリティ・マネジメント、交通シミュレーションによる交通渋滞対策の評価) 【交通技術資格(TOP)出題分野】 担当:石坂先生 関連科目:交通制御、交通安全 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第6回 | 第6編 交通安全(交通事故の分析、交通事故対策、対策の効果評価) 【交通技術資格(TOP)出題分野】 担当:小早川先生 関連科目:交通安全 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第7回 | 第7編 道路の計画と管理(道路の計画、交通需要予測、道路交通容量の設計、道路上の公共交通と道路関連施設、交通マネジメント、道路事業の評価)*道路の管理は第3回の中で実施 【交通技術資格(TOP)出題分野】 担当:福田先生 関連科目:交通総論、都市計画I、交通システム計画、交通需要予測、道路工学、交通事業論、交通環境工学、交通経済学、ロジスティック概論 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第8回 | TOP試験の出題範囲に対して学習理解度確認テストを実施する(最終確認試験) 不合格者は以降、 CST-VOICEにて最終確認試験を継続的に受験すること。 担当:谷口先生、山中先生、吉岡先生(全体取りまとめ:3年生担任) | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第9回 | インセンティブプレゼンテーションの評価 担当:教員全員 | 【事後学修】評価シートを作成して提出すること | 【事後学修】1時間 |
第10回 | 建設材料(鋼材、コンクリート材料、瀝青材料) 【土木技術検定試験出題分野】 担当:谷口先生 関連科目:建設材料 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第11回 | 構造工学(基礎力学、構造力学、コンクリート構造、鋼構造) 【土木技術検定試験出題分野】 担当:谷口先生 関連科目:基礎力学Ⅰ・Ⅱ、構造力学Ⅰ・Ⅱ、構造力学演習、コンクリート構造、橋梁及び鋼構造演習 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第12回 | 土木環境システム(交通環境(大気・騒音振動含む)、土壌・水環境、都市衛生、環境保全、廃棄物) 【土木技術検定試験出題分野】 担当:伊東先生 関連科目:交通環境工学 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第13回 | 水工水理学(水理学、流体力学、水文学、河川、海岸、海洋、港湾) 【土木技術検定試験出題分野】 担当:山中先生 関連科目:水理学 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第14回 | 国土計画・空間情報(土木計画、国土計画、測量、GIS、景観・デザイン、土木史) 【土木技術検定試験出題分野】 担当:佐田先生・江守先生 関連科目:景観デザイン工学、空間情報工学、測量学 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
第15回 | 地盤工学(地盤材料、地盤力学、基礎構造、地盤環境、地盤防災) 【土木技術検定試験出題分野】 担当:峯岸先生 関連科目:地盤力学、地盤・基礎構造、道路工学 | 【事前学修】 CST-VOICEに掲載する予習レポートを実施して講義前に提出すること 【事後学修】講義での内容を復習レポートにまとめて次回提出すること | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】0.5時間 |
その他
教科書 |
『道路交通技術必携2024』 (一社)交通工学研究会 丸善出版 2024年
特になし。
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参考書 |
『土木学会認定2級土木技術者資格 関連書籍』
特になし。
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成績評価の方法 及び基準 |
交通工学研究会認定TOP試験結果もしくは土木学会の土木技術検定試験の合否,および毎回講義ごとに該当分野の知識の理解度を演習・テストにより総合的に評価する。 総合評価の重みは、演習・テスト(90%)、プレゼンテーションの評価(10%)とする。交通工学研究会認定TOP試験、土木学会の土木技術検定試験のいずれかの合格者は、演習・テストの評価を満点とする。 採点対象の条件は以下に示す通りである。 ・TOP試験の学習理解度確認テスト(最終確認試験)を必ず合格すること。 ・交通工学研究会認定TOP試験もしくは土木学会の土木技術検定試験のいずれかを受験すること。 ・学習目標を達成するために全ての授業回で出席することを原則とし、出席が80%に満たない場合は採点対象としない。 ・TOP試験の正答率が合格基準に達しない学生は別途課された課題レポートを提出すること。 |
質問への対応 | 各講義内容に関しては担当教員が、全般に関しては3年生担任が担当する. |
研究室又は 連絡先 |
3年担当の連絡先 谷口(鉄道構造研究室 7111):taniguchi.nozomu@nihon-u.ac.jp 山中(地盤工学研究室 717):yamanaka.kouichi@nihon-u.ac.jp 吉岡(運輸交通計画研究室 744):yoshioka.keisuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 吉岡
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 谷口
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 山中
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学生への メッセージ |
各試験に受かるように勉強を進めること。 |