2024年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | プロジェクトマネジメント | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 佐田・岩坂 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B31B |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、土木、建築、交通等のインフラ施設整備における建設事業の進め方について基礎的な知識を習得し説明することができることを目標としています。建設事業を遂行する際の仕事の進め方について、計画・調査段階、設計段階、入札・契約段階、施工段階および維持管理段階など、一連のプロセスを勉強し、実務概要を理解することを目指します。 本科目は学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」とG「チームワーク力・実践能力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。またB「技術者倫理」の達成に補足的に関与する科目です。 <具体的な学習目標> (D)専門応用力 ・建設プロジェクトの計画・調査、設計、入札・契約、施工、維持管理の各段階の業務を理解して説明できる。 ・アセットマネジメントに必要な工学的な知識を理解し説明できる。 ・アセットマネジメントに必要な経済学的な知識を理解し説明できる。 (G)チームワーク力・実践能力 ・公共事業におけるマネジメントの実務を理解し説明できる。 ・民間事業・PFI事業におけるマネジメントの実務を理解し説明できる。 (B)技術者倫理 ・マネジメント実務における職業倫理に関する考え方を理解して説明できる。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを用いて対面授業を行います。なお、1回、2回、4回、6回、8回、12回、14回の講義は建設会社で実務経験のある教員が実務での適用を念頭に置きながら講義を行います。 |
履修条件 | 専門教育科目、両コース共通、エンジニアリングコースは選択、マネジメントコースは必修。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・6及びCP1・3・4・5・6に該当しています。 |
授業計画
第1回 | プロジェクトマネジメントとは(佐田) ガイダンス/プロジェクトマネジメントの重要性 | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
---|---|---|---|
第2回 | プロジェクトマネジメントの基礎(佐田) マネジメントの基礎知識/マネジメント実務における職業倫理 | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 設計段階でのプロジェクトマネジメント(岩坂) コンサルタント業の概要/企画・調査・設計業務/社会変化と業務拡大プロジェクトのマネジメントの概要 | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | 建設プロジェクトのサイクルと参画者/建設生産の発注システム(佐田) 第1回レポート課題出題(第6回授業で解説) | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 入札・契約段階でのプロジェクトマネジメント(岩坂) 建設業の概要/業者の選定(入札方式(コンサル・建設))/合意と約束(契約)/契約図書 第2回レポート課題出題(第7回授業で解説) | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 計画・調査段階でのプロジェクトマネジメント(佐田) 社会ニーズと建設プロジェクトの企画/事業化分析と事業評価/公共事業のマメジメント | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 土木構造物・建築物等の施工段階でのプロジェクトマネジメント(岩坂) 管理項目(QCDSME)と相反律/Q:品質(統計と規格)/修正と改善(PDCA) | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 維持管理段階でのプロジェクトマネジメント(佐田) メンテナンスにおけるマネジメント/アセットマネジメント | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | 土木構造物・建築物等の施工管理の方法(岩坂) C:原価(見積と予算)/D:工程(具体手法)/SME:要点/ICTとの融合 | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | 土木構造物・建築物等の施工管理の応用-異業種に学ぶ①-(岩坂) 自動車業界の生産方式の概要と、建設施工管理との比較や応用 第3回レポート課題出題(第13回授業で解説) | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | PFI事業におけるコンセッション方式の実例(岩坂) 日本のコンセッション事業の紹介/DX時代におけるプロマネの進化 | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | メンテナンスマネジメントに必要な工学的知識(佐田) 点検と健全度診断技術/インフラの寿命/劣化予測技術/補修・補強技術 第4回レポート課題出題(第14回授業で解説) | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 施工管理の応用-異業種に学ぶ②-(岩坂) 自動車業界の生産方式に関するレポートの紹介・講評・議論と補足 | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | メンテナンスマネジメントに必要な経済学的知識(佐田) 予防保全と事後保全/ライフサイクルコスト | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | 平常試験と解説 平常試験と解説を実施する。本科目に関連する学習・教育到達目標及び具体的な能力が身についていることを確認する。 | 【事前学修】授業内容に関する参考図書等を読んでくること。 【事後学修】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 |
『プリント使用』
|
---|---|
参考書 |
小林康昭 『建設マネジメント』 山海堂 2005年
中川良隆 『建設マネジメント実務』 山海堂 2002年
|
成績評価の方法 及び基準 |
数回の講義ごとに4回のレポート課題により理解度を評価します。また、全体的な知識の理解度を平常試験で評価します。総合評価は平常試験(60%)、4回のレポート課題(40%)の配点とし、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行います。 学習目標を達成するために、全ての授業回で出席することを原則とし、出席が70%に満たない場合は採点対象としません。(正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可します。) |
質問への対応 | 佐田:授業終了後に教室で質問を受け付ける。または、オフィスアワーに研究室で受け付ける。または、メールで受け付ける。sada.tatsunori@nihon-u.ac.jp オフィスアワー:火曜日・12時30分~13時00分・水曜日・12時30分~13時00分・船橋校舎7号館7212室 岩坂:授業終了後に教室で質問を受け付ける。 または、メールで受け付ける。iwasakat@jcity.maeda.co.jp |
研究室又は 連絡先 |
7号館7212室(空間情報研究室) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00
|
学生への メッセージ |
建設事業の内容や進め方について、自分で資料を調べて考えて欲しい。 |