2024年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 地盤力学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 峯岸 邦夫 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B32D |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは,地盤に関して土の基本的性質,透水現象,毛管現象 ,圧密現象,土のせん断に関する基本的事項を学び実務応用に必要となる知識を習得し,自然環境保全や様々な建造物の基礎地盤に対して適切な調査・試験・設計方法を選択し施工法を適用するための基礎的能力を養うことです。 この学修は,交通インフラ(道路,鉄道,空港,海港等の施設構造物)や建築物の基礎地盤に関する計画・設計・施工・維持管理ならびに地盤災害の防災対策などに必要な能力を養うための基礎となります。本科目は,学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち,D(専門応用力)の達成に重要な科目となります。また,C(専門基礎学力)の達成にも関連する科目です。 具体的な学習目標: 地盤に関して土の基本的性質,透水現象,毛管現象,圧密現象,土のせん断に関する基本的事項を学び実務応用に必要となる知識を習得し,自然環境保全や様々な建造物の基礎地盤に対して適切な調査・試験・設計方法を選択し施工法を適用するための基礎的能力を養うことを目的とする。 (C)専門基礎学力 〇 ・土を相構成について十分理解することができる。 ・土の基本的な物理的性質を十分に理解することができる。 (D)専門応用力 ◎ ・地盤に関して土の透水現象,毛管現象,圧密現象,土のせん断に関する基本的事項が理解できる。 ・土の基本的な力学的特性を理解した上で、土を地盤材料として適切に使用することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書を中心に補足を加えながら講義を進め,理解を助けるために適宜課題演習を行います。 演習については,提出後,講義内で解説を行います。 授業方法は,対面式で授業を行うこととします。 |
履修条件 | 専門教育科目,エンジニアリングコース,マネジメントコースともに必修科目。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 地盤力学とその関連学問体系,交通地盤工学と地盤力学の関係,地盤力学の成り立ち | 【事前学習】教科書pp.1-22をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
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第2回 | 土の基本的性質及び物理的性質の概説,土の相構成,土の骨格構造 | 【事前学習】教科書pp.22-40及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理、確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第3回 | 土の粒度,土のコンシステンシー | 【事前学習】教科書pp.40-56及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第4回 | 締固め原理,地盤材料の工学的分類,土の透水,ダルシーの法則,透水係数 | 【事前学習】教科書pp.56-69及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第5回 | 透水係数の推定,浸透水圧,ボイリング | 【事前学習】教科書pp.69-77及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第6回 | 流線網,浸透水圧,毛管現象,凍上現象 | 【事前学習】教科書pp.77-98及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第7回 | 圧縮と圧密,圧密のメカニズム,間隙水圧と有効応力 | 【事前学習】教科書pp.99-108及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第8回 | 圧密沈下量と圧密時間の算定(1) | 【事前学習】教科書pp.108-118及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第9回 | 圧密沈下量と圧密時間の算定(2),自然地盤における圧密現象,圧密試験 | 【事前学習】教科書pp.118-129及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第10回 | 地盤内の応力状態,モールの応力円 | 【事前学習】教科書pp.130-135及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第11回 | 地盤材料の破壊規準,強度定数,せん断試験 | 【事前学習】教科書pp.135-149及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第12回 | 砂質土と粘性土のせん断特性(1) | 【事前学習】教科書pp.150-164及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第13回 | 砂質土と粘性土のせん断特性(2),クリープ,レオロジー,講義のまとめ | 【事前学習】教科書pp.150-169及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
第14回 | 理解度確認試験の実施 | 【事前学習】教科書pp.1-169及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。また,図書館等で関連書籍を調べておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書を読み返して講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
第15回 | 理解度確認試験の解説、土圧について | 【事前学習】教科書pp.170-186及びCST-VOICEで配信した資料(PPTファイル)をよく読み理解をしておくこと。 【事後学習】講義ノート,CST-VOICEで配信した資料(PPTファイル),教科書,理解度確認試験の解説を参考に講義の内容を整理,確認しておくこと。 | 【事前学習】120分 【事後学習】120分 |
その他
教科書 |
箭内寛治,淺川美利 『土質工学』 わかり易い土木講座6 彰国社 2009年 第3版
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参考書 |
(社)地盤工学会 『土の活用法入門』 入門シリーズ27 丸善(株) 2003年 第1版
(社)地盤工学会 『地盤工学入門』 入門シリーズ1 丸善(株) 2000年
(社)地盤工学会 『地盤工学数式入門』 入門シリーズ9 丸善(株) 2001年 第1版
(社)地盤工学会 『土質試験から学ぶ土と地盤の力学入門』 入門シリーズ21 丸善(株) 1995年
山本忠幸、金光寿一、峯岸邦夫 『土木職公務員試験過去問と攻略法』 共立出版 2013年 第1版
その他,科目ガイダンスで説明します。
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の講義の理解度を演習課題等で,また全体的な知識の理解度を理解度確認試験で評価します。 総合評価は通常の演習課題(約30%)及び理解度確認試験(約70%)の状況で,GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行います。学習目標を達成するために、全ての授業回で出席することを原則とし、出席が80%に満たない場合は採点対象としません(正当な理由がある場合に限り,追加課題の提出により許可)。 |
質問への対応 | オフィスアワー時に対応。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:船橋校舎7号館717室 minegishi.kunio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00
水曜 船橋 12:20 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
必要に応じて高校理科(物理)・数学と基礎力学の復習をして欲しい。また,この科目で講義する範囲は,民間企業や公務員の採用試験(専門)で必ず出題されるので,予習復習をしっかり行い理解を深めて欲しい。 |