2024年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 交通システムプロジェクト演習 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 石坂・伊東 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B43F |
クラス | |||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目は、与えられた実社会のフィールドから解決すべき交通問題をチームで発見し、その問題解決に向けたプロジェクトにおいて、各講義で学んだ知識や技術を活用し、その問題を解決するための総合的なデザインを行います。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」、G「チームワーク力・実践能力」、H「計画的遂行能力」およびI「デザイン・総合力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。また、F「コミュニケーション能力・ファシリテイト能力」の達成に補足的に関与する科目です。 学習・教育到達目標に関する具体的な学習目標は次の通りです。 ① D「専門応用力」◎ 地域の状況やこれまでの経緯などを踏まえた制約条件の下で、地域課題を解決する案を導き出すことができる 必修及び各系の選択科目で習得した能力や技術を応用することができる。 ② G「チームワーク力・実践能力」◎ 社会を構成する多様な観点を持つ他者と協働できるチームワーク力・実践能力を養う。 地域の課題を抱える行政団体や地域住民など、多様な観点を持っていることを理解する。 交通計画系、交通環境・情報系、交通基盤系の技術者及び関係者から、テーマを俯瞰したときの異なる観点からの見方の違いを理解する。 他分野との協働を想定して、両コースミックスの班編成とすることで、異なった観点の技術者との協働を実践させる。 ③ H「計画遂行能力」◎ 様々な制約条件などを考慮しながら、演習を計画的に進められる能力を養う。 GWでの目標、目的の設定から実施計画の策定に至るまで、グループ内で実践できるような能力を養う。 ④ I「デザイン・総合力」◎ 地域の課題を抱える行政団体や地域住民の観点からの見方を理解する。 分析結果を踏まえ、地域の歴史、文化、環境に配慮した地域課題改善案を提案することで、持続可能な社会をデザインする能力を養う。 対象地域の船橋市の具体的な課題を抽出し、実フィールドでの問題発見能力と提案能力の強化を図る。加えて、D専門応用能力を活かし、学んだ技術や能力を展開できる能力を養うこととする。 これらは、最終発表を通して表現できるようにする。 ⑤ F「コミュニケーション能力・ファシリテイト能力」〇 GWを通してチーム内、GWや発表を通して他者(ここでは教員)に対する合意形成を図れるような能力を養う。 GWでの各個人の役割の明確化、細分化された個々の活動やそこから生まれる成果などをグループで共有、グループで一つの成果とするための協調できる資質を養う。 また、GWでの活動にPDCAを意識し、その活動の中でチェックとアクションをコミュニケーションで円滑に図れるようにする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面講義でグループワークを中心に実施する。前半は、これまで習得してきた各系ごとの知識や技術を用いて問題発見に資する基礎的な演習をグループ単位で行う。後半は、グループワークでテーマごとに問題点の抽出、改善案の検討、分析、評価を行い、成果発表を行う。 |
履修条件 | 交通需要予測、情報処理、交通環境工学、交通環境解析、空間情報工学、情報通信システム、コンクリート構造、橋梁および鋼構造設計の授業を履修していることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・6・7・8及びCP1・3・4・5・6・7・8に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 対象都市の交通状況・都市交通・政策に関する講義 グループワーク(目標の設定) 及びテーマの提示 | 【事前学修】インターネットや文献等で都市交通・政策に関して自分で整理すること 【事後学修】講義内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
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第2回 | 交通計画系による講義・演習 ・四段階推定法によるネットワーク分析 | 【事前学修】インターネットや文献等で交通需要予測に関して自分で整理すること 【事後学修】講義内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第3回 | 交通環境系による講義・演習 ・地球温暖化ガス及び大気汚染物質排出量の推計 | 【事前学修】インターネットや文献等で交通環境問題に関して自分で整理すること 【事後学修】講義内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第4回 | 交通情報系による講義・演習 ・QGISを用いた地図データの収集と解析に使うデータの作成 | 【事前学修】インターネットや文献等でQGISに関して自分で整理すること 【事後学修】講義内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第5回 | 交通基盤系による講義・演習 ・橋梁の構造設計の基礎(仮) | 【事前学修】インターネットや文献等で橋梁の構造設計に関して自分で整理すること 【事後学修】講義内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第6回 | グループワーク(テーマの提示、問題の抽出、目的の設定) | 【事前学修】インターネットや文献等で対象課題に関する内容について自分で整理すること 【事後学修】グループディスカッションの内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】3時間 |
第7回 | グループワーク(改善案の立案、分析・評価方法の検討)(1) | 【事前学修】インターネットや文献等で対象課題に関する内容について自分で整理すること 【事後学修】グループディスカッションの内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】3時間 |
第8回 | グループワーク(改善案の立案、分析・評価方法の検討)(2) | 【事前学修】インターネットや文献等で対象課題に関する内容について自分で整理すること 【事後学修】グループディスカッションの内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】3時間 |
第9回 | コンセプト発表会(中間発表・プロポーザル) | 【事前学修】インターネットや文献等で対象課題に関する内容について自分で整理すること 【事後学修】コンセプト発表会で指摘された内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】3時間 |
第10回 | グループワーク ・グループ・テーマで分かれて作業を行う | 【事前学修】インターネットや文献等で対象課題に関する内容について自分で整理すること 【事後学修】グループディスカッションの内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】3時間 |
第11回 | グループワーク ・グループ・テーマで分かれて作業を行う | 【事前学修】インターネットや文献等で対象課題に関する内容について自分で整理すること 【事後学修】グループディスカッションの内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】3時間 |
第12回 | グループワーク ・グループ・テーマで分かれて作業を行う | 【事前学修】インターネットや文献等で対象課題に関する内容について自分で整理すること 【事後学修】グループディスカッションの内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】3時間 |
第13回 | IFP発表(テーマ間でのディスカッション) | 【事前学修】インターネットや文献等で対象課題に関する内容について自分で整理すること 【事後学修】IFP発表会で指摘された内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】3時間 |
第14回 | 成果発表準備 ・グループ・テーマで分かれて作業を行う | 【事前学修】インターネットや文献等で対象課題に関する内容について自分で整理すること 【事後学修】グループディスカッションの内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】5時間 |
第15回 | 成果発表とまとめ | 【事前学修】インターネットや文献等で対象課題に関する内容について自分で整理すること 【事後学修】成果発表会で指摘された内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】1時間 |
その他
教科書 |
授業で使用する資料は適宜配布します。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
最終発表、IFP発表、コンセプト発表、各回の演習等を元に採点を行う。発表を通して、D専門応用力、Iデザイン・総合力、Fコミュ・ファシリ能力を評価し、その60%の割合とする。各回における演習等の成果物や取り組みを通して、G チームワーク力・実践能力、H計画遂行能力を評価し、その割合を40%とする。なお、D・I・G・H・Fの評価に関しては他者評価(貢献度評価)を加味して行う。 学習目標を達成するために,全ての授業回で出席することを原則とし,80%以上の出席がない場合は、採点の対象としない(正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可する)。 |
質問への対応 | メールで対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
質問等がある場合は、以下の教員にメールで連絡してください。 石坂:739B室 ishizaka.tetsuhiro@nihon-u.ac.jp 伊東:738号室 ito.hideyuki@nihon-u.ac.jp 江守:745A室 emori.hisashi@nihon-u.ac.jp 山中:717室 yamanaka.kouichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:20 ~ 13:00 伊東
火曜 船橋 12:20 ~ 13:10 石坂
火曜 船橋 12:20 ~ 13:00 江守
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 山中
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学生への メッセージ |
これまでに授業で学修してきた内容を活かし、実社会における交通プロジェクトの問題発見から解決策の提案まで、学生間で協働しながら実践できるように頑張ってください。 |