景観デザイン工学 (B44E)

日本大学理工学部

2024年理工学部シラバス - 交通システム工学科

設置情報

科目名	景観デザイン工学
設置学科	交通システム工学科	学年	2年
担当者	江守・新堀	履修期	前期
単位	2	曜日時限	木曜4
校舎	船橋	時間割CD	B44E
クラス
履修系統図	エンジニアリングコースの系統図確認マネジメントコースの系統図確認

概要

学修到達目標	本科目はカリキュラムの中での位置づけは、社会基盤施設の講義の設計行為の中で、如何にその美しさを含めたエンジニアとして作り上げるかという基本的な概念を習得する事にある。建設分野で、構造物や、それで構成される空間の美しさ、快適性、アメニティ等が重視されるようになり、景観という観点からのものの見方が重要になってきている。景観の基礎的な知識の修得とともに、景観的なものの見方を修得することが、本講義のねらいである。また都市を構成の方法・手法について習得する。まずアーバンデザインの方法について論述し、さらにアーバンデザインのエレメントを取り上げて各論として述べる。引き続いてアーバンデザインのシステムについて「歴史」「防災」「環境」「交通空間」等をキーワードとし論ずる。本科目は、学科の学習・教育到達目標A～Iのうち、以下を満たしている。様々な関係者の意見をまとめてチームとして取り組む力を身につけること（G:チームで仕事をするための実践能力）と美しい都市・地域社会をデザインする総合力を身につけること（I：デザイン・総合力）を到達することが主たる目標となる。その上で、なぜそのような計画設計整備を技術者として担わなければいけないかを理解する（Ｂ：技術者倫理）とともに、また、これらの計画設計に必要な景観にかかわる基本的な専門知識を身につける（Ｄ：専門応用力）ことを目標とする。本授業科目はDP１・３・４・５・６及びCP１・３・４・５・６に該当しています．
授業形態及び授業方法	配布資料と PPTによって講義を進める．実務経験を持つ教員から自らの実務成果をデザイン．計画の解説とともに事例を紹介する（第６．７回）．
履修条件	専門教育科目
ディプロマ・ポリシー（DP）及びカリキュラム・ポリシー（CP）との関連	本授業科目はDP１・３・４・５・６及びCP１・３・４・５・６に該当しています．

授業計画

第1回	景観の概念１　　景観工学とは、景観という現象とデザイン，可視・不可視、視知覚特性、視距離、仰角・俯角、見えの大きさと形、色彩、きめ　等	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第2回	景観の概念２　公共施設のデザイン　デザインの方法、デザインの要素（課題レポートの出題：現地調査およびレポート作成時間600分）	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第3回	景観の計画的捉え方１　景観の類型、景観把握モデル、景観の変化　等	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第4回	景観の計画的捉え方２　景観の予測と評価と分析方法　ゲシュタルト、錯視と奥行　等	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第5回	実務例）景観設計とデザイン実例１　広場・街路のデザイン	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第6回	景観の設計　街路・道路の景観設計　等	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第7回	実務例）景観設計とデザイン実例２　駅と駅前広場のデザイン	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第8回	アーバンデザインの方法－１　都市デザインの歴史・アーバンデザインのシステム　デザイン史----古代、中世、近世	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第9回	アーバンデザインの方法－２　都市デザインの理論１ケビン・リンチの「都市のイメージ」とクリストファ・アレグザンダーの「パターンランゲージ」の都市論	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第10回	アーバンデザインの方法－３　都市デザインの理論２都市の自動車交通・ブキャナンレポート	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第11回	アーバンデザインのエレメント－１　塔・モニュメント・橋----シュライヒ、ミムラム、カラトラバの作品ーーランドマーク・ノード	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第12回	アーバンデザインのエレメント－２　広場・公園・庭園-------ヨーロッパ中世の広場・ランドスケープデザイン	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第13回	交通空間とアーバンデザイン－１　駅と駅前広場・空港と港のデザイン	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第14回	交通空間とアーバンデザイン－２　道路空間・歩行者空間のデザイン	【事前学習】クラスルームに掲載する授業ノートに事前学習から空欄を埋めて読み理解しておくこと【事後学習】講義での内容を個別にノートにまとめておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)
第15回	理解度確認試験とその解説	【事前学習】これまでのまとめを配布するのでそれを学習すること【事後学習】授業ノート（授業での解説）と教科書を読み返し，重要な点や予習でわからなかった点が解決できたかどうかを確認しておくこと	【事前学習】（120分）【事後学習】（120分)

その他

教科書	篠原修編　景観デザイン研究会著『景観用語辞典』彰国社; 増補改訂版 (2007/2/1)年伊澤岬『交通空間のデザイン』彰国社篠原修編　景観デザイン研究会著『景観用語事典』彰国社景観用語辞典と橋梁デザインの実際は、授業だけではなく、将来も参考にする事例が多いためそばに置いておくことを、希望します。伊澤岬著　交通空間のデザイン交通空間のデザインを論じた著書は日本では珍しい．交通をまなぶ学生諸君には一読いただきたい．製図の教科書でもある．
参考書	特になし。
成績評価の方法及び基準	ミニレポート（20%),期間課題レポート(30%)および理解度確認テスト(50%)
質問への対応	江守の研究室のオフィスアワーおいて、質問に対応する。
研究室又は連絡先	問い合わせは江守:移動空間デザイン研究室（7号館2階745A室）emori.hisashi@nihon-u.ac.jp 047-469-5503
オフィスアワー	火曜船橋 12:30 ～ 13:00 江守
学生へのメッセージ	景観工学，デザイン工学は、幅広い知識と経験が必要な学問ですが、皆さんに、どのようにそれぞれの風景・美しい構造物をデザインするのか、実際のデザインなどを通じて、体得してもらいたいと思います．理解度確認試験の比重が高いため，日頃からその準備を行なっておくこと．

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