2024年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 住環境計画 | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 渡壁 克好 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C44P |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 住宅・住環境計画の基本的な考え方と我が国の戦後の住宅・住環境計画の潮流や特徴について理解を深めるとともに、現在の少子・高齢化、脱炭素社会化、ストック重視や市場重視社会の居住のあり方と住宅・住環境計画との関係を考察する。受講後には、我が国の住宅・住環境の概要を説明できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 講義形式を中心として、授業を行う。内容は必要に応じてプリントを配布し、PPTにより解説、及び具体的事例をスライドにて提示する。教科書は特に使用しない。 |
履修条件 | 特になし。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目は、DP1・2・3・5・6及びCP1・2・3・5・6に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 住宅・住環境計画とは ―住宅・住環境計画の概念とこれを支える住宅政策や住宅供給・住宅産業の構造を概説する。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 日本の住宅事情・住環境の状況 ―現在の日本の住宅や住環境を巡る基礎状況と基礎データを解説し、これらを把握・認識するための統計や基礎調査の内容とその重要性を考える。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 住宅・住環境計画の基礎と進め方 ―住宅・住環境計画の基礎的な考え方を学ぶ。これに基づく住宅・住環境の調査、計画条件、計画方針等の基礎知識の習得と計画の進め方を学ぶ。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 日本の住宅政策の変遷と住宅・住環境の推移 ―戦後から安定成長期に至る住宅・住環境政策の変遷を解説し、時代状況に応じた政策理念や政策思潮を認識し、住宅・住環境の特徴を考える。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 公共住宅における住宅・住環境計画(1) ―住宅政策の核となった公営・公団・公社を柱とする公共住宅の概要を理解し、現在までの公共住宅の役割と効果を検証し、住宅・住環境の特徴を考える。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 公共住宅における住宅・住環境計画(2) ―現在の変貌する住宅事情や転換する住宅政策の動向の中で、今後の公共住宅や公共政策のあり方を考え、住宅・住環境の方向を考える。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 住宅市場と住宅・住環境計画 ―現在及び今後の住宅政策の重点となる賃貸市場、中古市場、リフォーム市場の実態を認識し、今後の住宅市場と住宅・住環境計画のあり方を考える。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 住宅の工業化・産業化、住環境政策と住宅・住環境計画 ―住宅生産の工業化、産業化の変遷及び住環境政策を学び、今後の住宅生産、まちづくり政策と住宅・住環境計画のあり方を考える。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 現在の住宅・住環境政策の転換 ―近年大きく変容している我が国の住宅政策の動向を学び、政策理念や政策思潮の転換と「住生活基本計画」を核とした今後の住宅・住環境計画の方向を考える。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 住宅セーフティネットと住宅・住環境計画 ―住宅市場政策への政策の転換に伴う新たな居住貧困の状況の認識と理解の上、住宅と居住福祉との関係や、今後の住宅・住環境計画のあり方を考える。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 高齢社会における住宅・住環境計画 ―社会課題として大きなテーマである高齢化の視点と、さらに進展する高齢化や住宅政策の転換に基づく、住宅供給、住宅・居住事業と今後の住宅・住環境計画のあり方を考える。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 脱炭素社会における住宅・住環境計画 ―今後の脱炭素社会に向けての住宅政策の転換と、これに基づく住宅供給、住宅・居住事業と今後の住宅・住環境計画のあり方を考える。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | ストック型社会の住宅・住環境計画 ―今後の住宅ストックの活用政策やマンションの管理・改修・建替え等のあり方と長期優良住宅等ストック型社会の住宅・住環境計画のあり方を考える。 | 【事前学習】シラバスをもとに講義内容について調べ、質問できるようにしておく。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 地域からの住まいづくりと住宅・住環境計画 ―地方分権等地方の主体性が進む中、地域の住宅政策の実態と展望を認識し、地域居住政策の今後の方向と住宅・住環境計画のあり方を考える。 | 【事前学習】講義内容について調べ、質問できるようにしておく。レポートの準備。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 大規災害と住宅政策(理解度確認) ―東日本大震災等過去の大規模災害と、復旧・復興における住宅や街づくりを題材に、災害時の住宅・住環境計画のあり方を考える。 | 【事前学習】講義内容について調べ、質問できるようにしておく。レポートの準備。 【事後学習】講義の内容を説明できるようにしておく。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
山口幹幸、川崎直宏『人口減少時代の住宅政策』鹿島出版会2015年[978-4306046306]
川崎直宏『これからの住まい』岩波新書 岩波書店2022年[978-4004319245]
基礎知識として各自勉強しておくことが望ましい。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常の授業の取組やレポート提出などを総合して評価する。具体的目安は、平常の授業態度(30%)と中間及び期末に課すレポート(70%) |
質問への対応 | 授業中に理解できないところがあった場合、質問内容を整理し授業終了後に質問すること。 |
研究室又は 連絡先 |
連絡先:ka-watakabe@ichiura.co.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
人が生活を営む場として最も基本的な”器”となる「住宅・住環境」について、あらゆる角度から好奇心をもって自分なりに問いかけ、そのあり方について理解を深めてもらいたい。 |