2024年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 環境工学演習Ⅱ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 橋本 修 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C52M |
クラス | 1組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 音環境を対象として使用目的に応じた快適な建築空間をつくり出すために、建築物の室内音響理論、音響設計、遮音理論、防音技術、振動理論、防振技術などについて、効果的な建築設計・施工を行うための基礎知識を養うことができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業方法としては、環境工学Ⅱの授業項目と関連した演習問題を解き、各項目の理解と応用力を養う。 授業形式:「対面授業」 |
履修条件 | 演習内容は当日の環境工学Ⅱの授業内容と関連しているので、あわせて環境工学Ⅱを受講することが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・6及びCP1・3・4・5・6に該当しています。 |
授業計画
第1回 | (音環境総論)建築環境/空間性能/音環境/室内音響設計/遮音設計/防振設計/居住者反応/要求性能に関する概要について知ることができる。 | 【事前学修】シラバス内容を確認の上、授業に臨むこと。(0.5時間) 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。(0.5時間) | 【事前学修】 (0.5時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
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第2回 | (音の性質/デシベル尺度とデシベル計算(1))音の物理的性質:音波の伝搬、音速・波長・周波数、音圧、音の強さ、音響エネルギー密度/ウェーバー・フェヒナーの法則、音の強さのレベル、音圧レベル、パワーレベルに関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第3回 | (デシベル尺度とデシベル計算(2))聴覚-音のデシベル合成・デシベル分解、暗騒音に関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第4回 | (騒音の影響と評価(1))騒音の評価、周波数特性、周波数分析、A特性音圧レベル、騒音評価指標-騒音レベルに関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第5回 | (騒音の影響と評価(2))点音源及び線音源からの距離によるレベル減衰の算定、また航空機騒音に関する評価法に関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第6回 | (室内の音場(1))拡散音場/平均自由路/音響エネルギー密度/吸音率/等価吸音面積に関する事項を理解し、残響時間の算定に関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第7回 | (室内の音場(2))平均音圧レベル、直接音レベル・反射音レベルを分離した条件でのレベル算定に関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第8回 | 音環境に関する総合演習及びその解説 <総合演習[1]> | 【事前学修】1~7回目までの授業内容を復習し、課題に応答できる理解度をもって授業に臨むこと。 【事後学修】総合演習課題で理解度を確認し、理解不足であった内容を復習によって補うこと。 | 【事前学修】 (1.5時間) 【事後学修】 (1時間) |
第9回 | (遮音と遮音構造(1))透過率と透過損失、総合透過損失、室間音圧レベル差の算定に関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学習】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。(0.25時間) | 【事前学修】 (1.5時間) 【事後学修】 (1時間) |
第10回 | (遮音と遮音構造(2))隣接2室間、建物内⇒外・外⇒内の伝搬パターンにおける遮音量の算定と遮音構造の評価に関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第11回 | (遮音と遮音構造(3))単層壁及び乾式二重壁の遮音特性、建物の遮音計画・遮音構造・遮音材料・遮音基準に関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第12回 | (固体伝搬音の遮断、床衝撃音と床構造)床衝撃音の種類(重量床衝撃音・軽量床衝撃音)とその評価・対策法、また床の曲げ剛性、駆動点インピーダンスの理解、さらに床衝撃音レベルの評価法に関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第13回 | (固体伝搬音の遮断、設備機械の防振)機械防振の理論と防振設計における防振効果量及び防振材の決定に関する算定、防振設計上の留意点に関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第14回 | (体感振動の評価と対策)鉛直振動・水平振動、振動感覚、居住性能評価指針、心理・生理的影響、振動計測に関する演習課題を学修することによって工学的理解を理解を深めることができる。 | 【事前学修】前回までの授業内容で理解できない箇所を質問できるようにまとめ整理しておくこと。 【事後学修】授業内容及び演習について復習し理解を深めること。 | 【事前学修】 (0.25時間) 【事後学修】 (0.5時間) |
第15回 | 音環境に関する総合演習及びその解説 <総合演習[2]> | 事前学修】9~14回目までの授業内容を復習し、課題に応答できる理解度をもって授業に臨むこと。 【事後学修】総合演習課題で理解度を確認し、理解不足であった内容を復習によって補うこと。 | 【事前学修】 (1.5時間) 【事後学修】 (1時間) |
その他
教科書 |
木村 翔 『建築音響と騒音防止計画』 彰国社 第4版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
授業の一環として実施する演習課題(授業内に実施)、総合演習課題(授業時間内にテスト形式で実施)などにより評価する。 以下①②の内容をもとに評価を行う。 ①授業内(8回目・15回目を除く)で実施する演習課題の評価点(30%) ②総合演習(8回目・15回目)で実施する総合演習課題の評価点(70%) なお、新型コロナウィルスの影響等に伴い授業方法が変更になる可能性がある。授業の進め方の変更や連絡は対面授業時またはオンラインにて伝達する。 |
質問への対応 | 質問は授業時に教室にて受けます。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室 タワースコラ S808室 hashimoto.osamu30@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:15 ~ 13:30
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学生への メッセージ |