2024年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | グリーンランドスケープ | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 押田 佳子 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E12N |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | わが国における緑地・公園の制度,機能,役割,整備方法の基本を学ぶ.特に自然,社会システムにおける緑地・公園の重要性について理解し,緑化や自然修復など,生きものを取り扱う技術の特徴について理解できるようにする. |
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授業形態及び 授業方法 |
講義は「対面授業」にて,主としてスライド映写にて実施する. また,各回の講義に対して,その理解度を測るためにレポートを課す. ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて解説する. |
履修条件 | 特にありません. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています. |
授業計画
第1回 | ランドスケープの領域・ランドスケープの歴史と様式➀:本講義で取り扱う全貌, 世界で展開された庭園・造園様式について説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】「ランドスケープの概略」「世界の造園空間」について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習しておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
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第2回 | ランドスケープの歴史と様式②:日本の伝統的なランドスケープ様式について説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】日本の造園空間について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 都市のランドスケープ様式:アメリカンランドスケープや明治神宮造営はじめ,近代以降の都市のランドスケープ様式について説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】都市のランドスケープ様式について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | オープンスペースと緑地:オープンスペースとは何か,緑地の役割や機能とは何かについて説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. 【中間レポート課題の出題】 あなたの出身あるいは住んでいるまちの公園の特徴を都市計画図や緑の基本計画をもとに述べなさい. | 【事前学修】オープンスペースと緑地について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 都市公園:太政官布達第16号から市区改正設計に至る,日本の都市計画と都市公園制度の創設に関して説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】日本の公園制度の歴史について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 自然公園:世界および日本の自然公園制度について説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】自然公園制度について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 様々な造園空間:公園以外の造園空間の種類と設置趣旨などについて説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】様々な造園空間について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること 【レポート課題出題】以降、居住または出身地域の公園設置概況について資料収集などをしておくこと | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | ランドスケープに関わる法制度:ランドスケープに関わる様々な法制度について説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】ランドスケープに関わる法制度について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | ランドスケープデザインに用いる材料:ランドスケープデザインに用いる植栽をはじめとする様々な材料の種類,調達方法などについて説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】ランドスケープデザインに用いる材料について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | 植栽計画と設計:太政官布達第16号から市区改正設計に至る,日本の都市計画と都市公園制度の創設に関して説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】植栽計画と設計について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | 植栽施工:移植や接ぎ木なども含めた植栽施工の手法について説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】植栽施工について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 建築緑化計画:屋上緑化・壁面緑化をはじめ日本の都市緑地に関わる諸制度について説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】建築緑化計画について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 植栽の維持管理:施工後の植栽管理の在り方やパークマネジメントについて説明する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】植栽の維持管理について教科書を参照しておくこと 【事後学修】本講義のレジュメを読み返し,復習すること | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 都市緑地計画の展望:最新の事例について紹介したのち,本講義全体を総括する. 授業毎に課される課題のフィードバックは,次回の講義時に行う. | 【事前学修】近年の造園作品について調べておくこと 【事前・事後学修】これまでの総括として全てのレジュメを参照,整理する | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | 試験とその解説:事前に提出されたレポートの記述傾向,および模範解答について解説する. | 【事前学修】これまでに本講義のレジュメを読み返し,取りまとめておくこと 【事後学修】達成度確認レポート試験問題より,理解が難しい箇所を再確認する | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 |
内山正雄 『都市緑地の計画と設計[ISBN:4395002323]』 彰国社
将来造園や土木の緑化事業に関わることを考えている方には,購入をお勧めします.
また,各回に補足資料を配布しますのでので,適宜活用してください.
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参考書 |
なし
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成績評価の方法 及び基準 |
授業ごとの課題10%,中間レポート30%,試験60%で評価します.なお,11回以上出席していない場合は採点しません. |
質問への対応 | 各回講義の最後に適宜対応する. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 タワースコラ12階1205室(押田研究室) oshida.keiko@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:30 ~ 13:00 押田研究室
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学生への メッセージ |
緑地・環境のデザインは,身の周りの空間から国土空間にわたる多様な空間を対象としています.本講義は,公務員試験(造園職)および2級造園施工管理技士(理論・歴史・法律)の範囲を扱うものであり,まちづくりの立場から捉えた緑地創出・整備のあり方について学びます.試験のために憶えるだけでは身につきませんので,積極的に身近な公園や緑地を訪れることをお勧めします. |