2024年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 福祉環境実験 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 依田・田中(賢) 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4・5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E24M |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 福祉環境を改善するために必要となる人間の特性と対応の理解が目的となります.人間の基本的な諸機能の理解およびその機能が十分発揮されない状態などへの対応方法を理解することが目標です. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 本授業においては,人間の基本的な諸機能およびそれらへの対応方法を取り上げて,それぞれについての理解のために人間と福祉の環境に関わる実験に関わる授業を対面とWebからおこないます.授業内容は,実験①~④と称するの4つのテーマがあり,それぞれが対面とWebの取組み内容を含んでいます.ただし,これらの内容を,実験として実施する際には3つの実験として対面で取組み,指定日時までに各内容の課題レポートを提出します.実験のまとめについても各実験内に含まれていきます. 人と建築に関する実務経験を有する教員から,本学修内容が実務にどのように活かされるのかを実例を挙げて説明する. |
履修条件 | まちづくり人間科学演習の単位を取得していることが望ましい. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・7・8及びCP1・3・4・5・7・8に該当しています. |
授業計画
第1回 | 福祉環境実験の実施上の注意と課題について/筋骨格・神経系の特徴と諸条件による影響について | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
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第2回 | 感覚・循環器系の特徴と諸条件による影響について | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第3回 | 実験①-1 人間工学に基づく運動機能計測:サイズおよび筋力の計測 | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第4回 | 実験①-2 人間工学に基づく運動機能計測:関節可動域の計測と人体テンプレートの作成 | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第5回 | 実験①-3 人間工学に基づく運動機能計測:高齢者の筋骨格系模擬体験による動作の制限の確認 | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第6回 | 実験②-1 移動支援に関する実験:様々な移動支援方法の現状と各種車いすとベビーカーの使用方法 住宅と主とした福祉環境設計の実務経験を有する教員が,移動支援機器の使用を踏まえた空間デザインに関する実験をおこなう. | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第7回 | 実験②-2 移動支援に関する実験:車いすの構造やサイズの計測による車いすテンプレートの作成 住宅と主とした福祉環境設計の実務経験を有する教員が,移動支援機器の使用を踏まえた空間デザインに関する実験をおこなう. | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第8回 | 実験②-3 移動支援に関する実験:・車いすやベビーカーにおける危険な状態の計測 住宅と主とした福祉環境設計の実務経験を有する教員が,移動支援機器の使用を踏まえた空間デザインに関する実験をおこなう. | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第9回 | 実験③-1 視覚・聴覚情報取得に関する実験:様々な場所における明るさの計測 | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第10回 | 実験③-2 視覚・聴覚情報取得に関する実験:・シミュレーションレンズを用いた見え方の比較とその評価方法 | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第11回 | 実験③-3 視覚・聴覚情報取得に関する実験:音の環境測定,聴覚機能の測定,聞こえにくさの体験 | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第12回 | 実験④-1 福祉環境の実例に関する調査実験:福祉環境の実例(屋内および設備などを含む)や改善に関する調査準備(バイタル計測によるデータ) | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第13回 | 実験④-2 福祉環境の実例に関する調査実験:福祉環境調査結果(バイタル計測データによる結果)の集約と報告構成の検討. | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第14回 | 実験④-3 福祉環境の実例に関する調査実験:福祉環境(主に屋外について)に関するテーマに基づいて調査結果(バイタル計測データ)をまとめて発表 | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第15回 | 実験を振り返ってのまとめ報告および講評・解説 | 【事前学修】事前配布資料を理解すること 【事後学修】学修内容をまとめておくこと | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
その他
教科書 |
八藤後猛 『バリアフリー体験ワークブック』 彰国社 第1版
なし
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参考書 |
授業中に適宜指示します.
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(100%)で評価します. 7割以上出席した受講者を評価対象とします. |
質問への対応 | 原則,授業前後およびCST-VOICEから対応します. |
研究室又は 連絡先 |
まちづくり工学科依田,田中,八藤後・牟田研究室 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:20 ~ 12:50 代表:まちづくり工学科依田研究室
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学生への メッセージ |
まちづくりに必要な,人間についての知識を踏まえて,様々な人間の特性およびそれらの人々を受け入れるまちの福祉環境について実験を通じて学びます. 「まちづくり人間科学演習」を履修していると理解が進みます. |