2024年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | ウォーターフロント計画 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 落合・田島・栗本 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E24N |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | ・都市のウォーターフロントは、テンションの高い都市空間にゆるぎを与え、人々に開放感をもたらす新たな都市環境といえます。そのため世界の主要な都市で活発な計画が行われており、本科目では、その要点について事例を豊富に示し、主要事例を通してウォーターフロントの計画・デザインの基礎を学びます。 ・以上を通じて、ウォーターフロント空間の施設計画やデザイン配慮事項を習得することができる。 ・なお、本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
【対面授業】 ・「対面授業」を行う。 ・授業はオリジナルテキストを使用し、その要点や具体事例を文書・写真・図等を用いて動画講義で説明する。 →テキストは教室内で配布するとともに、「CST-VOICE」にアップロードする。 建築士として実務経験を有する教員から,本学修内容が実務にどのように活かされるのかを実例を挙げて説明する(とくに講義11回目以降は、実務経験で得られた事例を用いて概説する)。 |
履修条件 | 都市計画に関する授業を習得しておくことが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 都市のウォーターフロント開発の台頭とその要因及び本講義の概要(担当:田島) | [事前学修]日本のウォーターフロント開発を2事例程度調べ、それらの特徴を把握する。 [事後学修]第1回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
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第2回 | ウォーターフロント開発とは(担当:田島) ウォーターフロントの定義・範囲・空間的特性/ウォーターフロント開発の概要 | [事前学修]配布プリントを読み「ウォーターフロントの定義・範囲・空間特性」を把握しておくこと。 [事後学修]第2回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第3回 | ウォーターフロントの特性(担当:田島) 本講義で扱う水域の特性、ウォーターフロントの関連法規/レポートを出題 | [事前学修]配布プリントを読み「水域の分類別特性、ウォーターフロントの関連法規の種類」を把握しておくこと。 [事後学修]第3回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第4回 | ウォーターフロントの土地利用計画(担当:田島) 土地利用の考え方、水辺の開放、背後地域との連続性、複合的ゾーニング/レポート提出 | [事前学修]配布プリントを読み「ウォーターフロントの土地利用」の特徴を把握しておくこと。 [事後学修]第4回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第5回 | ウォーターフロントのアクセス計画(担当:田島) アクセス計画の考え方、円滑な交通ネットワーク、アクセス施設と周辺環境の調和 | [事前学修]配布プリントを読み「ウォーターフロントのアクセス計画」の特徴を把握しておくこと。 [事後学修]第5回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第6回 | ウォーターフロントの生態計画(担当:田島) 生態計画の考え方、生態系への配慮、生態系の再生と親水性への配慮、ミチゲーション制度 | [事前学修]配布プリントを読み「ウォーターフロントの生態計画」の特徴を把握しておくこと。 [事後学修]第6回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第7回 | ウォーターフロントの水空間計画(担当:田島) 水空間計画の考え方、水空間の規模と特性、水面の利用と演出、水音の活用、涼風の活用と強風への対処 | [事前学修]配布プリントを読み「ウォーターフロントの水面の活用計画」の特徴を把握しておくこと。 [事後学修]第7回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第8回 | ウォーターフロントの景観基本計画(担当:栗本) 景観基本計画の考え方、地形への配慮、歴史環境への配慮、日常景の整備、敷地と周辺の土地利用レイアウト | [事前学修]配布プリントを読み「ウォーターフロントの景観配慮事項」を把握しておくこと。 [事後学修]第8回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第9回 | ウォーターフロントの景観詳細計画(担当:栗本) 景観詳細計画の考え方、水面と街との平面構成、市街地・建築群の断面計画、植栽の活用方法 | [事前学修]配布プリントを読み「ウォーターフロントの建築・施設・植栽レベルの景観配慮事項」を把握しておくこと。 [事後学修]第9回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第10回 | ウォーターフロントのオープンスペース計画(担当:栗本) オープンスペース計画の考え方、連続性の確保、親水空間の創出、眺望性の確保、歴史性・文化性などの活用 | [事前学修]配布プリントを読み「ウォーターフロントのオープンスペース計画の配慮事項」を把握しておくこと。 [事後学修]第10回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第11回 | ウォーターフロントの建築計画(担当:落合) 建築計画の考え方、配置計画、平面計画とデザイン、断面計画、外構計画 | [事前学修]配布プリントを読み「ウォーターフロントの建築計画の配慮事項」を把握しておくこと。 [事後学修]第11回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第12回 | ウォーターフロントの護岸計画(担当:落合) 護岸計画の考え方、ウォーターフロントにおける護岸の意味、平面計画上の要点、安全計画 | [事前学修]配布プリントを読み「ウォーターフロントの護岸計画の配慮事項」を把握しておくこと。 [事後学修]第12回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第13回 | ウォーターフロント開発の成功への要件(担当:落合) 立地的要件と戦略的要件 | [事前学修]配布プリントを読み「ウォーターフロント開発の成功要件」を把握しておくこと。 [事後学修]第13回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第14回 | 理解度確認試験(担当:田島・栗本) | [事前学修]これまでの講義内容の要点をおさらいすること。 [事後学修]理解度確認試験の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
第15回 | 理解度確認試験の講評(担当:落合・田島・栗本) | [事前学修]授業内メモの提出に先立って記述内容を確認・整理すること。 [事後学修]講評内容の要点を整理すること。 | [事前学修]2時間 [事後学修]2時間 |
その他
教科書 |
授業の要点を整理したキーノート(プリント)を配布する。
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参考書 |
授業中に適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験(授業内)70%、授業内メモ・課題(平常点)30%の配分で評価する。 ただし、7割以上出席していない者は、診断書等の特別な理由がない限り、単位認定にならない。 |
質問への対応 | 質問等はEメールにより常時受け付ける。 ただし、匿名のメールは受け付けない。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:タワー・スコラ12階 S1209室 E-mail:落合 ochiai.masayuki●nihon-u.ac.jp(●を@に変更すること) 田島 tajima.yousuke●nihon-u.ac.jp(●を@に変更すること) 栗本 kurimoto.kenichi23●nihon-u.ac.jp (●を@に変更すること) |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:30 ~ 13:10 タワー・スコラ12階:岡田研究室
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学生への メッセージ |
わが国で「ウォーターフロント計画学」を構築した横内憲久先生(日本大学名誉教授)の講義の流れを受けた授業です。 |