2024年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | ユニバーサルデザイン | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 田中・依田 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E24Q |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | ユニバーサルデザインを,人間工学を用いた具体的な成果を通じて理解することが目的である.人間工学を通じたユニバーサルデザインの実現が目標となる. |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業を行います. 内容は,配布資料とパワーポイントを用いて行い,具体事例を交えて授業する. 複数回のレポートおよび最終レポートのフィードバックは次授業回で行う. 建築士としての実務経験をもとに,人間工学を通じたユニバーサルデザインの実現手法について実例を示しながら授業を行う. |
履修条件 | 特にありません. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています. |
授業計画
第1回 | ユニバーサルデザインの概要(担当:依田) -ユニバーサルデザインとその原則を概説する. | 【事前学修】ユニバーサルデザインに関する基本知識を調べ、わからないところを明確にする. 【事後学修】スライド資料等を復習し、UDの原則についての理解を深める. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | ユニバーサルデザインの本質と人間工学(担当:依田) -ユニバーサルデザインの本質の一端と,その理念を具現化するために必要かつ重要な人間工学とのかかわりについて考える. | 【事前学修】ユニバーサルデザインに関する記事や文献などを調べる. 【事後学修】記事や文献を講義内容を踏まえて復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 生活共用品(担当:田中) -日常生活で用いる消耗品や用品のデザインにおける共用品を紹介し,その中から共用品として配慮すべき事項を示すとともに開発の過程での取り組みを紹介する. | 【事前学修】身の回りにある生活共用品を見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる. 【事後学修】共用品や福祉用具の知識を整理して、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 家電製品とユニバーサルデザイン(担当:田中) -家電製品におけるデザインに対して,ユニバーサルデザインの取り組みと具体的な事例を紹介すると共に評価方法などについて考える. | 【事前学修】身の回りにある家電製品を見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる. 【事後学修】スライド資料等を復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 家電製品の操作性とユニバーサルデザイン(担当:田中) -ユニバーサルデザインを用いた家電製品の操作性向上に関して,いくつかの機能を標準化したガイドラインについて考える. | 【事前学修】身の回りにある家電製品を見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる. 【事後学修】スライド資料等を復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 情報機器とユニバーサルデザイン(担当:田中) -情報機器については,ユニバーサルデザインの観点から情報アクセシビリティについて検討を行った具体的な事例について紹介する. | 【事前学修】身の回りにある情報機器を見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる. 【事後学修】スライド資料等を復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 高齢者の住宅(担当:田中) -高齢者に適した住環境を実現するために,高齢者の住環境にける問題点などを明らかにして,住環境改善に向けたユニバーサルデザインの手法や設計方法を考える. | 【事前学修】自宅や大学の周囲にある高齢者の住宅を調べる. 【事後学修】スライド資料等を復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 自動車とユニバーサルデザイン(担当:田中) -自動車におけるユニバーサルデザインの応用事例から,情報伝達,操作性および快適さについて検討するとともに具体的な実験事例を紹介する. | 【事前学修】自動車に関する新聞記事や文献などを調べる. 【事後学修】スライド資料等を復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 共用品開発と人間工学(担当:田中) -人間工学に基づいた様々なデータを明らかにするための評価実験方法や実現されたユニバーサルデザインの評価などをものづくりの視点から考える. | 【事前学修】共用品開発と人間工学に関する新聞記事や文献などを調べる. 【事後学修】スライド資料等を復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | パッケージとユニバーサルデザイン(担当:田中) -パッケージされたものの使いやすさやパッケージを開封する時の利便性を向上するために,ユニバーサルデザインを導入して改善する方法ならびに設計指針について考える. | 【事前学修】身の回りにある様々なパッケージを見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる. 【事後学修】スライド資料等を復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | パッケージの識別表示(担当:田中) -包装や容器の識別性を向上するために,視覚ならびに触覚に訴える改善方法の提案をユニバーサルデザインの視点から考える. | 【事前学修】身の回りにある様々なパッケージを見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる. 【事後学修】スライド資料等を復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 文書のユニバーサルデザイン(担当:田中) -フォントに対してユニバーサルデザインを導入した事例と広告にユニバーサルデザインを導入する時の注意点などを表現の観点から考える. | 【事前学修】身の回りにある広告やチラシなどを見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる. 【事後学修】スライド資料等を復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | 社会とユニバーサルデザイン(担当:田中) -様々な人たちが暮らしやすい社会に向けたユニバーサルデザインの活用として,障がい者や高齢者に配慮した規格や標準化の取り組みについて考える. | 【事前学修】身の回りにあるものからユニバーサルデザインに配慮されたと思われるものなどを調べる. 【事後学修】スライド資料等を復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 総合的検討/総合的なユニバーサルデザインの活用(担当:田中) -個別のユニバーサルデザインの事例を組み合わせて,様々な人たちに対応できる環境づくりとしてのユニバーサルデザインの総合的検討を行う. | 【事前学修】身の回りにあるものからユニバーサルデザインに配慮されたと思われるものなどを調べる. 【事後学修】スライド資料等を復習し、理解度を確認する. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | ユニバーサルデザインから福祉のまちづくりへのまとめ(担当:田中) | 【事前学修】これまでのスライド資料等を復習し、理解度を確認する. 【事後学修】ユニバーサルデザインから福祉の観点でまちづくりにどう展開できるか考える. | 【事前学修】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
授業中に,適宜指示があります.
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参考書 |
依田光正・秋元美咲 『新版 福祉のまちづくりと福祉テクノロジー』 デザインエッグ株式会社 2024年 第2版
ISBN978-4-8150-4172-4
希望する人はAmazon等で入手してください.昨年度までとは異なります.
依田担当分にて使用します.
田中担当分については,適宜指示があります.
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成績評価の方法 及び基準 |
レポートで評価します. 7割以上出席した受講者を評価対象とします. |
質問への対応 | 原則として,各回授業終了時に受け付ける. |
研究室又は 連絡先 |
まちづくり工学科 田中研究室 tanaka.yasushi*nihon-u.ac.jp 依田研究室 yoda.mitsumasa*nihon-u.ac.jp ※*を@にしてください. |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:20 ~ 13:10 田中研究室,依田研究室
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学生への メッセージ |
特定の専門分野に限定せず,様々な分野に取り入れられているユニバーサルデザインを学ぶ姿勢が求められます.障がい者や高齢者を含めて人間に関する知識を,自ら得るように努力してください. |