2024年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 上下水道工学 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 石川 眞 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E54P |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 上下水道に関する基礎的な知識を学ぶ.将来,公官庁,コンサルタントに就職及びゼネコンにおいて官民連携を担当した場合,上下水道工学に関して,業務に必要な基礎的な知識は習得することができる.技術士1次試験(上下水道部門)を在学中に取得することを目指す. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 パワーポイント,配布物を利用した講義形式および演習で行う. |
履修条件 | 水理学を履修していることが望ましい. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当する. |
授業計画
第1回 | オリエンテーション 上水道工学,下水道工学について | 【事前学修】特に必要はない. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する. | 【事後学修】1時間 |
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第2回 | 上水道工学,下水道工学 官民連携(PFI/PPP)について | 【事前学修】日経コンストラクション等で官民連携(PFI/PPP)について,事前に調べる.日経コンストラクションは図書館の雑誌コーナーにある.授業内容を円滑に理解できるように準備する. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 上水道工学,下水道工学 水道法・下水道法(行政法について) | 【事前学修】下水道法を事前に目を通して,授業内容を円滑に理解できるように準備する.下水道法の資料は事前に配布する. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する.また,上水道法第1条から第3条を確認すること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】1時間 |
第4回 | 上水道工学,下水道工学 水環境の基礎科学 水文と水利用 微生物による反応,水質の指標 | 【事前学修】参考書の該当箇所について事前に目を通して,授業内容を円滑に理解できるように準備する. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する. | 【事前学修】1時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 水道工学 上水道基本計画 | 【事前学修】参考書の該当箇所について事前に目を通して,授業内容を円滑に理解できるように準備する. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する. | 【事前学修】:1時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | まとめ演習(1) | 【事前学修】第1回から第4回までの講義内容をよく見直し,理解を深めておくこと. 【事後学修】まとめ演習の内容を振り返り,確認すること. | 【事前学修】4時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 水道工学 上水道施設 | 【事前学修】参考書の該当箇所について事前に目を通して,授業内容を円滑に理解できるように準備する.また,水理学を復習すること.復習する事項は第6回の講義で説明する. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する. | 【事前学修】3時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 水道工学 浄水プロセス及び水道の将来 | 【事前学修】参考書の該当箇所について事前に目を通して,授業内容を円滑に理解できるように準備する. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する. | 【事前学修】1時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | 下水道工学 下水道基本計画 | 【事前学修】参考書の該当箇所について事前に目を通して,授業内容を円滑に理解できるように準備する.第4回における水文と水利用を復習すること. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | まとめ演習(2) | 【事前学修】第5回,第7回から第8回までの講義内容をよく見直し,理解を深めておくこと. 【事後学修】まとめ演習の内容を振り返り,確認すること. | 【事前学修】5時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | 下水道工学 管路施設 | 【事前学修】参考書の該当箇所について事前に目を通して,授業内容を円滑に理解できるように準備する.また,水理学を復習すること.復習する事項は第10回の講義で説明する. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 下水道工学 下水処理 | 【事前学修】参考書の該当箇所について事前に目を通して,授業内容を円滑に理解できるように準備する.また,第4回における微生物による反応,水質の指標を復習すること. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 下水道工学 汚泥の処理処分と利用及び下水道の維持管理と今後の課題 | 【事前学修】参考書の該当箇所について事前に目を通して,授業内容を円滑に理解できるように準備する. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する. | 【事前学修】1時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 下水道工学 下水処理場の配置計画に関する演習 | 【事前学修】第12,13回の復習を行い,演習が円滑に行われるようにすること. 【事後学修】授業内容を振り返り,講義内容をレポート化する. | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第15回 | まとめ演習(3) このまとめ演習の振り返りは,Google Classroomを利用して,オンデマンド形式で行う。 | 【事前学修】第9回,第11回から第14回までの講義内容をよく見直し,理解を深めておくこと. 【事後学修】まとめ演習の内容を振り返り,確認すること. | 【事前学修】6時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 | |
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参考書 |
松尾友矩 他 『大学土木 水環境工学 改訂4版』 オーム社 2023年 第4版
技術士2次試験の参考書にもなる書籍である。なお、講義において,参考書等を利用方法を含め,他の書籍の紹介も行う.更に学習を深めることを希望する者は個別に対応する.
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成績評価の方法 及び基準 |
授業ごとのレポートなどの評価(60%),まとめ演習3回(40%)で評価する。 |
質問への対応 | 授業後に対応する.事前にメールでアポイントメントを取れば,日時・場所を調整して対応することも可能である. |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス: ishikawa.makoto22※nihon-u.ac.jp なお,緊急の場合は窓口教員へ連絡をすること. 窓口教員:後藤浩 教授(駿河台校舎タワースコラS1210室,メールアドレス:gotou.hiroshi※nihon-u.ac.jp) ※を@にすること |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 16:30 ~ 18:30 駿河台校舎講師控室
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学生への メッセージ |
上下水道は普及率だけを考えるとすでに事業は完了に近い.しかしながら,施設の老朽,高度化等の課題があり,事業の継続性が問われている.今後の上下水道技術者は技術力以外にも経営からの視点,PFI,PPP等の新しい制度など,多くのことを学ぶ必要がある.この点も考慮して、就職試験及び技術士1,2次試験にも有効な講義を行う. |