2024年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 機械工学実験ⅡB | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 飯島・関根 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1・2 火曜3・4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F21O F23P |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 機械力学,材料力学,流体力学,熱力学,機械の材料,電気の基礎の基礎科目で学んだ学問が実際にどのような現象に対応するのかを把握する. ①実験テーマの内容,測定装置の原理,実験手順,実験装置全体の基本的な取り扱いを理解し実験が実施できる. ②測定値を整理しグラフや表にまとめ,測定結果から諸現象に関して物理的な考察を行い,実験報告書にまとめることができる. ③教員からの審査を受けることにより,報告書作成と内容報告の一連の流れを学び修め,実験テーマに関連した質問に対して応答できる. |
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授業形態及び 授業方法 |
【対面授業】10名前後の小グループに分け,7テーマの実験を行う. 実験の翌週にはレポートを提出し,教員と1対1または小グループごとの審査を行い,これらを通して内容の理解を深め技術者としての創造性を養う.その際,実務経験を持つ担当教員は,実社会での実例など,この科目で学ぶ内容がどのように応用させるのかを説明する. |
履修条件 | 機械力学I・II,材料力学I・II,流体力学I・II,熱力学I・II,電気の基礎Ⅰを修得していること,および電気の基礎Ⅱを受講していることが望ましい. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3・4・6・7・8及びCP3・4・6・7・8に該当しています。 |
授業計画
第1回 | ガイダンスおよび各実験テーマに関する講義 | 【事前学修】シラバス「機械工学実験ⅡB」を熟読し、実験のテーマ、全体目的、概要、学修到達目標を理解する。 【事後学修】機械工学実験ⅡBテキスト及び実験スケジュールをもとに、実験に必要な基礎知識の確認を行う。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
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第2回 | 1.航空機全備模型を用いた風洞実験(夏季集中授業) 実験場所:船橋校舎風洞実験室、担当者:鈴木康方・菊池崇将・三木悠也 | 【事前学修】テキスト「航空機全備模型を用いた風洞実験」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。 【事後学修】実験結果を整理し、データ解析及び結果まとめを行う。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第3回 | レポート提出及び解説(決められた時間に提出すること,未提出の場合は0点となるので注意) | 【事前学修】実験レポートを作成する。 【事後学修】解説を参考に、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第4回 | 2.球の熱伝達 実験場所:7号館地下1階701号室、担当者:木村元昭 | 【事前学修】テキスト「球の熱伝達」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。 【事後学修】実験結果を整理し、実験レポートを作成する。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第5回 | レポート提出と実験内容に関する審査 | 【事前学修】審査を想定し、実験理論、測定原理、実験結果の考察を説明できるようにする。 【事後学修】審査での質問や意見から、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第6回 | 3.ガソリンエンジンの特性実験 実験場所:船橋校舎・内燃機関実験棟(機械工学科)、担当者:吉田幸司・飯島晃良 | 【事前学修】予習動画を視聴しながら、テキスト「ガソリンエンジンの特性実験」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。 【事後学修】実験結果を整理し、実験レポートを作成する。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第7回 | レポート提出と実験内容に関する審査 | 【事前学修】審査用の実験結果および考察のプレゼンテーションを作成し、実験の考察を説明できるようにする。 【事後学修】プレゼンテーションおよび審査での質問や意見から、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第8回 | 4.振動の実験 実験場所:7号館6階761号室、担当者:平沢隆之 | 【事前学修】テキスト「振動の実験」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。 【事後学修】実験結果を整理し、実験レポートを作成する。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第9回 | レポート提出と実験内容に関する審査 | 【事前学修】審査を想定し、実験理論、測定原理、実験結果の考察を説明できるようにする。 【事後学修】審査での質問や意見から、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第10回 | 5.アナログ演算器による微分方程式の解法 実験場所:7号館7階771室、担当者:市原稔紀 | 【事前学修】テキスト「アナログ演算器による微分方程式の解法」を熟読し、実験の目的、演算回路、実験方法を理解し、手際よく実験ができるように準備する。 【事後学修】実験結果を整理し、実験レポートを作成する。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第11回 | レポート提出と実験内容に関する審査 | 【事前学修】プレゼンテーション(5分程度)・審査を想定し、『どのような実験を行ったのか』、『この実験から何がわかったのか』を要領よく説明できるように準備する。 【事後学修】審査での質問や意見から、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第12回 | 6.トランジスタ 実験場所:7号館7階771号室、担当者:関根太郎 | 【事前学修】テキスト「トランジスタ」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。 【事後学修】実験結果を整理し、実験レポートを作成する。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第13回 | レポート提出と実験内容に関する審査 | 【事前学修】審査を想定し、実験理論、測定原理、実験結果の考察を説明できるようにする。 【事後学修】審査での質問や意見から、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第14回 | 7.センサーの特性実験 実験場所:7号館6階761号室、担当者:千葉 明 | 【事前学修】テキスト「センサーの特性実験」を熟読し、実験の目的、理論、装置、方法を理解する。 【事後学修】実験結果を整理し、実験レポートを作成する。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
第15回 | レポート提出と実験内容に関する審査 | 【事前学修】審査を想定し、実験理論、測定原理、実験結果の考察を説明できるようにする。 【事後学修】審査での質問や意見から、レポート作成方法、考察の在り方を振り返る。 | 事前学修 1時間 事後学修 1時間 |
その他
教科書 |
『機械工学実験ⅡA・ⅡB 2024』 産図テクスト 2024年
上記の教科書はガイダンスにおいて配布する.
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参考書 |
木下是雄 『理科系の作文技術』 中公新書624 中央公論社 2013年 第78版
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成績評価の方法 及び基準 |
各実験テーマごとに実験態度・レポートの内容・審査内容を総合して100点満点として評価された点数を合計し,全テーマ数で除した平均点を100点満点で成績評価します。但し,全ての実験テーマを受講し,レポートを提出し,審査を受けることにより成績評価対象となります. |
質問への対応 | 受講等に関する質問先 ・機械工学科 飯島(iijima.akira@nihon-u.ac.jp) 個々の実験テーマの内容に関する質問 ・各テーマの担当教員(連絡先はガイダンス時に提示します) |
研究室又は 連絡先 |
機械工学科ホームページ参照(http://www.mech.cst.nihon-u.ac.jp),ガイダンス時に担当教員の名簿を配布します. |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 授業計画に記されている審査場所にて各テーマの担当者が対応します.
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学生への メッセージ |
1)よく考え,自分の力で報告書を完成させること. 2)途中放棄しないで最後まで続けること. 3)欠席する場合には,必ず事前に届け出ること.やむを得ない事由により事後の届け出になる場合,速やかに届け出ること. |